実家近辺の古本屋巡りをした。 東野圭吾の「白夜行」が欲しかったのだが、見付からない。 現在テレビドラマ放映中の作品なので、人気が出ているのだろう。
京極夏彦「百鬼夜行―陰」 同 「百器徒然袋―雨」 同 「今昔続百鬼―雲」 同 「百器徒然袋―風」 宮部みゆき「レベル7」
結局この5冊を購入。 京極夏彦は文庫本でも厚くて重いので、持ち帰らずに実家に預ける事にした。 実家から家に戻る乗り物の中、「レベル7」を読んだ。 それでは時間が足りずに、家に着いてからも読んでいた訳だが。
感想:どうだろう。 ドキドキハラハラ度もいいし、流石にテンポ良く読める。 でも話としては、捻り過ぎて、不自然に感じる。 だってなあ、普通の人間なら、自分が記憶喪失だったら取り敢えず警察に行かない? 自分が犯罪者かも知れないという不安はあっても、見ず知らずの人間に縋るよりは、警察で保護して貰うのが1番だと思うのだが。 だって、その人間が本当に自分の味方なんだか敵なんだか、判らないではないか。 それから、最後に犯人が死んじゃうパターンって、私は嫌いだわ……。 やはり真犯人には、裁判にかけられて死刑になって貰わないと!
母と妹と3人で、映画を観て来た。 父は留守番である。 本当は母の好きな「自負と偏見」を観たかったのに、映画館に問い合わせると、1日1回だけ、19時からの上映だと言う。 晩飯時に外出なんて無理だし、第一、日が暮れてからでは道路が凍って危険極まりない。 仕方ないので、別の映画を観る事にした。 サスペンスものが好きな親子なので、ジョディ・フォスター主演の「フライトプラン」に決定。
感想:これよりも「ミュンヘン」にすべきだったか? 機長に謝らせるんならお前も謝れよ!>ジョディ 映画作った奴は、無言の謝罪とか訳わからん事言うなよ? 謝ったら負けとか、そういう如何にもアメリカンな言い訳は要らないから。 まあ早い話が、お金払ってまで観るほどの映画ではなかった。 確かにスリルとサスペンスはあるが、あれなら日曜洋画劇場で充分だな。 最後のスタッフ・ロールはなかなか面白かったが、永過ぎて飽きる。 で、母と妹は早い段階で「あいつが怪しい」と見抜いていた。 恐るべし慧眼。 私は「怪しいかも……」と思いつつ、「いや、もしかしたらそうではないのかも」などと考え過ぎて、結局はっきりするまで判らなかったのに。 「でも本気で計画を実行する気なら、子供は最初に殺しとくべきだよね!」 などと物騒な議論を繰り広げるなかよしまいであった。
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