日々是迷々之記
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2003年07月27日(日) そうだ、京都へ行こう。

小学校時代の友人らと京都に行くことにした。私は交通事故に遭うまえに会ったきりなのでおおかた3年くらい会っていない。ホンの5キロくらいの所に皆住んでいるのに、仕事が忙しかったりなんやかんやで半年に一度くらいメールをするだけだった。

今回はうまいこと全員の都合が合い、そのうちの一人がおすすめの「かき氷屋」が京都の桂にあるのでそこへ行くことになった。が、かき氷のためだけに電車代を使うのもナンやなぁということで近所の嵐山観光もひっつけたというわけである。

阪急電車の梅田駅に朝10時半集合。私が行くと、「うわ〜、何も変わってへんなぁ。」と感心されてしまった。が、みんな全然変わっていない。例のかき氷屋をおすすめしているYちゃんはすかさずバッグから回数券を取り出した。「梅田ー嵐山がコレで、嵐山ー桂がコレ、で、桂ー梅田がこれや。朝、金券屋で買うてきたで。そのほうが200円くらい得なんや。」と言っていた。ホントに昔から変わらない。わたしは安心してしまった。

そこから桂乗り換えで嵐山まで1時間もかからなかった。私は嵐山に行くのは初めてで浮かれて一眼レフを持っていった。が、みんなは何度となく来ているので、カメラも何も持ってきていなかった。

お決まりの渡月橋、人力車を横目で見つつ、昼食を取る店を探す。どこも観光価格だ。きつねうどん800円てアンタ…。みんな、「ザ・めし屋あったらめっちゃ儲かるで。」とか、「ハードロックカフェ嵐山ってあったら笑けるな。」とか、「冷凍のコロッケを揚げてるだけのくせになんで150円もすんねんな。」などと言いたい放題である。しかし、本当に嵐山にはコロッケ屋が多かった。名物?なわけもなく、多分「神戸コロッケ」がブレイクしたから尻馬に乗っているだけなのであろう。

いい加減ハラが減ってきたので、とりあえず味の分かっている「天下一品」に入ることにした。が、この店は何だかな〜の集大成のような店だった。

まず、店員がとろい。とりあえず注文は取りに来るが、水は持ってこない。水をくれというと持ってくるが、まわりを見るとおしぼりもあるようだ。おしぼりをくれというと人数分持ってこない。定食を頼むとオカズだけ持ってきて、次が麺、ご飯は最後である。コーンラーメンを頼むとコーンが入っておらず、「入ってないですけど。」と言うと今から上に追加しますと言って奥にラーメンを持っていくが3分くらい戻ってこない。持ってきたとき、もちろん麺はのびていた。私は半チャンラーメンを頼んだが、チャーハンはぬるかった。

友人は「つけめん春巻き定食」を頼んだがこれもすごかった。中華麺に海苔とネギが乗っているのだが、つけだれはそうめんのつゆなのだ。ご飯はぬるく、春巻きは冷凍を揚げて二つに切って放置してあったらしく、切り口が乾燥している。

「これやったら駅前のコンビニで弁当買って、日陰で座って食べた方がナンボかマシやで。」これが食後の一致した感想である。

食べ終わると横のジャニーズショップを冷やかす。田代まさし(マーシー)の店などは跡形もないが、ジャニーズショップは盛況である。が、顔を見ても誰がなんだか全然分からないので愕然とする。滝沢君という人はかろうじて分かるが、それより後輩の人達はみんな一緒っぽい。私がふと思い出して、「北公次はフォーリーブスだったっけ?」などとボケた発言をすると、「いくらジャニーズショップやからってそんな人のもん売ってへんで。」とすかさず突っ込まれた。いや〜。スルーされるかと思ったよ。

嵐山は飽きてきたのでそそくさと桂に移動することにした。早速駅に向かい、回数券で乗車。10分ほどで桂に着いた。そこから桂離宮に向かって徒歩20分くらいか。目的地、中村軒に着いた。

ここ20分ほど待ち、3畳間くらいの小さな部屋に通された。ほりごたつ風ちゃぶ台で6人組にはぴったりだった。そこでそれぞれ宇治金時、ミルク金時、私は「ゆず氷」を注文。これがかなりうまかった。私の人生のかき氷のなかで1、2を争ううまさだ。(ちなみに今までの1位は鹿児島のデパートの食堂で食べる「白くま」である。)ガラスの器にさらさらの細雪のような氷がてんこもり。その上に甘さ控えめのゆずシロップ。上に、ゆずの輪切りを砂糖で煮たモノがちょこんと乗っている。味は上品で、何より氷がうまい。さくさくしてるが溶けにくく、最後までちゃんと氷として味わえる。友人の宇治金時も抹茶を本当に溶いたものに、シロップ、和菓子屋のおいしいあんこがてんこ盛りでかなりレベルが高い。春のいちご氷もうまいらしいので今度は春に来ようとココロに誓って店を離れた。

その後、ぶらぶらとまわりを散策する。国道は歩道を歩くのがこわいくらいにクルマがびゅんびゅん走っているが、一本中に入ると静かなもので、のんびり歩くことができた。桂離宮に入ってみようとしたが、事前に申し込まないと入れないようで一周まわりをぐるりと歩き、西日の中、桂駅まで1時間ほどかけて歩いた。昔ながらの家や、苔むした松の木、そういうモノを見ながら日陰を選んでのんびり歩く。こんな時間も何だかたのしい。

そこから大阪に着くと、みんなで旅行センターのような所へ行き、次の計画を練る。年に一度くらいは温泉に行こうと計画をする。夜になると、999円ステーキで密かに有名な「トライ第三ビル店」へ行った。ここはステーキか牛肉のたたきが999円でみそ汁、ご飯付きなのだ。お肉の横には千切り野菜がてんこ盛りでバランスも悪くない。テーブルの上にはステーキソース(あっさり味)、練りからし、かりかりにんにく、つけもの3種類などがあり好印象。惜しみない感じが大阪っぽくていい。店員さんもてきぱきしていて、肉が焼き上がるのを見計らってご飯をついで、おみそ汁をつぐ。出てくるタイミングは6人前全て同時であった。あたりまえのことだけど、うれしかった。味もばっちりである。今度また来ようと思った。

本当に今日はよく食べ、よくしゃべり、楽しい一日だった。会社に行くとつまんないことでいらついたり、人生そのもののやる気を失ったりするが、それも別に自分だけじゃないし、こういう一日があるとまた明日からもがんばれそうな気がする。ちょっと大げさかもしれないけれど、友達っていいなと思った。


2003年07月26日(土) すてきなかあさん

お昼頃から街へ出て友人と待ち合わせをした。彼女は同年代で元デザイナーの現在は2児の母である。今日は結婚式の帰りということで上の娘さん(10歳)と一緒だった。

おまたせ〜と無事落ち合うと、おなかが空いたのでなんか食べようということになった。私はブランチに納豆ご飯を食べただけだったので素直に同意。「蛸の徹」というたこ焼きを自分で焼く店に行った。そこで「たこしそチーズ焼」「お店焼」「ぶた玉」「焼きウドン」を注文。昼間っから生中で乾杯である。友人は娘さんのウーロン茶にもジョッキをぶつけ、「今から乾杯の練習してるねんなー。」と娘さんに話しかけていた。娘さんはなれた風にカチャンとグラスを当てていた。そのあとは、たこ焼きに夢中で、まだ生焼けの段階から千枚通しを持ってつつきたくてウズウズしていた。

ビールを飲みながら壁の芸能人の色紙を見て、その芸能人が華やかなんだけど微妙に関西の人ばっかやなぁ(松浦亜弥、aiko、黒鉄ヒロシなど)と話に夢中になっていたら店の人に、「あんたらさっさとひっくりかえさなあきまへんで!」とがががっとたこ焼きをカカカっとこそげられてしまった。そこで上手なひっくり返し方を教えてもらい、娘さんは横目でたこ焼きを見つつ、話を聞いているのでなんだかかなり注意散漫みたいだった。「ほなやってみ!」と友人にうながされ、ひっくり返そうとするがうまくいかない。ハテハテ、やっぱりちいさな子には難しいのかなと思ったら、友人が、「あ、あんた左ききやんか、忘れてたわ。左でやり、左で。」と爆弾発言。お店の人も、お母さん、忘れ取ったらあきまへんでぇとすかさず突っ込んでいた。

「たこしそチーズ焼」に舌鼓をうちながら夏休みの計画などを話す。彼女は生中2杯目に突入。わたしはカブだったので1杯で止めておいた。そのうちに娘さんが、「おかあさん、酒臭い〜。」と言い出した。すると友人はすかさず「鼻でもつまんどき〜。」と言って娘さんの鼻をつまんでいた。まだ1杯半くらいしか飲んでないのでほんまに臭いってことはないんだろうけど、飲み会とかで帰ったときなどはほんとに臭いって言われてそうだ。

その後、彼女たちはチャップリンの映画を見に行くということで私と別れた。なんだか彼女を見ていると「問題ない、問題ない。」とつぶやきたくなってしまった。

今まで何人も子連れの友人を見ているが、彼女のところが一番健全に思えたからだ。私から見ると、子供や、周りに気を遣いすぎなので痛々しくなってしまうケースが多かったからだ。電車に乗れば子供を座らせて、外食すれば子供がちょっと席を離れただけで、周りにごめんなさいと言い子供を叱る。もちろん、ファミレスなんかで走り回ってる子供を放置するのは問題だと思うが、程度の問題で適宜しかるなり、ほっとくなりすればいいのではないだろうか?

娘さんも終始楽しそうだったし、友人もビールを飲んでごきげん、私も思いがけず楽しい時間が過ごせた。今日は友人の「すてきなかあさん」的側面に感謝、感謝なのだ。

帰り道、私は酒屋で彼女おすすめの「氷結21」を購入して帰った。これも二重丸的なうまさで今日はうれしい一日なのだ。


2003年07月25日(金) 今日は愚痴の日。

お昼過ぎに派遣会社の担当者が様子をうかがいに来た。軽く世間話をしたあと、もう一人、派遣の方いらっしゃいますよね?と訊かれた。私は一瞬ハテ?と思ったが、ああ、彼女のことかと合点がいった。

彼女は違う部署でまた他の派遣会社から来ている。数ヶ月前、私が登録している派遣会社を紹介して欲しいというので担当者の人の名刺と紹介カードを渡したのだ。担当者によると、先日彼女からメールが来て、なおぞうさんに会いに来たときにでもぜひ、ご挨拶させてくださいみたいなことが書いてあったそうだ。

わたしは、ああ、そうなんですね。はいはいと彼女を呼びにいった。別の会社だが、中はつながっているという構造なので、割とふらりと寄りやすいのだ。彼女の所へ行くと、彼女は電話中だったので目で合図をして私は立ち去ろうとした。てくてくと歩き出すと、顔見知りのおっちゃんが、「○○さんに用事?後で呼ぼうか?」と云うので、「まあいいですわ、忙しそうですし。」と断り、その場を離れた。

その5分後、彼女はやってきた。ドアを開けると憮然としながら、「別の派遣会社の人が何か会いに来たみたいやでって言われてびっくりしました。私かなり困るんですけど…。」別の派遣会社から来ているのに、客先(勤務先)で別の派遣会社とコンタクトをとるのが非常にまずいような口ぶりである。

それならそれで、「立ち寄った際には、是非ご挨拶させてください。」なんて言わない方がいいんじゃないだろうか?私が担当者としゃべっている時に彼女が同席したら、まぁ、どういうことかは誰が見ても分かるだろうし。(要は、今の派遣会社に不満があるんで、良い条件に見える私の会社を紹介して欲しいってことだし。)

私が彼女なら、メールで連絡を取って外で会うと思うのだが。今回の件は、何だか私が悪いみたいじゃないかぁ。何かまぁ、他人の考えることは分からない。昼食の時などたまに一緒になるが、そのときは気さくでイイ感じの人だったのに何だか残念である。まぁ、そんだけ彼女が派遣の勤務先での体裁を取り繕っていい人でいようと努力してるってことなのかもしれないけど。私なら絶対やらない種類の努力だ。

私は日々、「お役に立ってナンボ」という考えに基づいて仕事をしている。逆に言うとそれ以外はプライベートなのでご遠慮下さいという考えだ。わかりやすく言うと、仕事中に私用電話、携帯をいじくるなどは絶対にしないが、バイクや自転車で通勤しようが、昼休みに一人でその辺を散歩しようが私の時間なので私の勝手だと思っている。こういう考えに照らし合わせてみると、彼女の行動はなんだかグレーで何がどっちなのかは分からない。それでムカつかれても何だか困惑してしまう。

なんかつまらない世界である。さっさと酒を飲んで寝てしまおう。


nao-zo |MAIL

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