日々是迷々之記
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この2,3日、急激に暖かくなり日中はほとんど夏気分。自転車で通勤するときは半袖で良いくらいだ。が、良い季節になったとのほほんとばかりしていられない。春は思わぬところにやってくるようだ。
友人から携帯電話にメールが来た。読んでみると暴漢に襲われ寝込んでいるらしい。なんのこっちゃと友人のウェブ日記をを読んでみて愕然とした。乗り換えの駅で電車を降りたとたんにすれ違いざまブラジル人の3人組に頭を蹴っ飛ばされ、倒れたところを馬乗りになってしばかれたらしい。幸いにもメガネが吹っ飛んだだけで大事には至らなかったが、走ったり、歩いたりすると首に響く状態らしい。おいおい、大丈夫か…。
幸いにもすぐに3人組のうち2人は捕まったが、咄嗟のことで顔を完全には覚えておらず刑事事件として立証することは難しいらしい。いやはや。
翌日、晩の8時頃にスーパーに行こうとマンションの外に出た。自転車に向かって歩き出すと、一階の角の部屋のベランダの手すりに人が立っていた。何か作業でもしてはるんやろかと思ったが、その部屋はマンションの集会室として使われており、人は住んでいない。私は、あっ!と思い駆け寄ったが私に気がつきその手すりに立っていた男性は走り去った。
それを即座にマンションの管理人に告げたが、顔色ひとつ変えずに見に来るも何も対策を取っていないようだ。警察も来なかったし。こんなときは管理人なんかいなければいいと思う。自分で警察に通報すればそれなりの対策も取るだろうし、見回りにもくるだろうにと思うと管理人がうざい。
そして翌日。自転車で通勤している私は横断歩道で信号待ちをしようと横断歩道の手前で停車した。そのときその10メートルほど手前で折りたたみ自転車に乗った若サラリーマンを追い越した。彼は日差しを避けるように木陰で停車して、植え込みのへりに足を乗せていたのだ。
私は彼がそこにいるのを知っていたが、彼が信号待ちをしているのかどうかは定かでないし、彼と横断歩道の間にはスペースがある。私は彼を追い越し、横断歩道のすぐ手前に停車した。それが気にくわなかったのかもしれない。その男は異常なまでに大きな音で舌打ちし、独り言を言い始めた。俺様の前に入るなよ…、順番だろ…、後は聞き取れなかった。すぐに信号は青になり、そのぶつくさ男は鬼のように自転車を漕ぎ、私を含む周りの人間を唖然とさせ走り去っていった。
ああ、こういうときにあとちょっと運が悪いと刺されたりするんだろうなと私は感じた。「何もしてなくてもやられるときはやられます。」前出のしばかれた友人の言葉が頭の中で回る。いつから街はこんなふうになってしまったのか。
春は特定のひとたちの頭の中にやってくる。気狂いの春、なのかもしれない。
| 2004年04月15日(木) |
700円のラー油とは |
ふらりとお気に入りの酒屋兼こだわりの食品店に立ち寄った。目的の「鶴見」「莫祢氏」(どっちも焼酎)は品切れだったが、ボンベイサファイアが安かったので購入。暖かくなってくるとジンやテキーラが飲みたくなってくる。
食料品のコーナーにいつかは試してみたいものがあって、今日はボンベイサファイア記念だ!ということで購入することにした。
一つはオリーブにアンチョビを詰めたものの缶詰、もう一つは石垣島ラー油である。どっちも食べてみたいけれど、二の足を踏んでいたのだ。どっちも道楽の一貫でしかないからだ。
「Hero アンチョビペースト入りオリーブ」
「石垣島ラー油」
しかし買ってしまい、手元にあると何ともわくわくするのも事実。石垣島ラー油には島唐辛子、唐辛子、春ウコン、秋うこん、ピパーチ(島胡椒らしい)、石垣の塩、にんにく、白ごま、黒豆、山椒、黒糖、植物油が含まれていると書いてある。なんかおいしそうなものばかりが、この小さな瓶の中にぎゅっと詰め込まれているようだ。
早速食べよう!と思い立ったが、今日の夕食は「おいなりさん」なのでラー油もオリーブも合わなさそうだ。週末は餃子ナイトかっ!
アンチョビペースト入りオリーブの缶詰 198円 石垣島ラー油 700円 ボンベイサファイア 1480円 週末の飲食にかける意気込み Priceless
…って意気込まんでもええのかも。最近はどうも食べる話が多い気がする。いやはや。
お気に入りのサイトを巡回していると意外なことを知った。いつも楽しみに読んでいるブログサイトの作者氏が14歳であることが判明したのだ。
デザインはシンプルでまとまりがよく、ブログのコンテンツも面白く、いつもうまくネタ探してはるなぁと感心していた。勝手なイメージで作者氏は20歳過ぎのデザイン関係の学生さんか、デザイン関連に興味のあるフリーターかなと思っていた。
が、先日ブログの中で「今年は受験生なので毎日更新はひかえようと思います。」と書かれていた。受験生ってことは17歳かぁ。若いのにバランス感覚の取れた人だなぁと新たに感心したのである。
しかし、今日のブログの中で取り上げたネタに関連して、僕も14歳なんですけど、みたいな書き方がしてあった。私はとても衝撃を受けた。14歳。14歳って中学生じゃん。それでブログサイトを運営して、しかもデザインもまとまっているし、ネタも面白い。恐るべしである。
我が身を振り返ってみると、14歳の時は初めて聴くブルーハーツに衝撃を受け、愚にもつかないガロ系少女マンガを描いていたころだ。英語もろくすっぽ分からないのに洋楽のパンクロックを聴きつつ、りぼんや花とゆめ、別冊マーガレットと何故かガロと宝島を愛読するという統一感の無さ。そんな訳の分からない中学生だった身からすれば、同じ年齢で他人から受け入れられるものを作り出す能力には尊敬の念すら抱いてしまう。
いやはや恐るべしである。時代は変わったなぁと時代のせいにしつつも、年をとったなぁと思うのはまさしくこんなときで、毛先は黒いのに根本は白い髪の毛を見つけたときよりも正直に年齢を感じる。
今日は何だかオチがつかないなぁ。おやすみなさい。
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