「デスパレートな妻たち」集中再放送3週目である。 1日目、つまり第1回と第2回だけ見逃したが、第3話から観始めて、どっぷり嵌まってしまった。 月曜日から木曜日までの深夜(実際には火曜日から金曜日までの午前)の放送なので、録画すれば良いものを、空きテープを探すのが面倒&新しいテープを買うのが勿体無いため、夜更かしして観ているのだ。 それでも朝は普段通りに起きていた。 深夜放送のために家事放棄では、流石に如何なものかと思うからである。 しかし、気を付けていたのに、とうとうやってしまった。
ダーリンの声で目を覚ますと、8時……! 始業時間ではないかっ。 それでも彼は、私を責めない。 「シオンのせいじゃないよ、僕が自分で起きればいいんだし。でも、スヌーズ機能付きの新しい目覚まし、買ってもいい?」 うーん、でもね、スヌーズ付いてても同じ事だと思うよ。 私の事だから、無意識のうちに大元を切って2度寝してしまいそう。
仕方が無いので、彼はすぐに職場に電話を入れ、朝の1時間だけお休みを貰っていた。 ホントにごめん……。
休日、ダーリンと駅ビルに行った。 私の誕生日前後にコンサートがあるというので、誕生日プレゼントとして券を買いに出かけたのだが、ホールでも百貨店の売り場でも、良い席はもう無かったのだ。 駅の売り場で中ほどの席を買い、昼食を摂り、時間があったので駅ビルをふらふらする事に。 「そう言えば、最近シオンに服を買ってあげていなかったなあ。何か買ってもいいよ」 とダーリンは言ってくれたが、殆ど家で過ごすため、新しい服なんて勿体無いと私は思っていた。 しかし、運命の出会いが。 可愛い服だなあとマネキンの前で足を止めると、売り子さんに声をかけられてしまった。 「試着してみませんか」 色はドンピシャ、先日のカラー診断でOKを出された煉瓦色と深緑である。 ダーリンも 「その服ならいいと思うよ」 と言ったばかりではなく、服の飾りの模様を見て、 「いいじゃん、これ、格好いいよ!」 と大層お気に入りの様子……そうか、格好いいのか。 私は変な模様〜と思ったのだが。 やはりその辺の感性は違うようで、その事を改めて再認識したのだった。 試着してみると、やっぱり私によく似合う。 「ああ、やっぱりいいねえそれ」 買っても良いとお許しが出た上、暑くてじんわり汗をかいてしまったので、2着とも買って貰ってしまった。 着るのはタダだしなと思っていたのに、全然タダじゃなかったな。 「ありがと、今度は貴方のお洋服を買いましょうね」 と言ったが、彼は 「ううん、イラナイ。仕事は背広だし、家では部屋着でいいもん。それに、僕は自分の服には興味無いんだよなー」 なのだそうで……いいのかそれで。 矢鱈と自分をプロデュースしたがる男も嫌だけれどな。 でもうちの亭主は、ちゃんと奥さんの事を見ている良い亭主だ。
お会計を見て吃驚。 2万円超えてしまった……ヒィ。 勧められるままにスカートまで買わなくて良かったわあ。
|