日々是迷々之記
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2004年03月25日(木) 本気の宣戦布告

夕方、雨の中を会社から帰ってくると、少し頭痛がする。

風邪ってこともなさそうだし、寝不足と、イライラからくるのだと思う。夕方、ニュースを見ながらお茶を飲んでいると、派遣会社から電話があった。土曜日に直接会って話し合うことにした。

先ほど、こういった状況を相談しているサイトの専門家の方からメールがあった。話し合いにならないようなので、弁護士を間に立てたほうがいいかもしれませんね、とのことだった。あと、言った言わないの水掛け論になるので、電話も含めて全て録音することをオススメします、とのことだった。土曜日にらちがあかなかったら弁護士さんを入れる予定ですと、返事をした。

「ぶっちゃけ、金が欲しいだけなんでしょ?」この言葉が頭から離れない。賃金を要求するだけで、なんでここまで言われないといけないのか分からない。例えてみれば、給料日に会社から給与明細を机にたたきつけられて、「金が欲しいんだろ?ビンボー人。」と言われるのと一緒ではないか。私が思う以上に私はこの言葉によってダメージを受けているようだ。

確かに金も欲しいけど、金額だけ考えれば、アホは無視した方が浪費は少ない。現に通信費はかかているし、精神的な疲労もシャレにならない。携帯電話での通話を録音するアダプターも購入したし。一体私は何が欲しいんだろう。夫婦で5-6回飲みに行ったら無くなってしまうような金額のために弁護士さんを入れるのはナンセンスかもしれないし。(というか、ナンセンスだ。)

とにかく、今は思いつくことをやれるだけやろうと思う。土曜日は録音をしつつ、打ち合わせ議事録を作成しつつ話し合いを進めるつもりだ。場所はスターバックスなので、多分逆ギレぶっちゃけ発言のようなみっともないことはしてこないと踏んでいるのだが。

さてさて、どうなることやら。


2004年03月24日(水) 派遣労働者の明日はどっちだ

先日の続きである。

未払いの賃金について派遣会社の担当と話し合っているのだが、その進捗状況はぼちぼちである。夕方に電話がかかってきて、電話ではなく実際に会って話をしたいのだけれどとのことだった。自分からかけてくるだけ大人になったのだと、ちょっとは褒めてやろう。

今回の件、具体的に言うと契約書が2月1日から29日までになっているのに、途中(20日)に解雇され、給料の振り込み明細を見ると20日までの分しか振り込まれていなかったので、それについてクレームをつけているわけである。

こういう場合、今回は派遣先の自己都合なので、私は就労することなしに21日から29日分の賃金をもらうことができる。何故かというと、派遣先と派遣会社の契約の問題であって、私と派遣会社の契約上は何も問題がないからだ。

というのはあくまで法律上のお話。リアルな世界はもっとウェットでナニワ節なルールで動いている。

「就労してない分の賃金を要求するって、おかしいんじゃないですかね?」
「労働条件明示書(いわゆる契約書)のことばっかり、持ち出してくるけど、実際はいろいろあるじゃないですか?」

どちらも派遣会社との話の中で何度も出てきている言葉だ。確かに実際はいろいろあるけれど、契約書を基準にしてどうするべきかを決めればいいのではないだろうか。

派遣会社は「ぶっちゃけお金の出るところがない。」とまで言っていた。あくまで契約書があるのだから、派遣先会社に請求すればいいんじゃないですか?と提案すると、このご時世ですからどこも苦しいですからね、そんなことはできませんよ、と、企業よりの姿勢を全面に押し出してくる。

いやー、このご時世なんでうちも苦しいっすよ。PowerBookもiPodも欲しいし、食器洗い乾燥機にHDDレコーダーだって買いたいし、読みたい本だってあるし、海外旅行にも行きたいし。てめーみたいなボンクラを相手にする時間だってもったいないんですが。このロスしてる時間はアンタが弁償してくれるんかな?

と、本音を吐いたらどうなろうだろうか?苦しいのはみな同じで、その中で自分で優先順位を付けて、やるべきことをこなして行ってるんじゃないだろうか?ガキの使いのような営業をして給料もらえてるアンタはラッキーな男だよと、生暖かい目でそいつの肩に手を乗せながら言ってやりたい。

その「ぶっちゃけ」発言をした派遣会社の担当者は、ドラえもんののび太君をあのまま大人にして、品を無くした感じである。普段は人当たりがいいけれど、いざとなると、「おかしくないっすかねぇ?」のタメ口モードに入り、言う言葉が見つからなくなるとだんまり、怒りが臨界点を越えると、「ぶっちゃけ、金が欲しいだけなんでしょ?」と暴言に走る。

さて、どういった段取りで話し合いを進めてゆくのか決めなくてはならない。私はナニワ節的なモノは一切排除して、事実関係と就業条件明示書について話し合っていくつもりだ。

今回参考にした書籍からの引用
「派遣先の一方的な都合での労働者派遣契約の中途解約の場合、派遣元と派遣先の契約が終了したとしても、派遣労働者と派遣元の間の労働契約が突然に終了するわけではない。登録型派遣であっても、期間の定めのある労働契約が派遣元と派遣労働者の間に結ばれており、期間いっぱいについては、派遣元は労働者に対して契約上の義務を負担しなくてはならない。」
---「派遣・契約社員 働き方のルール」 脇田 滋著 より


2004年03月23日(火) ぶっちゃけ、金欲しいんでしょ?と…

言われたらどういう反応をすればいいんだろうか。私の場合は労働の対価としての賃金を求めたらこう言われたわけだが。

不毛な交渉をどうにか翌日以降に持ち込んで電話を切った。私はふつふつと沸き上がる怒りをぶちまけるが如く日記を記したが、あまりの不毛さに気持ちが暗くなり、全部デリートしてしまった。

いやはやどうも。

最近は怒りの中に妙な不毛さを感じるようになってしまった。他人は私と違うロジックで生きている。そんなことは当たり前なのだが、その根底に流れる常識までもが変わってしまっている気がしてならない。「ぶっちゃけ、金欲しいんでしょ?」なんて私は口に出したこともないし、その言葉を口にする自分を想像することはできない。なのに言葉に詰まっただけで、「ぶっちゃけ」という流行り何だかなんなんだか分からない単語を口にし、「金欲しいんでしょ。」と来た。世の中って本当に殺伐としてるんだなぁと感じる。ぶっちゃけ、ぶっちゃけ。

てなかんじで、転職したあとも相変わらず前の仕事場がらみでもめ続けているのでした。また何か進展があったらここに書き記そうと思う。

#しかし、10日ぶりの日記がこれってのも何だかなぁ。


nao-zo |MAIL

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