巨大なクマのぬいぐるみによる、大量連続殺人が発生した。 しかし、その姿を見た者は1人もいない。 何故ならば、見た者は必ず殺されるからだ……。
クマが近くまで来ている。 教室には大勢の人がいるが、皆にそれを報せたら途端にパニックになるのは目に見えている。 そうなったら、誰も助からないだろう。 私は1番仲の良い友人にだけその事を伝え、2人でこっそりその場を抜け出し、全力で走り去った。 暫くして戻って来た時には、もうクマさんの姿は無く、現場は血の海だった。 その中に、恋人がいた。 正義感の強い人だった。 私が危険を報せれば、彼は必ずその場にいた全員で逃げる事を考えただろう。 しかしそんな余裕は無かった。 だから私は逃げたのだ。彼を見殺しにして。 「ごめんね」 彼の亡骸に呼び掛け、見開いたままの瞼をそっと閉じてやった。
目覚めた時の感想は、「嗚呼、夢で良かった」。 そして酷く疲れていた。 どんな意味の夢なのか知らないが、兎に角怖かった。
夜、お布団に入って、その夢を思い出した。 「ねえねえ、今朝夢を見たの。凄く怖かったよ〜」 とダーリンに引っ付くと、彼はいい子いい子してくれた。 「よしよし、じゃあ幸せな夢を見られるように、おまじないをかけてあげよう。『お金お金お金』〜」 「……何ソレ」 「だって、シオンお金好きでしょ。宝籤の当たる夢とか、嬉しくない?」 「そりゃ現実に当たったら嬉しいよ。でもね、夢だと却って目覚めた時にがっかりすると思う」 と私が反論すると、彼は一瞬考え込んだ。 「よし判った。じゃあ『連続殺人連続殺人連続殺人』〜」 「いや、それは今朝見たから。全然いい夢じゃなかったし」 「そうか。じゃあ、『他人の不幸他人の不幸他人の不幸』〜」 それが私にとっての幸せって……貴方何か勘違いしていませんか!?
Casta Diva, che inargenti 聖なる老木に銀の光を注ぐ Queste sacre antiche piante. 清らかな女神よ、 A noi volgi il bel sembiante そのお顔を覆う雲のヴェールを取り払い Senza nube e senza vel. 美しいお顔を我等に向けたまえ。 Tempra tu de' cori ardenti, この燃える心を鎮めたまえ、 Tempra ancora lo zelo audace, 人々の激昂を鎮めたまえ。 Spargi in terra quella pace あなた様が天に満たす平和を Che regnar tu fai nel ciel. 地にも広めたまわん事を。
A noi volgi,ecc. 我等に示したまえ。
「正しい恋愛のススメ」「デザイナー」と、TBSでは一条ゆかり祭り開催中のようだ。(しかしあの「正しい恋愛のススメ」の配役は戴けないが) 一条作品は好きで、初期の名作は読んだ事が無いが、最近のはよく読んでいる。 現在雑誌「コーラス」では「プライド」を連載中だが、私はこれを毎月楽しみにしている。 発売日になると、スーパーの雑誌コーナーで立ち読みをするのだ。 いい年して漫画雑誌なんて買えるものか。しかも亭主のお金でなんて。
でも初回を見逃してしまっていたので、第1巻を妹から借りた。 中心は勿論男女間のごたごただが、主人公は声楽をやっている。 私はクラシック好きだが詳しくはない。 更にオペラとなると、余り聴いた事が無いので更に知らない。 「コスタディーバ」という曲が出て来るのだが、どうやら本当は「カスタディーバ」らしい。 興味を持ったのでネットで探し、やはりソプラノ歌手と言えばマリア・カラスだろうという事で(他に知らんもん)、「マリア・カラス・ミレニアム・ベスト」というソプラノ・アリア集CDを購入した。
「どうだった?」 とダーリンに感想を訊かれた。 「一寸微妙かな。微妙に音程が外れるのが気になっちゃって。それでも勿論上手なんだろうけれど。それとね、これに載ってる歌詞は短いんだけれど、曲は長いの。同じ所を繰り返し歌ってるみたい」 「繰り返すって、『♪カカカカスタディーバディーバディーバ♪』みたいな感じ? ラップなの?」 そんな訳ないだろ〜! どうして貴方はそういう事を思い付くの……。
追記:過去の「空耳アワー」でジャンパーを受賞してたんだわ。 絶対聴くべし!
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