日々是迷々之記
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2005年11月17日(木) 日記書いて疲れた

なんかそんな感じ。昨日の日記を今読み返してみたが、くらいよなぁ。何かこの世の不幸は全部自分のせいよ、みたいなオーラが漂っている。

なら消せば、とも思ったが、今の自分にとって文字を綴ることが自分を助ける手段のひとつになっている。読み手にどう思ってもらいたい、とかはなくて純粋にキーボードを叩くことで過去に流すような感覚だ。

ミクシィの日記はあかるいほうの自分。だからつまらない日は書かない。エンピツの日記は何でもありの綴り場。そんな位置づけになっている。

5時に起きて相方を送り出してからまた寝たので10時間くらい寝た気がする。外は青空で鳥が飛んだりしていいかんじだ。おなかが空いたのでマクドでも行って栄養補給して来よう。やっぱエビフィレオとバニラシェイクSやな。


2005年11月16日(水) ウイスキー5cm分のたわごと

先日書いたように親の病院に行って来た。といっても行っただけで面会はしなかった。会うとくらい気持ちになってしまうから。つか、めんどくさいんだな、多分。郵便物を取りに来て下さいと今日の朝と昼に2回電話があった。何度も言わいでもと思うが、面倒見て貰ってるんだからと、外面の良い私がへこへこ夕方伺いますのでと言った。

そして病院で毎月一度の保険証提示、入院費用の支払いをするわけだが、事務の女性に何で住所が病院になっているのか、と聞かれた。役所からちゃんと住んでるところに住民票を移せと言われたから、病院のケースワーカーの許可を取ってそうしたと告げると、何でおたくの家に移さないんですか?と来た。事情があんだよ、そのへんは。嫌だから、と言いそうになったが、私は外面が良いのでテキトーに言葉を濁した。

東ちずるを20歳くらい若返らせたようなその女性は家族なんだからアンタの家に移せばいいのにと言いたそうだった。「転院の際にはちゃんと移動させていただけるんですか?」と来た。言われなくてもやるっての。「はい、その辺はきちんといたしますので。」と答える。何かこう世間のことなんか全然知りません!みたいな若くてモノを知らないけど私は正しいのよ!って思ってる人と会話するとマゾプレイでもしてるような気分になる。そっち方面あんまり趣味ではないが。(笑

んで、受け取った郵便物は大阪市長選挙のお知らせ。まあこれは良い。後は全部通信販売のカタログ類だった。変な健康食品とかババくさい服とか何かそういうのんのお知らせ。こんなもん捨ててくれていいんだけどさぁと思うが、病院側もそういうわけにはいかないんだろう。受け取るのがマジ恥ずかしいんだが。ばあさん向け衣料のカタログを見ていると、実家にいたとき、肌色と白以外の下着を禁じられていたことを思い出す。あと、ワイヤー入りのブラとかもNG。結局女としてもっさい部類の人だったのだ。

それと派遣会社から電話が2件。片一方は顔なじみの方で、仕事の話。もう一方は例のひじきマツゲの女のいる方で、いっぱい電話してくる割には1回しか仕事をしたことがない。社風か何か知らないが、「〜の方、してもらってよろしいですか?」みたいなしゃべり方をする。回りくどくて苛々してしまう。「〜して下さい。」「〜よろしくお願いします。」でいいんじゃないだろうか。

と、今日は携帯に4回電話があったのだが、バッテリーがなくなる寸前だ。今月で今の電話機は29か月目になるらしい。明細にそう書いてあった。バッテリーを買い換えるのも勿体ないし、大体ツーカー自体がなくなるわけだし、ここは潔くドコモでも買おうかなぁと思う。って1円の端末にするつもりだが。だんなの仕事の関係でカメラ無の機種しか会社に持ち込めないので、年末に出ると思われるカメラ無FOMA端末を狙っている。

というわけで何だか非生産的な一日だった。つくづく思うのは世の中ってやったもん勝ちなんだなぁということである。うちの母親なんか、自分の不摂生で勝手に倒れて、勝手に入院して、死にかけて、んで寝たきりで、他人に迷惑をかけながら生きている。親なんだからちゃんと面倒をみないとと言う人もいるが、親だといってもあの人の場合はかなり問題がある。

戸籍謄本を見て驚いたのが、私の生まれたとき、父親はまだ前妻と結婚していたのだ。んで父親と母親が結婚したのは妹が生まれる直前だった。私が5歳の時だ。子供の時、父親の妹(おばさん)に「私生児」と言われて意味が分からなかった。ま、今はわかるけど。小説かなんかでその意味を知ったと思うのだが、その時は地味にショックを受けた。蔑まれてたってことだからだ。事情は知らんが、もうちょっとちゃんとせーよと思う。野生の動物じゃないんだから。

その後母親も再婚で前の夫との間に娘(私から見たら姉)がいることが発覚したり。となんかもう全てがずさんで感動的だ。

そういうのを知ってしまうと、私はよく生きようと思う。だめでも鬱でもちゃらんぽらんなことだけはしないでおこうと思う。母親のような生き方は、生きる価値がない。その血すら絶えてほしい。というわけで私は自分の子供を持たないだろう。もし経済的に余裕ができたらどこかのかわいそうな子をもらおうと思う。そして今まで悲しかった分を取り戻せるくらい明るい未来をあげれたらすごいと思う。まあ、このへんが人生の最終目標かなぁ。

何者でもない私になりたい。見えないものに縛られるのはもうたくさんだ。


2005年11月15日(火) ダウン&アップ

昼から面接だった。今度は派遣でなく契約社員。ネットの求人で見つけた会社だ。朝から履歴書、職務経歴書を作り、用意する。

多分だめだろな、と思わせる面接だった。未経験者歓迎!一から丁寧に教えます!とか書いているわりに、職務経歴書を見て、畑違いですね、と言われた。まあ、ビックリマーク付きの宣伝文句を信じた方がオロカなのかもしれないが。

帰り道、バイクで走りながらだんだん鬱が入ってきた。なんかどこへ行っても品定め、選別されるような感覚がする。そしてアンタはダメよ、とみんな言う(ような気がする)。あるカリスマ的エディターの人が、自分の能力に行き詰まりを感じ、鬱入ってパン工場に勤めたが1日で辞めてしまう話を思い出す。そこで、俺は工場の仕事もできないんだよ、と余計落ち込む。

何が偉いとかないけれど、今の私はそれに近い感じだ。単純作業でさえ勤まらない。落伍者感覚。実は1週間ほど前にいつも行くブックオフでバイトを募集していたので思わず申し込んだ。が、それも断られた。土日祝は休んではいけないとのこと。バイトって大変や。。。

帰りにバイク屋に行った。主に会話するため。気心の知れたもの同士で話すのは楽しい。友人も来ていた。今日は新車の納車日ですごくうれしそうだった。ぴかぴかの赤いスポーツバイク。その気持ちわかるよ。いいなぁ。バイクが欲しいんじゃなくて、その楽しい気持ちがうらやましい。

「いいな、いいな〜」とまんが日本昔話の終わりの歌を歌いながら家に帰る。おいしいゴハンにぽかぽかお風呂は自分で用意しないといけないなぁと思いつつ。

帰ってミクシィをうろうろしていたら携帯が鳴った。母親の病院からだ。さっさと手紙を取りに来いとのこと。明日行きますととりあえず返事。こういう外面の良さを保とうとする自分が嫌だ。別に行く気もないのに明日行きますと答える。めんどくさっと思っているくせに、いつもお世話になってますという。誠意、まるでなし。

また電話が鳴った。今度は派遣会社からだ。来週から仕事どうですかとのことだった。何でも、前の担当者のTさんが私を薦めてくれたらしい。感謝、である。ちょっと気持ちが高揚した。まだ世の中から見捨てられてはいないようだ。落ち込んで、持ち上がって、気持ちが忙しい。

仕事がうまく決まるといいと思う。ちゃんと世間の流れに乗って生活したいと思う。平穏な心で淡々とした日常。こんなものを望むときが来るなんて、若い頃は思いもしなかった。

今日もオチはなしだ。


nao-zo |MAIL

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