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ホテル住まい
2004年06月29日(火)

一日1万5千円の特別室がある。
そこに入院中の陽子さん。70歳
もう入院して6年になる。


ある程度の入院期間を過ぎると
病院の収益もない仕組みになっている
特に我が病院は急性期の治療が中心で
落ち着けば他の医療機関や施設へ転院すことが
一般的な流れです。
1年でも長期入院と言われる中
6年は異常です。
しかも寝たきり・・・とかではなく
お風呂にも入るし普通に歩ける。
かえってそういう人のほうが爆弾を抱えてて
入院が必要な場合もあるかもしれませんが
陽子さんに至っては
退院可!です。


他科の患者さんなので
家庭事情など詳しいことは知らなかった。

でも長期入院の理由を小耳に挟んだ。




お嫁さんとの折り合いが悪くなったらしい。






診断名は
嫁姑不仲症か?!







意欲的なサイン
2004年06月12日(土)

大川恵子さん、もともと痴呆があるおばあちゃん。
軽い脳梗塞で入院


一通りの点滴治療が終了し
リハビリの時期になった。

リハビリ開始にも書類が必要で
本人か家族の同意のサインが必要です。


家族の面会がいつなのか不明だったため
ケイコさんにサインをもらおうと
紙とボールペンをもって訪室。


そしてニコニコとペンをもって
おぼつかない手で目を細めながら
一生懸命書いてくれた。


ミミズの這ったような字。
こ・これ、、なんて書きました?

するとケイコさん。。
ニコニコしながら


がんばりますって書きました


って答えてくれた
ハハハ・・・頑張ってね!!
せっかく書いてもらったサイン。
そのまま提出しました。



私には  大川恵子にしか見えません!
最初の字は明らかにだけど・・・



心残り
2004年05月13日(木)

徳蔵さん65歳
右半身完全麻痺。
今回は2回目の入院で
前回と同じ脳梗塞だった。


リハビリも順調にすすみ
転院することになった。

徳蔵さんは
このままここにいたいと希望を申し出るが
次々と患者さんが運ばれてくる中
意向が通ることはなかなか難しい。


退院当日
とっても寂しそうな徳蔵さん

頭が痛い、右手の動きが今朝から悪いような気がします
など・・・最後の悪あがきをしたものの
すっかり見透かされながら
退院延期はならず。



そんな徳蔵さんに声をかける。
はぁ、、寂しいなぁ
って潤んだ目で見られる。



そして・・・・
私に一言









最後にアンタと一緒に
風呂に入りたかった〜〜〜〜〜





やや赤面させていただきました。
別にお風呂でサービスしてるわけじゃないですよ  汗








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