夕暮塔...夕暮

 

 

どうにか - 2004年06月17日(木)

どうにか山を越えた上に褒め言葉を頂いて、ほっとする。知人にメールしなければと思っていると、先に彼の方から届く。…しまった、またしても先をこされた。いつもこんな風だ、どうして見捨てられないのだろうと不思議になる。
最近舞い込んだ仕事の話で珍しく真剣に悩む、引き受けるのも悪くないし面白そうではある、ペイも悪くないのだけれど、それを受けたら、一つを残してそれ以外を殆ど手放すことになる。


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夢の淵で - 2004年06月16日(水)

嘘みたいに美しい空を見た。広々とした野原の向こうだった。透きとおった青に何とも言えない色合いの淡いみどり、地平線近くは茜色の波、夢みたいにきれいだと思ったら、それは本当に夢だった。そこで最後に会った知らない人に名前を訊いたのに、目覚めたら忘れてしまった。初めて聞く苗字だと思った憶えがある、堀とか淵とか、そんな字が入っていた気がするけれど、それはまさしく夢の淵で出会った人なわけで、不思議にうまくできているなあと思ってみたりしている。


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呼ぶ - 2004年06月14日(月)

夏を呼ぶもののごとくに風に揺れきみは咲く白き笛のかたちで



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きみが揺れる姿は真夏を呼びよせるやわらかな笛のように優しい





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風の鳴る - 2004年06月12日(土)

風の鳴る川沿いにゆるくまどろんでこれでよかったと泣いて許して




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大きな夜河。岸辺にはあやめの花、光に照らされた噴水、本当は車を降りて歩きたいけれど、言い出さないままで橋を渡りきる。










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ロシアンブルー - 2004年06月10日(木)

掛時計とサンダルとポータブルプレーヤーを修理に預けて、すっかり手元が軽くなる。時計の方は多分買った値段より高くつくけれど、気に入っているしどこを探しても同じのを見つけられないので、直して貰う他に選択肢がない。時計と靴の修理のお店はどちらも昭和で時が止まったような雰囲気、おそらく70はゆうに超えた、いかにも職人さんという雰囲気のおじいさん達が経営している。こういう人達が品物を見定める時の、鋭利でどこか慈しむような視線が好きだ、ずっとこうやって営業していて欲しいなと思う。プレーヤーを預けた家電屋さんの机の上には、びっくりするくらい大きくて毛並みのいいロシアンブルーがぎらりとこちらを睨みつけながら(見つめながら?)横たわっていて、人間よりそちらの印象が強烈。


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なみだより - 2004年06月09日(水)

なみだより遠い所へ君を連れ共にゆく覚悟なら今もある



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どこかには - 2004年06月08日(火)

まだ記憶のどこかにはあるただずっと思い出さないままでいるだけ



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円かな風 - 2004年05月28日(金)

また1つ誰かに手渡す暖かで円かなる風を君は抱いてる




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マッサージに寄って帰宅。足の裏と、がちがちの首と肩をほぐして貰う。エステも含めてあちこち行ってみたけれど、ここが一番ゆったりできて好き。







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みどり揺れ - 2004年05月27日(木)

抱きしめたいものばかり増えて向かい風 みどり揺れ揺れて水無月を待つ




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はかなげなだけの - 2004年05月26日(水)

金色のはかなげなだけのものならば今は要らないあの月の笛



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