天上天下唯我独尊

2006年03月06日(月) 真冬の怪談2006

昨日から首が痛いと訴え、今朝も辛そうに仕事に出たダーリンは、家に帰って来ても変わらずに具合が悪そうだった。
寧ろ、今朝より辛そう……どうしたんだ。
「大丈夫? 晩御飯食べたらすぐお休みになりますか?」
と心配して声をかけたが、首を横に振るだけ。
「顔色も悪いし、さっさと横になったらいいのに〜。明日、病院に行ってみる?」
「ううん、仕事忙しいから無理。それに、多分行っても駄目だと思う」
え。
それってまさか。
ダーリンは続けた。
「今日仕事に行って初めて知ったんだけれど、また死んだんだよね、若いのが」
「ええと、貴方、首が痛いって仰っていたけれど、もしや」
「うん、首吊り。昨日の未明だって」
またかよ!
どうしてこの人はいつもいつも……。
毎度の事で、もう怖いとすら思わなくなってしまった自分がいる。
「で、自殺の理由は?」
「『もう頑張れません』って書き置きがあったんだって。こんな事で自殺するなんてさ」
と、掻い摘んで事情を説明してくれた。
ああ、ダーリン怒っているな。
「うん。悪いけれど、『こんな事』としか思えないね。馬鹿だよねえ、若いのに自分の手で人生の幕を下ろしちゃうなんてさ。それが人生の全てじゃないのに。どうしてそれしか見えなくなっていたかなあ」
全く知らない人の事だが、可哀相にというより、馬鹿だなあとしか思えなかった。
ダーリンも溜め息を吐く。
「ほんとに馬鹿だよ。どうしてこの年代の奴は、弱いんだろう。前にもあったでしょ、死んだ若い奴。同い年なんだよね」
ああ、そうか、あの子も首吊りだった。
彼は遺書も残さず、突然の死に、遺族は酷く苦しんだのだった。
「でも今回は、遺書があっただけまだましだったのかしら……理由が解らないと親御さんも辛いでしょうからねえ」
「そうだね……でもなあ。死ぬほどの事じゃないのに何でだろう」
と、彼は悔しさを滲ませた。

全部森のせいって事でいいですかね。



2006年03月05日(日) ダーリンの歌

鼻歌交じりに掃除をしていたら、歌が出来たので、帰宅したダーリンに聞かせてみた。

 ダーリン ダーリン シオンが好き
 ダーリン ダーリン シオンが好き
 口にゃ出さぬ 照れ屋さんだから
 けれどやっぱり シオンが好き


早速感想を訊いてみた。
「どう?」
「どうって……何でこんな民謡調なわけ?」
「民謡調かなあ。私は童謡調だと思ったんだけれど」
「いっその事、演歌調にしたら?」
とリクエストがあったので、その場で演歌調で歌ってみた。
「マテ。それじゃ最後マイナーにしただけだろ」
クレームをつけられて、私はふくれた。
「何よう。短調の方が演歌らしいと思ったのに。小林幸子っぽいじゃん」
「いっそ、ロック調とかどうよ」
と彼は新たなリクエストをした。
「ロック調……難しいな。貴方、やってみてよ」
ホイ来たとばかりに、お得意のボイス・パーカッションが始まる。

 ズダダダダダダダウォ━━━━━━━━!!
 ズダダダダダダダウォ━━━━━━━━!!

 ダーリン ダーリン シオンが好き(・∀・)

 ズダダダダダダダウォ━━━━━━━━!!
 ズダダダダダダダウォ━━━━━━━━!!


「何それ! 何でオリジナル部分だけ元の速さなの? しかも何故デスメタ」
と私が笑い転げると、彼は
「シオンはつまらない事で笑ってくれるよね。皺が増えるよ!」
と言うのだった。
皺が増えたら貴方のせいですよ!

さあ、あなたも一緒に歌ってみよう。
ダーリン→伴侶の名、シオン→自分の名に置き換えて。


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