日々是迷々之記
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2002年11月09日(土) おもしろいオバさん

夕食が終わり、雑誌を読みながらマッタリしていると携帯電話が鳴った。病院時代の知り合いである。病院に行かなくなってから一年近くが経ち、その子とも会っていない。なつかし〜と思いつつ電話に出た。

「あの〜、DVD返しに行きたいんすけど〜。」忘れてた。確かに「マトリックス」のDVDを貸していたのだ。ええよ、ええよと言って返してもらうことにした。数分後、近くまで来ましたと連絡があったのでマンションの外へ出た。

んで、返してもらいついでにちょこちょこっと雑談をした。すると、「実はね、ボク、結婚しそうになったんすよ。」「へー。」「聞いてくださいよ。」「ふん。」「1ヶ月くらい一緒に住んでたんですけどね…」

話を聞くと「同棲していた」→「結婚しようという話になった」→「親に反対された」→「気持ちがちょっと盛り下がった」→「車で事故った」→「手元にない車のローンを払うのがいや」→「イライラ」→「やっぱ結婚やめ」ということらしい。まぁ、ない物のローンを払うのはつらい。私も未だに事故ったバイクのローンを払っている。でも、車やバイクに乗ってたら一度は通る道ではないか。(あ、ちょっと違うかも)

昼病院で働いて晩に学生をしているので一応学生なのに、ハイラックスサーフなんかよく維持できるなぁとは思っていたが、そういうことを言うのも時代遅れな感じがしたので言わなかったが、さらに事故ってローンもっていったら生活しんどいんちゃうかなぁと思った。う〜ん。引き続き話を聞いていた。

「でね、結婚することが決まったら、ぜひなおぞうさんに会ってもらおうと思ってたんですよ。彼女にね、話したらぜひ会ってみたいって言ってたから。」

なんで私がアンタの彼女に会わないかんねんと思いつつ、続きを聞く。

「インターネットの話になって、詳しいねって言われたんすよ。で、なおぞうさんていう面白いオバさんが病院にいて、その人にいろいろ教えてもらったって言ったんすよ。主婦でバイクで事故った人やねんけど、マックおたくでホームページとか作ったりしてる人だって言ったら、面白いね〜。とか言ってて…。」

面白いオバさん、ってアンタ…。25歳くらいの人から見たら私はやっぱりオバさんなのかと思うとちょっとショボーンである。確かにサザエさんより7歳年上だし、やっぱりオバさん?

「バイクで事故ったマックおたくでホームページなんかも持っているオバさん」ってなんだかな〜と思うが、それが今の私の姿なのだ。うう、なんか嫌。だからといって、バイクをやめる気もマック生活をやめる気もさらさらないのだが。

30代にさしかかった女性にもれなく押される「オバさん」という烙印。恐ろしいことに、藤原紀香だろうが山口智子だろうが松嶋菜々子だろうが20歳前後の男性からしたらもれなくオバさんなのだ。

「扶養家族が、扶養家族持ったらアカンで。結婚は自立してからや。」と言っておいたが、こういう考え方自体が時代遅れなのかもとふと思った。


2002年11月05日(火) 夜の精肉店

帰り道にがしがし自転車をこぎながら、今日の夕食は何にしようか考えていた。家には昨日作った「牛すじカレー」がある。今日のお弁当はエリンギのバター焼きのっけカレーだったが、晩は何かどしっとしたカレーが食べたくなった。

そうだ、どしっとしたカレーと言えばカツカレーだ!と思い立つと今度はそのトンカツをどうするか考えはじめた。この時点で家までの道のりの半分は過ぎている。スーパーで肉を買って揚げるのもめんどくさいし、どうしようかなぁと考えていると、数日前の日記に書いた「朝から揚げものをジャージャー揚げているお店」のことを思い出した。そうだ、あの店に寄ってみよう。

時刻は19時。お店はまだ開いていた。が、さすがにもうジャージャーと店頭で揚げてはおらず、トンカツ、からあげ、コロッケなどがフライヤーの横にちんまりと陳列してあった。「トンカツ200円」と書いてあった。

「おばちゃん、トンカツちょーだい。」と呼びかけると、非常に精肉店らしいおばちゃんが出てきて言った。「210円やけど200円でええわ。あ、これも入れとくわ。」とがさがさと傍らの揚げ物を昔ながらのハトロン紙に包んでくれた。「うわ、ええのん?」と私が問い返すと、「もう、仕舞いやからな。おまけや。」といって、もう一つ入れてくれた。「ありがとう。」と言い私は200円を渡して家路についた。

家に帰ってカレーを暖めつつ、揚げ物の包みを開けてみた。中にはトンカツ、コロッケ、ウインナーとウズラ卵の串カツが入っていた。これを見て私は瞬間的に「平日禁酒」をかなぐり捨てて、コップに氷と焼酎を入れた。そしてテレビをつけたがロクなもんがやっていなかったので、音楽をかける。mp3のランダムモードにしているので、ドリフターズから中森明菜、百恵ちゃんまでかかるでたらめ具合だったが、鼻歌を歌いながら焼酎を飲み、トースターでコロッケ、たまごカツを焼きソースをかけ、食べた。台所内立ち飲み。キッチンドリンカーの一種である。

と、言うことでカレーが暖まるころにはコロッケ、タマゴカツ、焼酎ロックは胃袋に収まり、「学校へ行こう」を見ながらカツカレーを食べる頃にはしっかりアタマのなかはボヨーンとなっていた。

しかし、精肉店の揚げ物を食べるのは久しぶりだ。久しぶりに食べるとそのどかんとした存在感、実力に感動する。コロッケはイモ、そして挽肉のみ。形はいびつである。竹串にウィンナーとウズラタマゴを変わりばんこに刺した串カツはこじゃれた店では絶対食べられない。そしてトンカツはでかく分厚いが、縮まないようちゃんと筋は切ってある。それをラード100%と思われる油でがしっと揚げてある。ああ、ビバ!精肉店!と賞賛せずにはいられない。

これから会社帰りはたびたびあの店で何か買ってしまうだろう。「じゃがカツ」ってのも何か気になるし…。


2002年11月04日(月) お買い物

この休みは連休なのだが、今年は遠出をしなかった。いきなり寒くなったので体がついていかないというのが理由である。といっても家でネットばっかりやってると立派なひきこもりになってしまうので、一念発起して木枯らしの中外へ出た。

行き先は日本橋である。電機屋街へ行って散策をするのだ。その近所には道具屋筋というプロ用台所用品(厨房機器っていうのが正しいんだろうか?)を扱う店が軒を並べた通りがある。そっちも私の大好きな場所だ。

膝の調子が思わしくないので今日は自転車はお休みだ。が、バスに乗ると変なギャルなどに「何だかな〜。」と思ったりして、やっぱり自転車にしたら良かったかなといつもながらに感じてしまう。ちょっとアタマがおかしいんだろうか、私。

とにかく終点のバス停に着いた。近くの映画館では「トリプルX」をやっている。今見たい映画の一つなのだが、どうもB級の香りが漂うので躊躇している。案の定こないだ始まったばかりなのに11月8日で上映は終わり。やっぱりあんまり面白くないのだろうか?

前述の道具屋筋では米びつ、耐熱ボウルなどを心の欲しい物リストに記入した。米びつは我が家の長年の課題である。現在は巨大タッパーに入れているのだがこれが何とも中途半端なでかさである。5キロ全部を入れようとどささ〜っとやると、6合くらいだけ入らない。ということで最初の3回くらいは米袋から米を出すことになる。いろいろ見たのだが、ボタンを押すとざ〜っと出てくるタイプか、水色のプラスチックのコンテナボックスのようなものばっかりだった。実家にあるようなブリキの箱が欲しいのだが結局見つからなかった。親が私が生まれた頃に買ったと言っていたから30年前のシロモノである。さすがの道具屋筋でも見つからなかった。これからも私は米びつを探し続けることだろう。

さて、電機屋街である。まず、マックの中古を見にゆく。初代5ギガのiPodが29800円で売っていてふらふらする。ううう。他にも20周年記念マックや、G4キューブが私の心を振るわせる。が、異常に高い。15万てアンタ…。その傍らに新品開封品のeMacが99800円で売られておりちょっとびっくり。さすがマック界。訳がわからん。

次はパーツ屋にゆく。いろいろ変なものがあって楽しいのだ。CD-Rのディスクが20円くらいで売っていてびっくりしたり、ノート用のコンボドライブが15000円くらいで売っていたのを見て、省スペーススタイリッシュマシンの自作をしたいなぁとふつふつと思ってしまった。が、作った後の使い道が思いつかないのでやめておく。自分の作ったマシンにMacOSがインストールできれば絶対作るんだけどなぁ…。結局ある店でプレステ2で使えるDVDを見るとき用リモコンを買う。台湾製の「遊楽駅2」という商品名で880円也。

雑貨屋さんと食堂が合体したようなお店で、ナシゴレン定食390円、ベトナムコーヒー250円を食して帰ってきた。

しかしいきなり寒くなってきたなぁと襟巻きをぐるぐるに巻いて帰ってきた。膝の調子もいまいち不安だし何だかイマイチ気合いの入らない連休だった。


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