日々是迷々之記
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青空に導かれるようにして、自転車で外出する。隣町の大きな図書館へ行った。そこにはたくさんのカヌー本があったのでふむふむと読む。気が付くと5時を回ったところなので、残りは貸し出ししてもらい、家で読むことにした。
途中、小さな商店街を覗く。あることは知っていたが、バイクでは立ち寄りにくい位置にあるため利用したことはなかった。閉店前の魚屋兼食料品屋でオデンだねを二品購入。賞味期限が明日だから半額でいいよとのこと。むふふ、うれしいではないか。今日食べる分には一緒だし。
次にスーパーに寄った。そこでエリンギを購入。今日はエリンギのあぶり焼きと、山芋短冊、そしてオデンに熱燗。自転車で走るとどうしても暖かいものが欲しくなる。
家に着くと、食事の用意をしオデンをぬくめつつ、エリンギをあぶり、熱燗をちょびちょび飲む。むふふ、極楽と思いつつ、やるべきことが頭をよぎる。HPの更新だ。
何日も前から宣言しているが、いっこうに進んでいない。文章を書いたり、写真をいじったりするのは楽しいのだが、構成をやり直したり、スクリプトをひたすら書いたりするのはあんまり面白くないのだ。しかも、パソコンの前は誘惑が多い。メールニュースを読んだり、栗ゴハンの作り方を調べたり、傍らの雑誌を読んだり、遅々としてすすまない。脱線の連続だ。
そして昨日の深夜、重大なことに気が付いたのだ。画像ファイルに適当な名前を付けていたら、どれが何だかわからないのである。なので、どのファイルをどこに置いたらいいのやら…。という大マヌケな状況に陥ってしまったのだ。トホホ〜、ということで昨日は寝てしまった。
そして今日。逃げていては進まないのでひとつひとつ開いて名前を付け直し、こつこつ作業を進めた。そして、一念発起、ファイル構成の変更もすることにした。要はページごとに画像をまとめて管理するだけなのだが、フォルダを作らず、全てを同じ階層にぶちまけるのを常としていたわたしには面倒な作業だ。でも、今やらないと、後で泣きを見る。(実際かなり雑然としている)
パソコンのデスクトップにぶちまけられたファイルは、まるで仕事部屋の床の上の雑誌や書類のようだ。
更新が終わったら部屋を掃除しないと…。いやはや。
目が覚めると外は快晴。HPの更新作業で頭の芯が疲れていてぼやんとしているが、気持ちがよい。何か浮き立つような気分だ。よし、今日は自転車に乗ってみよう。
そう思い立つと、たまったお茶碗を洗い、フトンを片づけ、身支度を整える。モンベルのTシャツ、フリースジャケット、Gパン、そして指切り革手袋。久しぶりに革手袋をはめると、よっしゃこぐぞ!という気持ちになるから不思議だ。自転車をチェックする。微妙に空気が減っていたので入れた。
かついでマンションの玄関に降ろす。さすがに自転車をかついで、普通通り階段を下りるのはちょっとこわい。慎重に一段一段降りる。そして、こぎだした。3週間ぶりだ。
やはり膝が痛む。ぐりぐりを摘出した部分の皮がひきつる。外から見た感じでは、おへそみたいにきゅっとしまっているのでしょうがないかと思う。プラス、膝裏の外側の筋が痛む。きっと今までほとんど使っていなかったからびっくりしているのだろう。一歩一歩、確かめるように、慎重に、はやる気持ちを抑えながら、ペダルを回す。クルマとすれ違うためにほんの少し停車し、こぎ出すときにいつものような調子でこぎだしたら激痛が走った。
膝の屈曲が十分でないので、無意識にカカトでこいでいたのに、ふとした拍子にいつものように母指球で踏み込んでいたようだ。ガマガエルのおたけびのような声がでてしまった。ううう、痛い。調子に乗らずに、慎重にやっていかなければならないようだ。
そこからは順調にかつ、慎重にこぐことができた。痛みが教訓として残っているようだ。途中、オモロイ看板を見つけたので、すかさずフリースのポケットからデジカメを取り出して撮影。日差しが強いので液晶画面が見にくかったが、このフットワークの軽さが気に入っている。一眼レフでこういう写真はちょっと撮りにくい。
渡船で隣の区へ渡り、海沿いの道を軽快に飛ばす。クルマがいないのを見計らって、体重移動でバンクさせて右折。こんな感覚は久しぶりだった。こんな体でも、ちゃんと乗り方を覚えていたことにちょっと感動する。夢中で走り、3時間後、スーパーで買い物をして、帰路についた。
半袖Tシャツとフリースという軽装で出たのに、帰るとしっかり汗ばんでいた。大げさかもしれないが、この汗は自転車でしかかくことの出来ない汗だと思う。冬が来る前にこの汗をかくことができたのが嬉しい。
さぁ、明日はどこへ行こう。晴れるといいなぁ。
昨晩はなかなか眠りにつくことができず、目が覚めたら11時を回っていた。外は曇り空。天気予報はよく当たるもんだと感心する。
寝ぼけた頭でコーヒーを入れ、パソコンの電源を入れる。新聞を取っていないので、これが唯一の情報源だ。テレビは本当に見たいものしか見ない。音がうるさいからだ。ADSLを導入するかどうか思案する。今のフレッツISDNより安くなりそうなのだ。しかし、WinとMacで同時に接続、しかもセキュリティを考慮して…と考えると課題は山積みだ。ケーブルを導入するのも可能だが、質問に対する返答があまりにも無知だったので、不安を覚え止めしにした。NTTの116の案内もそうだけど、CS(Customer Satisfaction・顧客の満足)を考えたことがあるんだろうか?いつか淘汰されるべし。
昨日の残りゴハンでおじやを作り、テレビの電源を入れる。今、鮒子が好きだ。やらせも演出もそれなりにあるけど、見ていて楽しい。この番組に出てくる人たちは、男性より、女性の方がはじけてると思うのは私だけだろうか?男性は苦悩の色が濃く、女性はしんどいけどやるで〜というタイプが多い、ような気がする。
食事が終わったので散歩に出ることにした。雨が降りそうなので遠出はしない。昨日の今日なので、日が沈むまでに家に戻ろうと思う。長袖シャツの上にベストを羽織る。右のポケットには財布。左のポケットには布の買い物袋。手ぶらで歩くのが好きだ。今日は市場が休みなので、スーパーに向かう。
スーパーではパン屋さんで「異星人ガキとその親」に遭遇した。細かい描写はしないが、手づかみでパンをつかむのはどうかと思う。親、怒っていいんでないの?それとものびのび育てているつもりなのか?つかんだパンを全部買ってやるより、つかまないようにしつけるのが本人のためだと思うが。でも言わない。シカトこかれたら為すすべがないからだ。
キムチと味噌と砂肝を購入。親子連れの雑踏を避けるため、反対方向を進む。貨物の線路沿いの道を選んだ。人通りがないので、バイク以外では通ったことがないが、まだ日没には時間がある。でも、自転車の近寄る音に気をくばりつつ進む。
大きな夕焼けと、犬を散歩させるおじいさん、鳥の群が模様を描きながら空を舞っている。今日初めてほっとする。静かな癒しに少し気持ちが楽になる。
家に戻ると、何気なく自転車にまたがってみた。おそるおそる、手術した右足をペダルに乗せ、ペダルを一番高い位置まであげてみる。大丈夫、痛くない。何だか嬉しくなってしまった。今で術後3週間ほど。自転車復活の日は近い。冬が来る前にこぎ出せそうだ。
明日、雨が降っていなかったら、自転車に乗ってみよう。ガキンチョも変態オヤジもいないところで、私はワハハと笑いたい。
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