日々是迷々之記
目次


2003年09月30日(火) 専業主婦は期限切れ

明日から働くことになったので今日でのんべんだらりとした生活はとりあえず終わりである。

思いっきりうろうろしたかったので、今日は朝の9時すぎから自転車で出かけた。派遣会社の担当と待ち合わせて書類を受け取り、あとは自転車でふらふら。最後は渡し船に乗って家に帰ったらもう2時を過ぎていた。多分30キロくらいは走ったと思う。

家に帰ると懸案のガスコンロまわりを掃除した。実はこれも換気扇と同様に結婚以来掃除したことがなかったからだ。が、ガスコンロをどかしてみても別にナゾの生物が寝床をしつらえてるとかそんなことはなく、普通にきれいになった。

が、普通のご家庭ではこんなことを年末の大掃除のときに毎回やっているかと思うと頭が下がる。うちでの年末は、ツーリングに行くか、スキーに行くか、コンビニにおせちを頼んで、酒正月かのどれかで、掃除をしたり、おろしたての服を準備して清い気持ちになったりはしない。

まぁ、とにかくいいかんじである。

今日は眠いのでこのへんで。明日の弁当は何にしよう…。


2003年09月29日(月) 山は死んでいるin神戸

朝起きるとすかっと晴れている。昨日仕込んだ納豆も良い出来である。気分がいいので今日は外出することにした。目的地は和歌山の海側にでも行きたい気分だが、今から片道100キロを走る気力はなかったのでお気軽に神戸に決めた。

六甲山に行って青空の下でお弁当を食べよう!そう思い立った私は玄米を炊きつつ、おかずを用意する。ついでに掃除機をかけたり、洗濯物をたたんだり、フトンを干したり、リサイクル用の缶をまとめたりしていたらあっという間に10時だ。いそいそとお弁当とお茶セットを持って外へ出た。

が、現実は甘くはない。今日は平日なので道は死ぬほど混んでいた。神戸に行く道は思いっきり産業道路なので走る車は9割以上が大型トラックだ。その中をひょこひょことカブは行く。

片側3車線で左側は左折のクルマ、真ん中は直進、右側は追い越し&右折用という感じだ。真ん中の車線をひたすら神戸に向かって走るわけだが、牽引をしている車とかだと遅いのでカブでも抜きたくなる。が、右側の車線は殺人的に速度が高いのでカブの加速力じゃ怖くて入れない。

こういうときはもうちょっとパワーがあってしゃきっと走れるバイクの方がいいなぁとさすがに思う。15キロほど走ったら何だか気持ちが疲れてしまった。が、ここから進路を北にとり、もうすぐすると山である。私は休憩せずに走る。

芦屋の街並みを抜けて、六甲だ。ここで有馬温泉というところに行くつもりで、有料道路の方に向かったが、なんとトンネル内で渋滞1キロとの表示がある。しかも理由は「料金所の工事」なめとんか、ゴルァ!

ここは普通の道路もあるんだけど、ワインディングの連続で珍走団対策のため二輪車通行禁止なのだ。そいでもって強制的に有料道路を通らせて、しかもそっちの都合で渋滞とはいい度胸である。私は有馬温泉に行くのは止めて、六甲山頂を目指した。

平日の六甲山は空いている。日曜日はサンデードライバーでのろのろだが、今日は極楽で走れた。が、カブなので、トップのギアでは上れず、2速を交えてのんびり走った。

鉢巻山トンネルを抜けると神戸市になる。そして、六甲山頂までのちょっとした登山道がある。私はバイクを止めてちょっと歩こうと思っていた。



見晴らしのいいところで写真を撮り、さあ歩くかと登山道を見ると愕然とした。

ゴミだらけなんである。雑誌にコンビニ袋、お弁当の食べたカラ容器にアンパンマンの顔のついたおまるまで転がっている。横に止まっているトラックには人が乗っていた。よく見るとおっさんが夢中でエロまんが雑誌を読んでいる。なんだかなぁ…。

私は急速に気持ちが縮んでしまい、さっさと山を降りて、海側に抜けることにした。30分くらいでさっさと山を通り抜けた。

海側にはメリケンパークという公園がある。私のすきな場所の一つだ。こんな青空の下、私は芝生の上に座ってお弁当を広げ、お茶の用意をした。



今日はエスビットという固形燃料と簡易コンロ、それに湯わかし用のシェラカップを持ってきた。ちょうど土が見えている場所があったので、そこにコンロをしつらえ、こんな感じで湯を沸かした。



3分くらいでお湯が沸いたのでカップに注ぎ、ティーバッグを入れる。山の方を走ってきたので熱いお茶がおいしい。

今日のお弁当はあるもんの間に合わせの詰め合わせ?だ。玄米、ピーマンとベーコンのきんぴら風、ふかしさつま芋、里芋のごまみそ和え、蒸した人参。適当だが青空の下、海を見ながら食べたら美味しかった。



初めて使ったがエスビットはなかなか便利だ。固形燃料が6個入りで定価400円なのでお茶一杯沸かすのに60円強。そう考えれば、高いかもしれないけれど。こんな感じで鎮火したらコンパクトにたためるのがうれしい。



お腹一杯になったのでぼんやりしながらさてどうしようかなと考える。今から真っすぐ帰れば夕方のワイド番組に間に合う。でもそれもなんだかなーということで、お気に入りのパン屋に行くことにした。

その店はイスズベーカリー。いつもは山食やバケットなどのシンプルなものを購入するが、今日はおやつっぽいものとつまみっぽいものを購入。クリームチーズのデニッシュと、ウィンナーの入ったフランスパンである。店の外に出て、記念すべきカブとイスズベーカリーのツーショット。



そこからは真っ直ぐ家に帰った。

50キロかそこらしか走ってないのに微妙に疲れていた。温泉に行けなかったのは残念だけど、パンがおいしいのでいいことにしよう。これで200円は何だか嬉しいね。(^o^)


2003年09月28日(日) 圧力鍋の一日

朝起きるなり、昨日水に漬けておいた大豆を圧力鍋で蒸した。納豆を作るのだ。たった40分の加熱でほんわりやわらかに蒸し上がり、今日の納豆はうまく行きそうな気がする。

蒸し上がった大豆に納豆菌を混ぜて40度くらいに保温。今回は使い古したランチジャーを使ってやってみた。思いの外、保温力があるのでますますうまく行きそうだ。明日の朝が楽しみである。うまくいったらレシピにまとめようと思う。

夕方からは近所に買い物に出た。牛のハチノスを購入してトリッパの煮込み(トマト、にんにく味のモツの煮込み)を作ろうと思ったのだ。が、ハチノスは見つからず、結局100グラム80円のズリ(砂肝)を300グラムと一つ20円の手羽先を10本買った。その他にさんまを2匹に野菜類を購入。

ズリはショウガ、にんにく、長ネギ、粒こしょう、八角、塩、タカノツメを入れた水に投入し、圧力鍋で10分加熱。たったこれだけでさっくりおいしい中華っぽい風味の水煮が出来た。これは薄切りにして万能ネギをちらし、ごま油と醤油を垂らしてつまみにした。

メインのおかずはサンマのトマト煮。単に半分に切って、開きにして内臓を出し、フライパンで焼く。そこにニンニクと塩胡椒、トマトの水煮缶を半分入れてちょっと煮詰めてできあがりだ。塩焼きにしようと思ったが、大根が高かったので煮物にしてみたのだ。

もう一匹のさんまは開いて塩をして明日干物にするつもりだ。

そんなこんなで今日は真面目に料理をしてしまった。圧力鍋でいろいろやるのが単純に楽しいのだ。

今度は小さなカボチャに挽肉を詰めて丸蒸しにするのをやってみたいと思う。でもこれは一人じゃ食べられないやろなぁ。


nao-zo |MAIL

My追加