日々是迷々之記
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2005年09月26日(月) 強い人間の生き方

強い人間とは何を持って強いというのか。それはあくまでも相対的なものだと思う。つまり弱い物と比べたときに勝つことができるから強いわけである。

人類皆平等であると言われているが、それはあくまでチャンスが平等にあるというだけな気がする。受験と同じ感覚だ。中学校を卒業するときに成績とは関係なく受験したければどこでも受けることはできる。それはオール5の生徒だろうが、かけ算もできない生徒だろうがチャンスがあるという意味では一緒である。そういう意味のない平等である。大人になってくるとそれがよく分かるようになる。収入、ステイタス、職業。などなど色んな物差しで人は人より強くなったり弱くなったりする。

弱い人間として生きるより、強い人間として生きる方が何だかよさげではある。そこで強い人間として生きるにはどうしたらよいのか。それはずばり自分の得意なステージで勝負をすること、であると思う。極端に言えば、アメリカの腕相撲チャンピオンと腕相撲をしても勝てないが、「漢字の書き取りテスト」をすれば日本人ならたいがい勝てるだろう。

卑怯だろうがなんだろうが、それでも勝ちは勝ちなのだ。そこで自分が気持ちよく生きてゆくことができればもうそれは勝ち組なのだ。

それはどんな事でもいい。自分の得意分野で相手が自分より劣る部分を見つけてひたすら叩き、凹ませること。そうすればいつも勝つことができる。それは身体的なことでも精神的なことでもいい。自分が平均的体格で、相手が肥えていれば、「デブ。」の一言で勝つことができる。相手がおっとりしていれば「とろい。」すべて一言で片づくのだ。強者の論理はいつも単純だ。

それが今日一日学んだ全てである。分からないと思っていたことがわかる一瞬、みたいなもんがあるんだなと思った。

さつばつ、さつばつ。殺伐、殺伐。そんな音が聞こえてくる気すらする。生きていくのはパワーが要るよなぁ。


2005年09月25日(日) 夢の飲食スペース

今日は「タイフードフェスティバル」というものに行ってきた。文字通り、タイ料理の屋台が主で、ステージでライブ音楽をやっていた。

場所は天王寺公園という入園料150円が必要な公園である。それほど大きくないが、芝生あり、人工池あり。ビルに囲まれたスペースながらも、切り取られたような青空が気持ちいい。

カオマンガイ(蒸し鶏を乗せた炊き込みごはん)、グリーンカレー、プーケットビール、シンハービールなどを芝生に腰掛けて堪能する。敷物を持ってきたら良かったなぁと思った。ステージではタイ語風のボンジョビの曲を演奏している。これが微妙にまったりしていて、よく聴かないとボンジョビかどうかもよく分からないまったり度だった。料理は日本人むけにスパイス、ハーブ類を抑えてあったが、おおむね美味しかった。やっぱりタイ料理はいいなぁ。

芝生の上で青空を見ながらの飲食は、やっぱり一番だと思う。ビアガーデンとか一年中やってればいいのになぁと思ってしまう。何で夏の夜しかやっていないんだ。勿体ないではないか。

あと、マンションの公共スペースとかも使えそうだ。「芝生に入ってはいけません。」なんて看板を立てて観賞用の芝生を設けるくらいなら、いっそのこと椅子を置いてカフェでもやればいいのにと思う。まぁ、区分所有者(分譲で購入した人たち)の何パーセント以上の合意がないと何にも決められないのが日本のマンションなので、そんなことはできないのだろうが。

ということで、一番贅沢で気持ちのいい飲食スペースはやっぱり青空の下だと思う。それに緑、気の合うひとたち、邪魔にならない程度の音楽。

のんびりゆっくりやりたいなぁ。


2005年09月24日(土) 秋がくると思うこと

昼間は30度近くなるが、朝と晩はそれなりに涼しい大阪である。この時期にいつも思うのが、着る物がないなぁということである。半袖だと冷房の効いた建物に入ったときに寒いが、こんな時期に着るような長袖は2,3枚しかない。しょうがないのでそれをぐるぐるとっかえひっかえしている。

街を見渡してみるとファッションは確実に多様化している。この時期にウエスタンブーツにハンパ丈ジーンズ、腹出しキャミソールにダウンベスト(フェイクファーのもわもわ付き)みたいな女の子がうろうろしている。ブーツの中はむれむれで、おなかは冷え冷えで、首まわりは汗で毛皮がべちょべちょで気持ち悪くはないのだろうか?

人と待ち合わせていたので小一時間、街ゆく人を眺めていた。そこは専門学校がたくさんある地域なのでそれらの学生が多く歩いている。一言で言えば女子は妙な格好をしており、男子は貧乏くさくて汚い。まあ、ビンテージのジーンズなどがあるので、汚く見えても貧乏とは限らないのだろうが。ズレズレのジーンズがかかとの部分が踏みつけられて綿埃を巻き込み破れている様子はかなりアレだ。6人くらいの集団でみんな携帯電話をいじりながら、一つも会話をしていないのもブキミだし。

そんなことを考えていた。お洒落はむずかしい。私も痛くならない程度に心地の良い服を選んでいるが、結婚する前から持っている服なんかはかなり貧乏くさくなってきた。元々高い物じゃないので、使い込んでも味が出るわけではないのだ。

明らかな加齢による影響が見え隠れする。歳を取ったらそれなりのものを着なければいけないのかもしれない。ジーンズ、スニーカー、Tシャツでその上になんかはおるだけ、でいけるような自信を持ちたい物である。

とりあえず、背筋はぴんと張って歩こう。


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