天上天下唯我独尊

2006年02月05日(日) 「レベル7」

実家近辺の古本屋巡りをした。
東野圭吾の「白夜行」が欲しかったのだが、見付からない。
現在テレビドラマ放映中の作品なので、人気が出ているのだろう。

京極夏彦「百鬼夜行―陰」
同    「百器徒然袋―雨」
同    「今昔続百鬼―雲」
同    「百器徒然袋―風」
宮部みゆき「レベル7」

結局この5冊を購入。
京極夏彦は文庫本でも厚くて重いので、持ち帰らずに実家に預ける事にした。
実家から家に戻る乗り物の中、「レベル7」を読んだ。
それでは時間が足りずに、家に着いてからも読んでいた訳だが。

感想:どうだろう。
ドキドキハラハラ度もいいし、流石にテンポ良く読める。
でも話としては、捻り過ぎて、不自然に感じる。
だってなあ、普通の人間なら、自分が記憶喪失だったら取り敢えず警察に行かない?
自分が犯罪者かも知れないという不安はあっても、見ず知らずの人間に縋るよりは、警察で保護して貰うのが1番だと思うのだが。
だって、その人間が本当に自分の味方なんだか敵なんだか、判らないではないか。
それから、最後に犯人が死んじゃうパターンって、私は嫌いだわ……。
やはり真犯人には、裁判にかけられて死刑になって貰わないと!



2006年02月04日(土) 「フライトプラン」

母と妹と3人で、映画を観て来た。
父は留守番である。
本当は母の好きな「自負と偏見」を観たかったのに、映画館に問い合わせると、1日1回だけ、19時からの上映だと言う。
晩飯時に外出なんて無理だし、第一、日が暮れてからでは道路が凍って危険極まりない。
仕方ないので、別の映画を観る事にした。
サスペンスものが好きな親子なので、ジョディ・フォスター主演の「フライトプラン」に決定。

感想:これよりも「ミュンヘン」にすべきだったか?
機長に謝らせるんならお前も謝れよ!>ジョディ
映画作った奴は、無言の謝罪とか訳わからん事言うなよ?
謝ったら負けとか、そういう如何にもアメリカンな言い訳は要らないから。
まあ早い話が、お金払ってまで観るほどの映画ではなかった。
確かにスリルとサスペンスはあるが、あれなら日曜洋画劇場で充分だな。
最後のスタッフ・ロールはなかなか面白かったが、永過ぎて飽きる。
で、母と妹は早い段階で「あいつが怪しい」と見抜いていた。
恐るべし慧眼。
私は「怪しいかも……」と思いつつ、「いや、もしかしたらそうではないのかも」などと考え過ぎて、結局はっきりするまで判らなかったのに。
「でも本気で計画を実行する気なら、子供は最初に殺しとくべきだよね!」
などと物騒な議論を繰り広げるなかよしまいであった。


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