秋篠宮妃紀子様の御懐妊が判明した。 妊娠約6週間で、今年秋に出産予定、経過は順調との事。 秋篠宮家にとっては第3子、天皇皇后両陛下にとっては皇太子家の長女愛子様に続く4人目の孫となる。 皇室で秋篠宮様以来41年振りの男子誕生となれば、皇位継承順位は皇太子様、秋篠宮様に続く第3位。 今国会にも法案が提出される予定の皇室典範改正の論議にも影響しそうだが、小泉首相は今国会に改正案を提出し、成立を目指す方針に変わりない事を強調した。(しかし後に今回の成立は見送る事となる)
目出度い! そりゃあ男の子なら皆ほっとするだろうが、五体満足なお子様なら性別はどっちでもいい。 先日のニュース23を見た後なので、余計にそう思う。 自分で妊娠した事が無いので知らないが、妊娠6週間でも判るものなのか。 皇室典範改正の議論が行われているこのタイミングで発表とは、秋篠宮家は皇位を狙っているんじゃないかという穿った見方もあるようだが、もし狙ったのだとすればそれは寧ろ凄いと思う。 狙って子供が出来るなんて、我が家からすれば羨ましいぞ。
で、もしまた女の子だったら、どんなお名前になるのだろう。 主人と2人で考えてみた。 「お母さんがキコで次女がカコだから、クコ、ケコ、ココがいいな」 と主人は言うが、それではマコ様はどうなるんだ? 「いいや、マコ様カコ様とア段で揃えたんだから、次はタコ様でどうだ!」 と自信を持って私は提案した。 「タコ……漢字は?」 「その他の他じゃあ他所の子みたいだし、多い子で多子は? 子沢山みたいでいいじゃん。他にタと読む漢字ってあるっけ?」 辞書を引けば早いのだろうが、面倒なので2人でまた考える。 「田んぼの田があるよ」 とダーリン。 「田子……それじゃあ田子じゃないのさ」 「うん。田子の人が喜ぶぞ〜。『おらが町の名前が、畏れ多くも皇室のお子様のお名前になるとは〜有り難や有り難や』って」 「それで大蒜とか献上しちゃう訳ね」 「そそ。『これで益々精を付け」 ゴン。 どうして貴方の話はすぐそうなるよ。
泊り掛けで出掛けるのは、余り好きではない。 荷造りなどの準備が面倒だし、家に戻ると、いつもより多くの洗濯と掃除が待っている。 それに加えて今回は、ダーリンが死に掛けていた。 私が里帰りする前から具合が良くないとは言っていたが、私のいない間にどんどん悪くなっていたようで、土日は寝たり起きたりだったらしい。 「ごめんね、特別な用事でもないのに病人を置いて行ってしまって」 と私が謝ると、 「いいの。シオンも時々は顔見せに行かないと。お義父さんもお義母さんも喜んでたでしょ」 と私の両親の事を気遣ってくれる。
体のあちこちが痛いのはいつもの事だが、今回は胸がどきどきしたり、呼吸が出来なくなったりするらしい。 少し前の心電図には異常は無く、心臓は何ともないとお医者に言われたのだが、本人は苦しがっている。 「何が悪いんだろうねえ。細木数子が言うように、お墓参りにでも行って来る?」 と私が提案してみても、 「ううん。今の時期は雪に埋もれてるから無理」 と言う。 医者に行って判らないなら、霊障なんじゃないのか? まあ、それで変な自称霊能者に引っ掛かるのは御免だが。
病人が弱気になっているので、一寸からかってみた。 「ねえ、私がいなくて寂しかった?」 すると彼は珍しく素直に 「うん。寂しかった」 と言うではないか。 そんなにしんどかったか……。 「シオンはお義父さんとお義母さんの子供だけれどさ、もう僕の奥さんなんだから、あんまり家を空けないでね……」 悪かったよ……。 でも、私が一方的に家を出て行ったんじゃなくて、貴方の許可を貰っての里帰りだったんだから、辛いなら遠慮せずに言えば良かったのに。 言わなくても解る関係が彼の理想らしいが、私は彼と違って霊能力者でも何でもないのだから、ちゃんと言って貰わないと解らない。 そもそも言葉って、気持ちを伝えるためのものなのだから。
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