日々是迷々之記
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2000年8月10日以来、1年6ヶ月ぶりに働いた。結果、心地よい疲れでビールがうまい。パソコンを使う仕事なので目の奥がじ〜んとした感じはあるが、あくまで心地よい。
私の仕事は各方面から集まってきた書類を1つにまとめて、それを画像に変換して、各方面にメールで配布するのが主だ。やることは単純だが、為替レートの違いで微妙に出た誤差を吸収したり、なかなか気を使う。
しかし、こういうように大きな流れの中で、ひとつひとつ積み重ねて行く感覚はなかなか一人では味わえない。別に仕事が好きなわけではないが、作り上げて達成して行くというのは気持ちがよいように感じる。
人に依ると思うが、やっぱり私は元気なうちは働きたいと思う。コドモなし、介護する人なしの専業主婦の「三食昼寝付き」的ぐうたら生活もいいのだけれど、充実感がないと私は感じてしまった。
もう一つ、働くことで夢が加速する感じがするのだ。女性の友人は「ダンナさんがいるんだから頼ったらいいじゃん。」みたいなことを言うが、やっぱり私の人生は私の物なので腐らせるのも、加速させるのも私だと思っている。外の空気を吸うことで、何か新しいインスピレーションが生まれることがある。それに、経済的に少しでも自立できるきっかけがあるというのは嬉しい。
これからは「働く主婦」なのだ。って、主婦らしい行動はほとんどしてないけど…。
あ、だんだん眠くなってきた。嬉しいなぁ。飲んだくれずに12時前に眠れるなんて。
あったらいいなとたまに思う物がある。それは「読書バー」なのだ。どういうところかと言うと、住宅街にあるコーヒー専門店の喫茶店などの雰囲気でお酒を飲みながら、ひたすら本を読むことができるバーなのだ。
外で読書をしたいときがある。ふと探していた本が見つかって早く読みたいとき。異世界を満喫したいときなどは、家以外で読みたくなる。アウトドア系の本なら、河原や公園で読んだりするが、一代記のような物は集中して一気に読んでしまいたい。それは、家のコタツやフトン内ではだめなのだ。じーっと読んでいると、「靴のカカト直します〜」というおばちゃんやら、生協の音楽付き配送トラックが来たりしてどうもイマイチである。
一時期、マクドやスタバなどの外のカフェで読もうと試みたことがある。結果は失敗だった。他のお客さんがしゃべるのを聞いてしまうのと、コーヒーだけでひたすら座っているのがどうも心地よくないのだ。確かにああいう店は回転させてナンボだから仕方ないけど。
そこで思いついたのは読書バーである。ここは私語禁止である。店に入るとふとママと目が合う。ママは棚からキープ本とキープボトルを取り出し、客Aの前に置く。客Aはコートと鞄、そして携帯電話をママに渡す。そしてグラスにバーボン(焼酎でもいいけど)を注ぎ、おもむろに本を開き、しおりのある185ページから本の世界へ入って行く。さて、ママは携帯電話を消音にし、カウンターに並べて自らも読みかけの文庫本の続きを読む。
小さな光がともり、携帯電話に着信があった。ママは無言で電話を手に取り、客Aに渡し別室に行くよう目配せする。客Aは電話を持ち、傍らのドアを開け、電話ボックスほどのスペースの別室に入り会話をする。もちろん、この部屋には防音加工が施してあり、音が外へ漏れることはない。数分後、客Aはウンザリとした表情で別室から出てきた。ママは電話を受け取ると、年季の入ったターンテーブルに客Aがお気に入りのレコードを乗せ、針を落とし、ボリュームを小さく絞る。客Aは目でにこりと笑い、再び本の世界へ入っていった。
なんてことが出来れば外読書も楽しいのだ。もっとも、どういう風にお客さんから料金を頂いたらいいのかは謎だが。それに、全然儲からなさそうなのが問題かも…。
今日は風が冷たく、一日家でぼんやりしていたらこんなこと考え一日が終わってしまった。とほほっ。
明日は仕事なのだ。
午前中のメールチェックで気になるニュースが入ってきていた。マックワールドエキスポで新しいiMacが発表されたとのこと。早速見に行ってきた。
これがまた…。液晶画面にDVD-R、写真集を作るiPhotoなどという機能も付いている。デザインは一新されて、まさに個人の愛玩動物的マシンだ。白&透明なのでまさしく「白&透明のニクイ奴」って感じだ。
「これって、絶対iPodのとなりにあったらいいよな〜」などと、妄想の物欲ワールドへ入って行く。ぐるるるる〜。1799ドルなので日本円なら22万くらいか。iPodと込みとしても、毎月2万円貯金したらマイナーチェンジするころにゲットできるなぁ。でも、OS X対応アプリって持ってないしなぁ。考えるだけならタダなのだ。
こんなにわくわくできるパソコンってきっとiMacしかないような気がする。私はマック至上主義ではないが、「絶対性能の劣る機械の魅力」が分かったのはiMacを手にしてからだ。目に見える部分、手に触れる部分が単純で見た目通りなところが好きだ。
来月は久しぶりにマック雑誌を買おう。
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