日々是迷々之記
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あいかわらず人災の多い仕事だ。だからといってイライラした気持ちをひきずってもしょうがないので5時半にどんと勇気を持って切り上げて、帰りにツヤタへ寄った。が、しかし、運の悪いことに、会員証がない。昨晩財布のレシートやポイントカードを整理したときにうっかりしまい忘れたのだろう。
が、ここであきらめてしまってはさらなるストレスの上塗りになる。ごごご〜と音を立て家に帰り着いた私は、仕事用衣装をいつもの穴あきGパンとマウンテンパーカーに着替えて、ザックを背負い、自転車をかつぎおろした。
前後のライトを点滅させ、夜の道をこぐ。風はつめたいがじきに背中が汗ばんでくる。この感覚。病院に行っていたころの感覚だ。凍り付く空気が体にがんがん入ってくるのが面白くて足を止めずに走る。夢中になってこぎ、ツタヤに着いたら、太股のあたりがぼや〜んと疲れている。久しぶりの感覚だ。
ビデオの棚を見て、いいのが見つかった。サンドラ・ブロック主演の「デンジャラス・ビューティー」だ。私は彼女が結構好きで、「スピード」以降は恐らく全部見ているだろう。
帰り道、100円ショップに立ち寄る。すると新機軸で冷凍食品のコーナーができていた。すかさず、ミックスベジタブル、スイートコーン、ほうれん草を購入。小口なので霜が降りる前に食べきることができそうだ。
またまた、脱線し酒屋で黒生購入。映画といえばビールなのだ。
家に戻るやいなや、唐揚げの段取りをする。今日は砂肝を用意。筋を取り、カレー粉と塩胡椒、少しのショウユに漬けこむ。その間にジャガイモを6つに割り、皮付きフライドポテトを作る。二度揚げでパリパリにできた。砂肝は片栗粉をまぶしてさっとあげる。さくっ。ウマイ!でも絶対ご飯のおかずにはならない味だ。
コタツに電気を入れ、砂肝からあげ、フライドポテト、皮をむいた人参、ビールを並べて、電気を消し、ビデオを見る。うぐうぐ。プハッ!かりかり。ほくほく。ごくごく。ぐぃ!どはははは!時折サンドラ・ブロックのセリフに笑いながらあっという間に2時間が過ぎていった。
映画が終わるころには「え?今日、どんなしょうもないことあったっけ?」という感じだ。私が単純なのか、会社の根が浅いのか、それは謎だが。
しかし、こんな食事をしていることが主治医の先生にばれたら脅されそうだなぁ…。あと8キロは減らさないといけないのに…。
| 2002年02月03日(日) |
早朝のワインディングロード |
結局昨晩は、三田のコープでお弁当やビールなどを買い出しし、六甲の宿に泊まった。飲み過ぎでばたんと寝てしまったので目が覚めたのは7時頃。いつもと同じ時間だ。コーヒーとパンで朝食を済ませて、そうそうにチェックアウト。今日はこれから1000キロ点検なのだ。
朝靄の中を走る。表六甲道路はワインディングがぎゅんぎゅんと続き、あー走らせたいなぁという気持ちにさせる。今はダンナさんの運転だが、もうちょっとうまくなったら自分でここに来たいなぁと思った。
ここが2輪通行禁止なのがかなしい。まぁ、いかにも事故が起こりそうではあるけれど。道はびっくりするほど空いており、途中でガソリンを入れることにした。うちのフォレスターは正確には「STi2 タイプM」という種類でガソリンはハイオクである。わたしはそれを知ったとき、アタマがくらくらした。「ハイオク=ブルジョア」だと思っていたからだ。
どきどきしながらガソリンを入れる。500キロほど走って、46リッターほど入った。リッター10を越えているので2000ccのターボ車としてはましだとは思うが。
以前は外国で1300ccのCR-Xという車に乗っていたのだが、この車は驚異的に燃費が良く、満タン45リッターで800キロほど走れていた。しかもガソリンはリッターあたり40円くらい。それが私の中で基準になっているのでフォレスター感覚に慣れるのは時間がかかりそうだ。
スタンドのおばちゃんにしつこく「洗車いかがですか?今なら待ちなしですよ。」と勧められる。先週も今週も雨の中走行だったので、触れば手が汚れるクルマになっているのだ。これから滋賀に帰るダンナさんは、「これからもっと汚れるから。」と言って断っていた。そうなのだ。滋賀は雪が積もったり溶けたりを繰り返しているらしい。
点検に持っていくと、えらく早かったですねと言われた。確かに。納車1週間で1000キロ点検だと早いのだろう。
が、しかし、来週は和歌山の温泉に行くのだ。多分500キロほど走ることになるだろう。秋にレンタカーのビッツで走った道を今度はフォレスターで走る。どんなもんか楽しみだ。
目が覚めると、淡路島のコンビニの駐車場のクルマの中にいた。昨晩は夜中にダンナさんが帰ってきて、その足で西へと走り、明け方のフェリーで海を渡ったのだ。
フォレスターの座席は背もたれを倒してキャンプ用マットを敷くと、快適な寝床になる。冬用のダウンの寝袋に入って寝るとテントより快適だ。今回は車内の結露防止に、前部座席の窓を1センチくらい開けて寝た。いい感じで目が覚めたのが9時くらいだ。
二人でタオルをポケットに入れ、コンビニにゆく。かわりばんこにトイレに行き、洗面所で顔を洗い、ついでに歯磨きまでした。それで帰るのも申し訳ないので、コーヒーとサンドイッチを買った。ぬくくてうまかった。
そこからは、時計回りに島を南下した。一応目的のようなものがあって、水仙の花を見たかったのだ。島の南部には水仙郷と呼ばれる場所があり、急峻な斜面に水仙が咲き乱れているらしい。雨が降りそうな曇り空の下、フォレスターをひゅんひゅんと走らせて行く。
途中で雨が降り出したが、小雨なので心配はなかった。快調にとばしてゆく。目的の水仙郷まではすぐだったが、路上に呼び込みのオバチャンが連なって、おいでおいでをしている。それを見ると、急に気分が萎えてしまった。テレビで紹介されたことを大々的に自慢している看板もなんだかうっとおしい。私たちはクルマを止めずに走り去った。
ふと信号待ちで道ばたをみると、水仙の花が咲いている。走り出してよく見ると、たんぼのあぜは水仙の花で一杯だ。なぁんだ。わざわざ入場しなくても見れるんだねと言い合いながら、少し窓を開けた。すると水仙の香りがふんと軽くただよう。
田んぼではところどころ菜の花が咲いていたので、すこしづつ春に向かっているのだなぁと感じた。
だんだんと雨は本降りになってゆき、結局夕方のフェリーで本州に戻ることにした。
納車して一週間。今日で900キロを越えた。明日は1000キロ点検なのだ。
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