日々是迷々之記
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| 2001年11月29日(木) |
ひさしぶりのウィンドウズ |
ここ2,3日、ウィンドウズパソコンと格闘している。別に初めて触るわけではなく、初マイパソコンはWin3.1のマシンで次のマシンはWin95だったので基本的な作法は一緒だろうとたかをくくっていた。
これが間違いだった。今のマシンはWin2000で昔とは比べモノにならないほど高度になっている。複数ユーザー、セキュリティ、昔は考えもしなかったことばかりだ。
しかも、毎日のようにウィルスが送り込まれてくる。ほとんど全部が Windows用のウィルスだからマックで受信する分には何も害がないのだが、Windowsで受信するとちょっとコワイ。オークション用アドレスなど、不特定多数の人からメールが来る可能性があるアドレスはとりあえず設定しないでおいた。
今、ウィンドウズパソコンでやっていることは、DVD鑑賞、ブラウジングくらいだ。でも、IE6が対応してないのかどうか、フラッシュプレイヤーがインストールできないので見られないサイトも多い。
いやはや、すっかりウィンドウズに乗り換えるのはあまり簡単ではなさそうだ。
とりあえず仕事ができるだけのスキルを身につけないと…。
本格的に冬っぽくなり、私は靴下屋にストッキングを買いに出かけた。久しぶりにスカートをはいてみようと思ったのだが、おおかた2年ぶりということもあって、まともなストッキングが見つからなかったのだ。
購入し、家に持って帰って履いてみようとすると愕然とした。指先が荒れているのでストッキングの繊維がちりちりと引っかかり、伝線させてしまいそうでコワイのだ。うむむと考え、手袋をしたらいいかと思ったけど、手元にはモトクロスグローブ、自転車用の指切り手袋、スノボ用でかミトンくらいしかない。これじゃ素手のほうがましだ。もひとつ考えて、ハンドクリームをこてこてに塗ることにした。これならOKなのだ。
しかし、外出先などでストッキングに触れるたびにハンドクリームを塗りたくるわけにも行かない。やっぱり手荒れをしないようにするべきなのだ。
と、誓うやいなや、自転車を整備しないといけないことを思い出した。タイヤがよれているので外してつけなおすつもりだったのだ。ハンドクリームの手はオイルで黒く汚れてしまった。この手のオイル汚れはハンドソープなどではキレイに取れないので、シトラスクリーナーという研磨剤の入った水を使わずに落とせる洗剤を使う。いやはや、せっかく塗ったクリームが。しかもシトラスクリーナーは脱脂効果が高いので、乾燥気味の手肌がよりいっそうがさがさだ。
うむむ。つるつるお手手でするりとストッキングを履こうと思ったら、自転車はいじれないのだろうか?まぁ、軍手をして自転車をいじればいいんだけど、素手の方がやりやすいしなぁ。
この手の葛藤は他にもある。冬場は唇にリップクリームを塗っていたのだが、最近はグロスというものを塗っている。これは色が付いているので、顔色が悪いときにはお役立ちなのだ。口紅ほどどかんと色づかないのも好みだし。しかし、このグロスというものはえらく粘度が高いのが難点なのだ。
自転車に乗るときに付けていると、風にあおられた自分の髪の毛が唇にくっついて、手でとらないと取れなくなってしまうのだ。風が強い日など、四六時中髪の毛を唇から外さないといけない。
その他、バイクに乗っていた時はロングヘアーだとヘルメットからはみ出した部分が排気ガスでねろねろになるけど、ショートヘアだとヘルメットの摩擦の静電気で頭がバクハツするというジレンマもあった。
結局「女のみち」を華麗に全うすることと、乗り物とつきあっていくことは両立できないのかもしれない。どっちを選ぶかは難しいところだけど、結局指をがさがささせつつ自転車に乗り、風でまとわりつく髪の毛にむかつきつつ、たまにストッキングを伝線させて鬱になるようなどっちつかずの道を選ぶだろう。
結局今と同じってことなんだろうか。うむむ。
久しぶりに美容院へ行くことにした。9月以来2ヶ月ぶりだ。病院から行くのでH神バスで向かった。ここ1週間ほど、高速道路のリフレッシュ工事をしているので、道路は阿鼻叫喚の渋滞が続いている。
片側1.5車線の道路でバス停に停車。すぐ前には2トンクラスのトラックが路上駐車、止まったバスの傍らを、クルマがびゅんびゅんとすり抜けて行く。正直言って、私はこういう状況が苦手だ。しかし、運転手さんはさすがプロだ。そこから乗り込んだおばあさんがちゃんと席に座ったのを確認して、その場で回転しているかのように鼻先をくるりとクルマの流れにつっこんで何もなかったように発車した。うむむ、すごい。
定刻より5分遅れで終点へ。そこからは歩いて5分ほどで美容院だ。ここ5,6年同じ美容師さんに切ってもらっている。最近はほとんどお任せ状態である。今日は、前髪は作らないで、だいたい現状維持。傷んだ部分は切って下さい。とお願いした。
ここは美容院自体はかなりオシャレなのだが、場所が大阪の下町にあるので客層がかなり独特だと思う。わたしの隣は水商売系の若いおにいさん、その向こうはベリーショートで赤ムラサキに染めているおばちゃんとおばあさんの中間の人。みんな常連さんのようで楽しく語らっている。
気がつくとカットは終わりにさしかかっていた。足下には毛の固まりが大量にある。鏡を見ながら後ろ髪を指で梳くとするっと抜けてしまう。毛の厚みが違うのだ。でも、合わせ鏡で後頭部を見てみると、全体の長さはほとんど変わっていない。すごい減らしのテクニックなのだ。
帰りは夕焼けを見ながら歩いてターミナル駅へ。そこからバスに乗った。今度は市営バスだが、大阪の大動脈を南下する、しかも5時過ぎた所という、自分だったら絶対運転せーへんわというシチュエーションだ。
案の定、ロータリーから出ることもままならない。少しでも前に出ようとバス専用路に入ってくるバイクや車がびゅんびゅんやってくるのだ。そこでも運転手さんはさっと鼻先を突っ込み、加速をし素早く3レーン向こうの右折専用車線に入る。その間、一切おっとっととなるような揺れはなかった。
右折して10分ほどで、また右折だ。ここは、南向き一方通行で6車線あり、バスはバス停があるので一番左の車線にいる。どうやって右折するのかハラハラした。交差点を越えたところで停車し、交差する道路が青になった瞬間、時計回りに90度回転して右折するのだ。その間、一切揺れもない。本来の車線にいた車のジャマになることもなく、何もなかったかのようにバスは走って行く。車内のことにも気を配り、ちゃんと降りる人がいなくなったのをアナウンスで確認してから出発する。降りるときには「ありがとうございました。」の一言。わたしも会釈してから下車した。
何も主張せず、自分の技術を持って静かにやるべきことをやってゆく、そういう姿勢を持った人はやはりかっこいいなぁと思ってしまった。技術に裏付けられた自信、そして仕事。そういう揺らぎなさを持つことが私の憧れだ。
ちょっと何かに憧れるには年を取りすぎたかなという感はあるが…。
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