日々是迷々之記
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| 2003年11月10日(月) |
もう11月なわけだが |
前日記を書いたのが10月のおわり。もう10日以上も前の話である。日記を書こうかなと思いつつ、家に帰ると燃えカス、メールチェックをしたらおやすみなさいの日々が続いていた。
メールと言ってもウィークリーまぐまぐとか楽天市場ニュースとか私にしたためられた物ではないのだが。
今の仕事場に来てから一ヶ月とちょっと。やっと自分のやるべきことが見えてきた。各自が自分の良いようにやる。そういった流れを変えることだと思う。
うちの会社は社長と息子(専務)経理のねぇさんと私という小さな会社である。貿易をやっているので、社長や専務はしょっちゅういなくなる。それも「ちょっといってくるわ。」「戻りはいつですか?」「え、帰りはオープン(チケット)やから早くて3日後くらい。」とかそんなノリである。外出先から電話がかかってきたら、「○○さんの名刺見て。ファックス番号教えて欲しいねん。」そんな用事である。
経理のねぇさんにも悩みはあったようだ。会計ソフトで管理しているのだが、社長が金銭出納帳(?)を見るので会計ソフトに入力したものを出力してそれをリアルなノートに書き写しているのである。しかもちゃんとペンとインクで。「社長が見るためだけやねんけどな。」月末なんかはかなり忙しそうなのでかなり負担になるだろう。
ということで私がやるべきことは効率化において他ならないと感じた。
とりあえず今日は名刺をスキャンニングしてデジタルデータにする作業に取りかかった。お昼からで66枚。全部で1000枚くらいありそうなので気が遠くなるがここでやっておけば後々楽なのはデジタル化につきものなので黙々とやることにしよう。
| 2003年10月29日(水) |
世の中はブロードバンドォ! |
今日は会社ではじめてスキャナを使うことになった。なんとUSB2.0のいかした奴だ。神々しくすらある。私は某T社のノートパソコンを使っており、PCカードスロットにUSB2.0のカードを挿して使うことになった。
が、しかしである。そのカードのドライバをインストールしようとしたら、「Service Pack1を当てんかい!」というようなメッセージが出てインストールができない。私が今まで使ってきたパソコンはService Pack1(以下SP1)が当たっていなかったようである。ということでウィンドウズアップデートを試みた。
なんと「重要なアップデート」が13個、それに何やらかんやらで43個ものアップデートをしなければならなかった。合計で65MBで予想時間は33時間!
うちとこはISDNなのである。工業地帯というのもあって局から遠く、ADSLの導入を考えたこともあったそうだが、最速で1Mbps出るかどうかといわれたので導入してないようだ。
とにかくSP1だけ当てることにした。これだって2MBもある。お昼の11時にアップデート開始。その間、他のパソコンを触ったり、書類を整理したりしつつ、夕方4時半にやっとSP1を当てることができた。
そこからは嵐のスキャンニングだ。A4で26枚を300dpi。ほげー!スキャンニングが終わったのが5時ちょっと過ぎ。そこから画像をおそうじしてwebにアップした。お客さんにサンプルを見てもらうのだ。このアップする作業がもう、鼻毛が抜けるほど遅い。一枚200キロくらいにしたのだが、もう「中国四千年の悠久の時が流れる。」って感じのアップロードだ。結局45分くらいかかったと思う。
私はふらふらとカブで帰路についた。運悪く目前の車は重機である。上り坂は時速20キロ以下。私は突っ込まないように気をつけつつ、今日の出来事を思い返してみた。
・Service Pack1をあてた。 ・26枚スキャンニングをした。 ・26枚画像を調整した。 ・26枚アップロードした。
本当なら半日で終わる作業だ。それが、ブロードバンドでないってだけで、それだけで一日が終わってしまった。ちょっとむなしいような。
そのとき、後ろからヤンキーな若者の原付がやってきた。2台で連れ立っているのだが、マフラーが爆音君で抜けが良すぎてものすごく遅い。遅いし、うるさいし、走り方がわかってないみたいで左右をふらふらして邪魔である。重機を抜きたいようだが、長いし遅いしで抜きにくいようだ。だからって右に寄るってのもどうかと思う。
イライラがおもっくそ(思いっきり)増幅されてしまった。珍走予備軍ってなかなか廃れないのが不思議だ。家に帰ると何だかしんどくてお茶を飲みながらボーとする。
今日楽しかったのは「トリビア」くらいのもんである。この番組にしてもちょっといらないところに金かけすぎって思うけど。
ふと気が付くと台所の片隅にリンゴ(紅玉)が転がっていた。う、忘れてた先々週の週末に岐阜県の道の駅で買ってきたものである。腐ってたら自分を折檻せなあかんなあと思いつつ、よく見ると大丈夫だった。ほっ。
さっそく食べることにした。紅玉の赤ワイン煮である。とりあえず4つに割って皮がついたまま、バターと砂糖でちょっとくたっとするまでフライパンで焼いて、リンゴの高さの半分まで赤ワインを注ぎ、あとは適当に煮詰めるだけなのだが。今日はシナモンと少しのクローブ、ナツメグをひとふりして。
今部屋の中はリンゴのかおりで何だか幸せである。が、つまみに「オニオンスライスに鳥皮の湯引き」を食べたので、鼻からタマネギのニオイが抜けてくるのはちょっとどうかと思うが。
で、肝心の味だがまだである。フライパンで煮詰まったワインをなめてみようとスプーンですくって口に入れたらやけどをしたのである。イタイ…。 ということで試食は明日になりそうだ。
帰りにバニラアイスを買ってこようと思う。(写真も撮るぞっ!)
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