天上天下唯我独尊

2006年02月22日(水) 仏教とキリスト教

デンマーク紙がムハンマドの諷刺画を掲載し、イスラム教徒達がそれに反発、あちこちでデモやら焼き討ちやら起こしたもんだからさあ大変。
いつも思うのだが、どうしてイスラム教徒は過剰に反応するのか。
いつだったか、ナイキ社が運動靴に付けた「Air」のロゴがアラビア語の「アラー」に似ており、神を踏み付けにするとは何事だ!とのクレームが付き、製品を回収するという事態があった。
数年前にも、自動車のタイヤの溝の模様がコーランの文章に似ているというクレームにより、やはりその種類のタイヤが回収になっている。
殆どアメリカの訴訟のようないちゃもんとしか思えない。
しかも今回の諷刺画は、イスラム教徒が騒ぎ立てたお蔭で世界的なニュースとなり、デンマークのみならず、ヨーロッパ各国の新聞にも掲載される事となった。
「ここまで来ると、馬鹿かと思うわね。自分達で余計に騒ぎを大きくしているんだもの」
と私が呆れると、ダーリンはこう言った。
「でも、自分達の信じるものを馬鹿にされたんだから、イスラムが怒るのも尤もだよね」
「それは解るけどさ、ここまで来るともう勝手に怒ってれば?って気にもなるわよ。一寸した事で騒ぎ立てるんだもの、馬鹿にもしたくなるわよ。ドラマの「白夜行」では教会を破壊する演出をしていたけれど、キリスト教徒は暴動なんて起こさないでしょ? 流石に聖書の教えを無視してホモにまで寛容なのはどうかと思うけれど、イスラームはいちいち煩い」
しかし彼は、そうかなあと言う。
「貴方って、宗教が嫌いと言うくせに、やけに信者の方を持つのね」
「うん。平和を叫びながらも、戦争を起こしているのは宗教なんだもん。でもさ、この場合は、表現の自由よりも信教の自由の方が優先されるべきだと思う」
「まあね。そりゃ報道する連中は自分達の食い扶持に関係するんだから、表現の自由と叫ぶだろうけれど、私も信教の自由の方を支持するよ。でも、イスラームは騒ぎ過ぎ。過剰反応するから、新聞社だってからかいたくもなるのよ」
それから宗教の話題になり、救われるとはどういう事かという話になった。(因みに、我々夫婦は無神論者ではないが、特に何かの宗教を信奉している訳でもない)
ダーリンは、終わりの日には全ての人が救われるという、仏教の考え方が好きだと言う。
しかし、私はそんなのは許せない。
悪い人も一緒に救われるんじゃあ、それまで善い事をして来た人とのバランスが取れないではないか。
やはり、罪人には罰を与えないと!
そう私が主張すると、私にはよく解らないのだが、
「シオンはキリスト教的だね」
と彼は言う。
「やっぱり僕は、皆一緒に救われる仏教の方がいいなあ」
と言うので、私はフンと鼻で笑った。
「キリスト教と仏教の違いって、何だか知ってる? キリスト教は悩める青年のイメージだけれど、仏教は悟り切った中年のオッサンなんだってよ。加齢臭がするのよ」
貴方にぴったりね、と言うのは止めておいた。



2006年02月21日(火) 夫の浮気

主人は、絶対浮気をしないと言ったし、私もそれを信じていた。
それなのに。
「今日、この子うちに泊めるから。終電に間に合わなかったんだって」
と彼は言って、職場の若い女の子を連れて来た。
彼女は小さく挨拶すると、彼に案内されて部屋に引っ込んだ。
「あら、そう。じゃあお布団の用意をしなくちゃね」
私がそう言うと、それは適当にやっておくからシオンは休んでいいよと言われたので、素直に従った。
翌朝目が覚めると、隣りに主人がいない。
彼は、彼女の部屋から出て来た。
唖然とする私を尻目に彼女はさっさと出かけてしまい、私は平然としている主人に噛み付いた。
「一寸、これはどういう事? 浮気したのね!」
「ああ、そうだよ」
「離婚するわ。私は貴方の事が大好きだけれど、こんな事されて悲しいから、もう一緒にはいられない」
と私が言うと、彼はそれは駄目だという。
「離婚はしない。それだけは許さない」
「何故? 許す許さないは貴方じゃなくて私が決める事でしょ」
幾ら私が言っても、いつもの彼とは全くの別人で、取り付く島もない。
余りに理不尽な仕打ちに、私は絶望した。

そこで目が覚めた。
隣りでは、主人が寝息を立てている。
夢で良かった〜とは思ったが、夢とは言え考えてもみなかった事態を体験し、まだ心臓がどきどきしていた。
起きてから、
「こういう夢を見たの。とっても悲しかったの。浮気しないよね?」
と彼に言うと、
「しないよ。そういう夢を見たのは、自分の願望の裏返しだよ」
との返事。
つまり、私の浮気願望がそういう夢になって表れたのだと言う。
でも私、浮気願望なんて無いんですけれど。
嫌な夢だったので忘れたいが、余りに強烈でトラウマになりそうなのでネットで調べてみたところ、浮気される夢というのは相手が自分に夢中だという事らしい。
つまり、主人は私に首っ丈なのだ。
ああ良かった〜これでやっと安心した。
全く、あの人の言う事は本当のようでいて結構いい加減なんだから。


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