日々是迷々之記
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2002年06月02日(日) カブ旅、奈良へ。観光地堕落編

昨日からの続きである。

峠を越えるとそこは奈良県。道幅もそれなりに広くなり、1時間以上かけて登った峠をひゅんひゅんと下って行く。最初の太い道、国道168号線で右折し、南下することにした。

程なくして、反対車線に「木成りトマト」の看板とビニールハウスを発見。その場では寄ることができなかったので適当にUターンして戻ってきた。大ぶり、小ぶりとりまぜて、6個のトマトがかごに入って300円。スーパーと同じくらいの値段だなぁと思いつつ、ひょいと持ち上げてみてびっくりした。重いのである。ずしっという感じだ。よく見ると、ヘタも青くて、においを嗅ぐといかにも青臭い。そこに生産者とおぼしきオバチャンが登場し、「今日の朝、もいだからね。」と言う。コレは買わずにはいられない。



タオルで壊れないようにつつみ、トマトをかごに入れ、再び走り出す。30分ほど車の波にもまれながら、若草山地帯へ突入した。この辺は、東大寺、シカがいる奈良公園、などなど、関西地区の小学生なら一度や二度は訪れる、奈良観光ゴールデンゾーンなのだ。

このへんのシカはかなり傍若無人である。そのへんを好きなように歩き回り、車道を横断したり、小さな子供の持っているシカせんべいを奪ったり好きなようにやっている。こんな看板もあった。



公衆トイレの女用の入り口の看板である。某テレビ番組で見たのだが、夜に中に入ってきて、トイレットペーパーを食べ、中で寝てしまうのだそうな。で、朝になると出てくる。ちゃんと身分はわきまえていて、「トイレから出勤」すると、その番組では伝えていた。



そのシカ達。こんなかんじでそこいらでマッタリしている。左端のヤツが舌なめずりをしているのが、いかにもあなどれない感じだった。

ふとベンチで休憩していたらおなかが空いてきたので、さっきのトマトを食べることにした。タオルでふこうととりだすとトマトに亀裂が入っている。ぎょ!バイクの振動で割れたのかなぁと思いつつ、他のも見てみた。すると、圧迫して割れたのではなく、熟れていて自然にひびが入ったようだった。ホンマによう熟れてるんやなぁと感心しつつ一口ほおばる。その瞬間、どぼぼっとタネ部分のもやもやがこぼれた。トマトは皮の中でぱんぱんに熟れていたのだ。1つ食べ終わるとお腹が一杯になった。

お腹が満ち足りたので、次なる目的地、「若草山」へ行くことにした。ここは、100mほどの山で芝生でおおわれており、例によってシカが放たれている。芝を燃やす「山焼き」などで関西人にはなじみ深い場所だ。

山を囲むフェンスのところに辿り着いてビックリした。入山料がいるのである。アンタはチョモランマかい!と突っ込まずにはいられない。しかも登るゲート、降りるゲートまで決まっている。絶対登らないもんね、とココロに決めつつぱちりと一枚。



ああ、マボロシの若草山よ。150円あったらあたしゃパンでも買って食べるよ。



なんかおいしそうな物はあるかなと、みやげもの屋さんを覗く。美味しそうなものはなかったが、「くさそうな物」はあった。



「フン&ハナクソ」である。下ネタで小銭を稼ごうというのか、奈良よ!そのうち、「大仏さんのスネ毛」とかいって乾燥ヒジキでも売り出しそうな勢いだ。今後に期待。

もちろん、フンやハナクソは買わずに奈良を後にした。使ったお金は300円。走行距離は100キロくらい。ガソリン代を入れても500円ほどのツーリングだった。

この旅日記を読んで、奈良に行きたくなる人っているんだろうかとふと思ってしまった。ハハハ、奈良観光の営業妨害かも。


2002年06月01日(土) カブ旅、奈良へ。峠越悶絶編

朝起きると外は暑いし、家は汚いし、洗濯物はたまっているしで、いきなり出鼻をくじかれた。トホホとなりながらも家事にいそしむ。9時半に「建もの探訪」を見ると手が空いたのでプチツーリングに行くことにした。

今の時間からどこか遠くに行く気もしないので、近場の奈良に行くことにした。奈良と言えば、大仏とシカである。大仏は見るのにお金がかかるので却下しとりあえずシカでも見るのが目標だ。

持ち物はタオルとペットボトルに凍らせたお茶、地図、サイフにお買い物用マイバッグ。それが最近付けたかご2号にぴったり入った。デジカメは振動で壊れるとイヤなので、ジャケットのポケットに入れた。



プルルンと軽快にエンジン音を響かせ出発した。東に向かって幹線道路を走る。高架の下を走るので日陰で快適だ。

信号待ちでコルベット発見。ものすごい幅である。カブの3倍くらいありそうだ。グラマラスなラインに感動してパチリと一枚。



一時間ほどで峠のふもとまで辿り着いた。今回越える峠は暗峠。くらがりとうげと読む。大阪-奈良を隔てる峠としては一番マイナーだろう。しかし、地図には太い道で載っている。3桁といえども国道だからだ。国道308号線。少し登って行くとこんな感じである。



前から車が来たので端に寄っているのである。狭すぎてすれ違えないのだ。ちなみに舗装もいわゆるアスファルトではない。ただのコンクリートにまるでカンポックリで歩いたような丸いあとがある。斜度がきついので普通のアスファルト舗装だと暑い日に流れてしまうのだ。

カブは一速でしか上れない。しかも苦しそうだ。スピードは10キロほどだろうか。ちょっと休むことにした。



日陰に一緒に入りふうっと一息。私はお茶を飲んだ。5分ほど休憩して再度エンジンをかけた。ガ〜ン!エンジンがどうしてもかからないではないか。いわゆる熱ダレである。やはり小排気量。ムリしてもどうにもならないので、再び休憩する。ウグイスなど、鳥の声がしているし、そよよと涼しい風が吹いている。まぁまぁのんびりしましょうよ、という感じだ。

小一時間、お茶を飲んだり、木々を眺めたりしたのち、カブは元気にエンジン音を響かせた。さぁ、峠はもうすぐだ。



しつこいようだが、これでも国道である。えっちらおっちらと登って行く。やっと到着した峠は東大阪市と生駒市が隣り合っており、昔ながらの石畳の峠だ。



ハイカーの人たち用に、お茶屋さんや、おみやげやさんもあるが、まぁいつ見ても繁盛していない。土日以外は閉まっているようだし。



この峠には、いままで所有した全てのバイクで来ているが、カブはやはりひと味違う。登るのに1時間半もかかるし。125ccのオフロードバイクで来たときもそれなりにしんどかったが、キャンプ道具を積んでいても走りきることはできた。

カブにはカブの乗り方、旅の楽しみ方があるのだ。峠の向こうでの出来事は明日の日記に書こうと思う。(毎度重くて済みません。)


2002年05月23日(木) 「私、パソコンできます!」の実体。そして…

いつものように結構ヒマな昼下がり、24歳新入社員の子がテケテケとやって来た。「なおぞうさん、E-Mailのやり方を教えて欲しいんですけど。」と言う。「E-Mailのやり方」といっても具体的に何を知りたいのか分からなかったのでハテハテ?となった。

確か彼女はノートパソコンを持っていて、家はインターネットマンションとか言ってた。ということは、ソフトの使い方というよりは、英文メールの扱い方だろうと判断した。

「大体、決まり切った内容が多いから、全部ひな形化してあんねん。そこから引っ張ってきて、相手側の担当者の名前と数字だけ入れて送信したらいいよ。」と言った。が、彼女は的を得ていないといった顔をしている。

「あのー、このソフトの使い方がよくわからなくて…。」このソフトとはアウトルックエクスプレスである。ハァ?である。この人は家で何のソフトでメールをしているのだろうか?ポストペットオンリーなんだろうか。私は恐る恐る聞いてみた。すると、「ホットメールです。」とのことだ。

それはいい。が、プロバイダから付与されるメルアドはどうしているのか?私は聞いてみた。「プロバイダのアドレスは何に設定してるの?」「え…。」プロバイダのアドレスって何って感じである。およよよ〜、参った。
多分どこにも設定してないのだろう。

多分インターネットマンションとは、マンション自体がケーブルインターネットに加入していて、住んでいる人はパソコンとLANカード、LANケーブルを用意するだけで接続できるのだ。ということは、アカウントや、パスワードの設定をしなくても、ブラウジングはできるわけで…。むむむ。ある意味、スイッチをいれるとテレビが見られるのと同じではないか。

これで、「家でもインターネットやってます!」というのはいかがなもんか?こういう人がウィルスを拡散させてるんだろうなぁと感じずにはいられない。

だが、気を取り直してアウトルックエクスプレスの大雑把な使い方、ファイル構成、署名の意味などを教えた。本当にそれだけである。それに対する彼女の反応がすごい。「なおぞうさんて、何でもできるんですねー。どこで習ったんですか?」

私は脱力感でホヨヨ〜となってしまった。誰がアウトルックエクスプレスの使い方なんて習いに行くかいな。そこらへんのメニューとか開けて覗いたりしたらだいたい分かるやろ。細かい設定とか分からなかったら、本屋で「ぱそ」とか立ち読みしたら書いてあるし。何で自分でどーにかしようと思わないのって感じである。

しかも、私はマックユーザーで、典型的なアンチマイクロソフト者である。(といってもIEはさすがに使っているが。)その私に「アウトルックに詳しい」なんて思ってしまう君はなんなんだ!

彼女は全般的にこういう人である。ウィンドウズのタスクバー(灰色でスタートボタンとか、時計とかが乗っかっている。通常画面の下のほうにある。)が右端に縦になってしまった時も大騒ぎだった。

「きゃ!なんか縦になってる!どうしよう!」彼女は真向かいの席なので画面は見えない。ああ、またなんかやってしまったなと思いつつ放置していたら、案の定、「なおぞうさん…。」である。やれやれと彼女のモニタをみるとタスクバーが右端に来ていた。「何もしてないのになったんです。」何もしてないことはないと思うが。黙ってタスクバーをクリック&ドラッグで下まで持ってきたら元に戻った。当たり前である。「すご〜い。」すごかねぇよ。

これでビックリしているくらいだから、「自動的に隠す」にしたらパニック状態やろなぁと思うとため息がでる。こんなことは日常茶飯事で、彼女のパソコン操作を見ているとアタマがキーっとなってしまうのは私が「いらち」(気が短い)だからだろうか?

エクセルで入力していて次のセルに行くのに、タブキーや、リターンキーを使わずに、マウスでクリックして選択したり、フロッピーディスクの中のひな形を開き、フロッピーを抜いてしまい、保存をしようとしたらできない!と言ってみたり、ほんとにどーにかせぇよと思わずにはいられない。

これで職務経歴書の自己アピール欄に「家でもパソコンを使い、インターネットをしています。パソコン操作にも慣れており、英語、韓国語、フランス語のスキルと合わせて…。」みたいなことが書いてあったらしい。(採用前、所長がデカイ声で言っていた。)

フランス語、韓国語についてのスキルは私にはわからないが、英語に関してはかなり寒いと思った。TOEFLで言えば400も行かないだろう。前の会社では、海外からのお客さんの案内みたいなことをやっていたらしいがとても信じられない。電話で相手の名前がどうしても聞き取れなかったとき、「とっさに言われても、聞き取れないんですよね。」と言っていたのには笑った。普通、とっさに話しかけられるもんではないだろうか。「ワタシイマカラエイゴシャベリマース。Hello!」なんてヤツはいないだろう。

韓国語に関してもちょっとナゾが多い。お父さんが過去に韓国と貿易をする仕事をしていた関係で親から習ったらしいが、しゃべったりできるだけで、文化的なものはあまり知らないようだ。「ポンデギ」とか「ゆず茶」とか知らないって言ってたし。(食べ物のことばかり聞くのはアレかもしれないけれど。)

彼女は全体的に大風呂敷な人なのだ。もしくは、自分では本当に完璧だと思いこんでいるか。後者だったら始末が悪い。「意識がない人」が一番手に負えないと最近思うようになってきたからだ。

あと一ヶ月弱でお別れなのが唯一の救いだ。あ、彼女自身は全然嫌な人じゃないんだけど。年の割にキャピキャピしてないし、男性の前で態度豹変ということもない。ただ、助けを求めるときに何も言わず、ちらっとこっちを見るのが何だかなぁと思うだけである。


nao-zo |MAIL

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