日々是迷々之記
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2002年01月07日(月) 初笑いフロム関東

関東某県に住む妹が大阪に遊びに来たので、待ち合わせて飲みに行くことにした。彼女は6才年下で、かなり感性も異なるので会話していると思わぬ所で笑ってしまう。

和風料理屋風居酒屋で、お造りなどをつつきながら話をした。最近引っ越して1つだけ嫌なことがあるそうだ。何かと尋ねてみると、「トイレのドアノブが結露する」ことだそうな。何でも、知らずに触ると気持ち悪いらしい。私が、ノブカバーでも付けたら?と提案すると、「それの方が嫌や。触ってグッショリしてたら嫌やろ?」とのこと。グッショリ濡れるドアノブって一体…。

彼女はとある競輪場を管理するオフィスでアルバイトをしているのだが、職場の話にはビックリしてしまった。公務員だから、ちっとも仕事をしていないオッサンが大半だそうな。会社の機械でCD-Rを焼きまくったり…。彼女いわく、「一般企業やったら半年でつぶれるわ。」とのこと。いまだにそんな職場があることが信じがたいが…。

また、彼女の住む町に「109」が出来たらしい。オープニングのイベントで、本家渋谷の109からカリスマ?店員の人が来たらしく、それなりにもりあがったとのこと。しかし、彼女が見た感じ、「きっとあのカリスマの人ら、心の中でケッって思って帰っていったで。」という雰囲気らしい。しかも、その109は最上階が100円ショップのダイソーが入っているらしい。ワンフロア丸ごとだ。で、「地元のおばちゃんがな、エスカレーターで最上階に直行してやな、ぐわ〜っと買いもんして両手にぐわ〜っと袋ぶら下げて降りてくるんや。ホンマどないかせーよって思うわ。せめてスタバかマクドにせーよって。」ことらしい。本家渋谷の109はどうだか知らないが、まぁ、「ダイソー」ってことはないと思う。

最後に彼女はおみやげをくれた。それは彼女の関わる競輪場のカレンダーと、うまい棒きりたんぽ味、うまい棒なっとう味だった。カレンダーは選手が載っているので現地ではかなり人気が高いらしい。うまい棒はそれぞれ秋田の子のおみやげ、水戸の子のおみやげらしい。私はレア物好きなので喜んで受け取った。しかし、全然彼女の地元とは関係ないような気がするが…。

と、機関銃の如くしゃべりたおして、彼女は夜行バスで大阪を後にした。久しぶりにベタな笑いを満喫して、笑ってお腹が疲れてしまった私は家に帰るなり、ばたんグーと寝てしまったのだった。


2002年01月06日(日) 物欲魔人、襲来!

印鑑証明というものを作ることになったので、印鑑を買うことになった。家に印鑑があるにはあるのだが、それはダンナさんの実印になっており、それとは別に私の実印がいるそうなのだ。

しかし、私はシャチハタ以外の印鑑を購入したことがなく、普通の印鑑がどこに売っているのか分からなかった。商店街の文房具屋さんならありそうだが、日曜日に商店街は閉まっている。

そこで、(私にとって)娯楽の殿堂、「東急ハンズ」に行くことにした。ここには魔物が潜んでいるとしか思えない。文房具、調理器具、輸入物の気の利いた家具、無添加せっけんの類、工具類。理科の実験道具まで売っているのだ。ここに行くとふらふらとしてしまい、ものすごく時間を食ってしまうのは目に見えている。そしてお決まりの散財…。ということで、なおぞう家では東急ハンズには足を踏み入れることを禁じていた。(お互いに)

しかし、はんこのためならしょうがない。わたしはバスに乗りハンズへと向かった。最上階の文房具売場であっさりとはんこは見つかった。と、同時に朱肉付ケースも購入。次は下の階で超大阪ちっくなはがきを購入。海外の友人用だ。今度は化粧品の階へ。ここでなんと、前から気になっていたドイツの化粧品を見つけた。ネットで見つけたのだが、やはり実物を見ないと買う気になれず、カタログを見てうなっていたものだ。やはり実物はヨカッタ。ふらふらと口紅を購入。実は口紅を買うのは人生でこれが3度目。前の2本はあまりにも使わないので脂臭くなり、最後には溶けてしまった。いやはや、今回のは大事にしなくては。

次の階は家具売場。ここでも見つけてしまった。垂涎の鉄の本棚だ。倉庫などにあるアングル棚の奥行きを狭めたもので、奥と、側面にこぼれ止めのワイヤーが張ってある。いいではないか〜。現在、家ではカラーボックスに本を突っ込んであり、その重みでカラーボックスは崩壊寸前なのだ。この鉄の本棚を2つ購入すれば、とりあえず、段ボールに突っ込んである本に日の目を見せることができるはず。しかし、これは持って帰れないので、クルマを買ったらダンナさんと来ようと決める。

この家具の階にはもっとそそるものがあった。それは、手作り楽器キットなのだ。ウクレレ、ミニギター、バンジョー、バイオリンなどがある。ミニギターはかなり惹かれてしまった。もっとも、今持っているウクレレを弾きこなさないと勿体ないけど。

そして、一階の鞄売場で沈没した。会社に持っていけるようなデザインで、A4ファイルとお弁当、ペットボトルが入るような鞄を探しているのだ。入院前までは、バイクで行っていたし、制服があったので、まるっきり日帰りツーリングの格好で通勤していたのだ。木曜日からは制服ナシ、地下鉄通勤なのでリュックを背負ってというわけにはいかない。しかし、そこではオビに短しタスキに長し、という感じで欲しい物はなかった。

外に出ると、もう日が沈んでいた。時計を見ると到着してから4時間が経過している。ここからバス乗り場までは大阪一の活気ある商店街だ。お腹もすいたし、散財もしたくないからさっさと帰ろうと心に決めて歩き出した。

が、世の中はバーゲンである。ふと見ると良さげな革靴がこっちを向いている。ふらふらと靴屋に吸い込まれると、私が探していたものに近い。でも、サイズがなかったのでがっかりするやら安心するやら…。

次は鞄屋さんだ。ここはブランドものの店らしく数点がディスプレイしてあるだけで店内は閑散としており、マダ〜ムな店員さんが厳かに構えている。普段なら全然縁がないタイプの店だが、一番手前に、前述の私の希望を満たした鞄があったので吸い込まれた。

その鞄は素晴らしかった。A4ファイルはちゃんと入る。ハンドバックなのだが、肩紐もついており、肩に掛けることもできる。しかし、トートバックのように角張ってでかいタイプではない。まちも大きいのでお弁当もOK。しかも、入り口はちゃんとファスナーで閉じるようになっている。牛革と目の詰まったナイロンのコンビでナイロン部分は防水加工。うむむ。質実剛健。私好みなのだ。

ジーパンにワークブーツにピーコートという場違いな私にも店員さんはやさしい。丁寧に仕様を説明してくれた。鞄の底に傘を入れるトンネルのような部分もあったのだ。「よろしければ、どうぞ。」と、いい紙でできたカタログをくれた。「買え〜」と電波を送って来ないところが気に入った。3回飲酒を止めれば買えるとは思うのだが、これが高いのか、安いのかよく分からない。実はザック以外の鞄を買ったことがほとんどないのだ。値段的には70リッタークラスの巨大ザックと同じくらいの値段なのだが。(比較するのもおかしいかも)

鞄の誘惑にふらふらしながら歩くと商店街も終盤だった。しかし、ふと見ると安いので有名な布地屋さんがたたき売りをしている。覗くと、これまた私が探していた布地があった。「クレーマークレーマー」の映画に出てきたような空の模様の布だ。激安だったので一気に3メーター購入。これで脱衣場の間仕切りを作ろう。

もうすこしで商店街を抜けられる!というところで今度は輸入食料品屋が手ぐすねを引いている。クリスマスの残りのお菓子&ワインセットがお得感バリバリだ。奥にはシャンパンが安売りしている。はぁはぁと荒い息を吐きながら買わずに出てきた。空腹で判断力が鈍っている。こんなときに買い物をしてはいけないのだ。

かくして、物欲魔人に翻弄され、5時間の旅を終えたわたしは燃えカスのようになって家に辿り着いた。


2002年01月05日(土) 思い起こせば

久しぶりの通院で、今日はダンナさんと一緒に病院へ行った。今日は通常の診察ではなく、「症状固定」という作業をする。現状でどういう状態であるのかを書面で残し、慰謝料などの算出に利用するのだ。

この「症状固定」というのは、ある意味、「ここで終わりですよ」という区切りなのだ。これをしてしまうと、休業補償という前職の給料をもらうこともできないが、自由に仕事をすることができるようになる。治療費を払ってもらうことは出来なくなるが、来たければ自分の意志でリハビリを受けることができる。「ここまでで治癒は限界です。」という時点で線を引くのが本来なのだが、実際は「こんなもんやろ。」という感じで症状固定をすることが多いようだ。私のような交通事故で、金属を入れ、不要になったら取り出すという過程を経る場合、一般的に金属を取り出したら即、「症状固定」というパターンが多いようだ。

しかし、私の場合は10月の手術で金属を取り出すと、膝の曲がりが悪くなってしまったので再度リハビリを受けることになっており、とても症状固定できる状況ではなかったのだ。

保険屋さんも商売なので、10月の手術以降、休業補償の入金が遅れ遅れになっており、11月は入金なし。12月の最終日にまとめて入金してきた。おそらく「さっさと症状固定せーよ。」と揺さぶりをかけてきているのだ。ここで、「さっさと入金せんか!」などと言うと、経済的に余裕がないと思われ、とんでもない金額を提示してきたりする。ここは根負けしたほうが、負けなのだ。何も儲けたいわけではなく、フェアに判断して欲しいのだ。私の失った物は、加害者の失った物より明らかに大きいと思っている。(ちなみに加害者側は10年落ちくらいのクルマが全損、免停6ヶ月のみらしい)

きっと春頃には晴れて事故にまつわるいろいろな物から解放されると信じている。

仕事はとりあえず始められそうだ。バイクの旅はお預け。今の気持ちでは日本に住んでいる限りもうツーリングに行くことはないだろう。和式トイレを使うことも困難だし、座敷の飲み屋ではすごく行儀の悪い座り方になってしまう。

その分、得たものも多い。転職もできたし、バイクの代わりに、ロードレーサー、カヤック、クルマなどで遊ぶことができる。そんなに悪くないと思う。

楽しいことは1つしかないわけじゃなくて、アンテナを広げれば楽しげなことは網に引っかかってくると最近は思う。

いつか挑戦したいのは軽飛行機の運転かな?(今度こそ、事故ったら死ねそうだなぁ。)


nao-zo |MAIL

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