2010年04月22日(木) |
アリス・イン・ワンダーランド |
● アリス・イン・ワンダーランド 監督:ティム・バートン 出演:ミア・ワシコウスカ/ジョニー・デップ/ヘレナ・ボナム=カーター/アン・ハサウェイ
ティム・バートン×ジョニー・デップによる夢のプロジェクト
『チャーリーとチョコレート工場』のティム・バートン監督とジョニー・デップが、映画史上最も摩訶不思議な世界への扉を開く。ルイス・キャロルのあまりにも有名な小説「不思議の国のアリス」「鏡の国のアリス」から誕生した永遠のヒロイン、アリスの“新たなる冒険”を、実写映像とモーション・キャプチャーの融合が可能にした魅惑の映像世界により映画化した、待望のファンタジー・プロジェクト。原作の有名なキャラクターが次々と登場するが、ティム・バートン版「アリス」の世界で、彼らは自由奔放に原作を凌駕する。(作品資料より)
● ダレン・シャン 監督:ポール・ワイツ 出演:クリス・マッソグリア/ジョシュ・ハッチャーソン/渡辺謙
ハーフ・バンパイアとなった少年の葛藤と成長を描く、ダークファンタジー・アドベンチャー
成績優秀な高校生のダレン・シャン。幼い頃からクモ好きだった彼は、イカれた親友のスティーブとフリークショー「シルク・ド・フリーク」を観にいくことに。そこで美しい毒グモに魅せられ、それを盗み出してしまう。しかし数日後、毒グモが逃げ出しスティーブに噛み付く事態が発生。ダレンはクモの持ち主である吸血鬼・ラーテンと交渉し、自らがハーフ・バンパイアとしてラーテンの助手となることで解毒剤を得るのだった……。
友人の命を救うため、ハーフ・バンパイアとなった高校生ダレン・シャン。バンパイアとして生活する中で彼に湧き上がる葛藤やほのかな恋心、そしてバンパイア同士の抗争に巻き込まれていく姿を、ファンタジックかつ刺激的に描いていく。原作は世界中にファンを持つダーク・ファンタジー小説「ダレン・シャン」シリーズだ。少年が未知の世界で成長するという王道的要素と、ポール・ワイツ監督による独特の映像表現を組み合わせ、テンポのよいアドベンチャー作品となった。主人公のダレンを演じたクリス・マッソグリアは17歳の新鋭。その瑞々しい演技と表情は世の女性たちを惹きつけるはず。サーカス団長を演じた渡辺謙の怪演ぶりにも注目だ。
● 恋するベーカリー 監督:ナンシー・マイヤーズ 出演:メリル・ストリープ/アレック・ボールドウィン/スティーブ・マーティン
目にも美味しいハートウォーミング・コメディー
人気ベーカリーを経営するジェーン。お得意のパン・オ・ショコラは高評価を得ていた。10年前、弁護士の夫ジェイクと別れ、3人の子供を立派に育てあげ、長年の夢だったベーカリーの経営に精力を注いできた。でも、何か満たされない日々…。自宅キッチンの増築に取り掛かるため、建築家のアダムを呼んだジェーン。お互い離婚経験のある2人はすぐさま意気投合。だが、その一方でジェインは元夫ジェイクの存在を忘れられないでいた。
人気ベーカリーを営む女性実業家が、50歳を過ぎ、自分らしい人生を手に入れるために奮闘する姿を描くハートウォーミング・ストーリー。監督は『ホリデイ』や『恋愛適齢期』などで“女性への応援歌”的な作品を手掛けてきたナンシー・マイヤーズ。予期せぬ出会いに心揺れる女心に悩みながら、仕事、家族、友人との関係を通して自立していく女性を演じる名女優メリル・ストリープは、まさに適役。共演は、2010年アカデミー賞の司会を務めるスティーブ・マーチンとアレック・ボールドウィン。ハリウッドを代表するキャストたちの名演はもとより、クロックムッシュやチョレートクロワッサンなど、美味しそうなパンの数々も目を楽しませる。
● ラブリーボーン 監督:ピーター・ジャクソン 出演:シアーシャ・ローナン/マーク・ウォールバーグ/レイチェル・ワイズ
14歳の少女が起こす奇跡――ピーター・ジャクソンが贈る感動大作
スージー・サーモンは、14歳のときに近所に住む男にトウモロコシ畑で襲われ、殺されてしまった。父は犯人捜しに明け暮れ、母は愛娘を守れなかった罪悪感に苦み、家を飛び出してしまった。スージーは天国にたどり着く。そこは何でも願いがかなう素敵な場所で、地上にいる家族や友達を見守れる。スージーは、自分の死でバラバラになってしまった家族のことを心配しながら、やり残したことを叶えたいと願うのだった…。
『ロード・オブ・ザ・リング』シリーズ3部作のピーター・ジャクソンとスティーブン・スピルバーグ(製作総指揮)がタッグを組み、全世界30か国以上で1000万部を売り上げたベストセラーを映画化。14歳で殺されてしまった少女が、残された家族や友人たちが立ち直っていく姿を天国から見守り続ける。『つぐない』でアカデミー賞にノミネートされた新星シアーシャ・ローナンが、語り部となる少女・スージーを好演している。被害者家族の心情を繊細に描きながら、家族の絆を描いた感動ドラマであると同時に、一人の少女の成長譚でもある。さらに、世界最高峰のVFXスタジオ・WETAが作り上げた圧巻の天国の“世界観”が見どころだ。
● おとうと 監督:山田洋次 出演:吉永小百合/笑福亭鶴瓶/蒼井優/加瀬亮
吉永小百合と笑福亭鶴瓶が姉弟を演じる家族ドラマ
早くに夫を亡くした吟子は、東京の私鉄沿線の一角で、小さな薬局を女手一つで切り盛りしながら娘の小春を育て、義母の絹代と3人で暮らしていた。小春とエリート医師の結婚が決まり、一家は幸せの絶頂にあった。そして結婚式当日。和やかに始まった披露宴に、にわかに暗雲が―吟子の夫の13回忌で大暴れしたのを最後に、音信不通になっていた吟子の弟・鉄郎が紋付き袴で現れたのだ。
『学校』シリーズ以来、約10年ぶりとなる山田洋次監督による現代劇は、2008年に逝去した市川崑監督の『おとうと』にオマージュを捧げた作品だ。『母べえ』でも共演した吉永小百合と笑福亭鶴瓶が、再度姉弟役を演じている。女手一つで娘を育ててきた姉と、大阪で芸人にあこがれながら破天荒な暮らしを送る弟との再会と別れを描きながら、家族とは何かを問う。もちろん、笑いと涙を交えながら。思えば『幸福の黄色いハンカチ』や『息子』をはじめとする諸作で、その時代その時代の家族の姿を追い続けてきた。いつの時代も変わらない家族の姿を描く一方で、鋭く切り取る現代社会が抱える問題―「看取り」「ターミナルケア」への問題提起にも着目してほしい。
● オーシャンズ 監督:ジャック・ペラン/ジャック・クルーゾー ナレーション:宮沢りえ
未体験の感動を約束する、未だかつてないネイチャー・ドキュメンタリー
画期的な映像システム(猛スピードで泳ぐ魚たちをまったくブレずに撮影できる、世界に一台しかないステディカム)を駆使して、北極海から南極海、サンゴ礁に彩られる美しい海に、冷たい氷で覆われた海など、世界各地の海にいる生物たちの姿をとらえる。猛スピードで泳ぎ、ジャンプするイルカ、ゆっくりと海の底へと沈んでいくマンタ。光のない海底にまで、そこで生きる命は存在している。
構想10年、撮影期間4年、使用したフィルムは470時間――『WATARIDORI』で観る者を魅了したジャック・ペラン(『ニュー・シネマ・パラダイス』や『コーラス』の名優としても知られている)が、世界中の海を取材したネイチャー・ドキュメンタリー。世界50か所で、100種類以上もの海洋生物を撮影。超一流のカメラマンたちが奇跡の一瞬をとらえるために、執念と努力を重ねた末に撮影された映像の数々が映し出される。本作のために開発された最新の撮影技術を駆使してとらえられた決定的な瞬間は美しく、そして驚異的だ。特にステディカムのスピーディーな映像は、まるで魚になったかのような臨場感で楽しませてくれる。
2010年01月18日(月) |
かいじゅうたちのいるところ |
● かいじゅうたちのいるところ 監督:スパイク・ジョーンズ 出演:マックス・レコーズ/キャサリン・キーナー/マーク・ラファロ
20世紀最高の絵本をスパイク・ジョーンズが映画化! 少年とかいじゅう、共に挑んだ大計画の行方は??
空想が大好きな8歳の少年マックスは、母と姉との3人暮らし。しかし、近頃母も姉も自分をあまり構ってくれず、それに怒ったマックスは母とケンカし家出。浜辺にあった船に乗って海に出てしまった。そうしてたどり着いたのは、見たこともないかいじゅうたちが棲む島。マックスはかいじゅうたちの中へと入っていくが、彼らはマックスを食べようとする。そこでマックスは「僕は王様だ!」と空想の物語を語りはじめ…。
原作はモーリス・センダックの絵本「かいじゅうたちのいるところ」。コールデコット賞をはじめ数々の賞を受賞し、全世界で2,000万部以上を売り上げた20世紀最高の絵本の1つだ。これを『マルコヴィッチの穴』などで知られる鬼才スパイク・ジョーンズ監督が映画化。家出少年と風変わりなかいじゅうたちとの交流と少年の成長を描く物語を、幻想的で不思議な手触りの映像にまとめ上げた。CGとマペット技術を駆使して制作されたかいじゅうはかわいらしく表情も豊かで、その動きを見ているだけでも楽しい。絵本が原作だけに子ども向けの内容ではあるが、大人の胸にもクリアに響く物語。ぜひ家族で楽しんでほしい作品。
2010年01月10日(日) |
マイケル・ジャクソン THIS IS IT |
● マイケル・ジャクソン THIS IS IT 監督:ケニー・オルテガ 出演:マイケル・ジャクソン
009年6月25日に急逝した“キング・オブ・ポップ”マイケル・ジャクソン。本作は、ロンドンで実施予定だったコンサート「THIS IS IT」の何百時間にも及ぶリハーサルとビハインド・ザ・シーンの映像を、『ハイスクール・ミュージカル/ザ・ムービー』の監督・振り付けのケニー・オルテガが、死の直前までマイケルが行っていた猛特訓風景とその素顔を収めた貴重な映像の数々を基に構成。あたかも観客が、実現されなかったロンドンコンサートの最前列にいるかのような臨場感溢れる仕上がりになっている。また、舞台上の振り付けから照明、美術、ステージの背景となるビデオ映像の細部にいたるまで、マイケルのステージに対する深いこだわりが感じられる。(作品資料より)
2009年12月27日(日) |
のだめカンタービレ 最終楽章 前編 |
● のだめカンタービレ 最終楽章 前編 監督:武内英樹 出演:上野樹里/玉木宏/ウエンツ瑛士/ベッキー/瑛太/水川あさみ/小出恵介
あの国民的人気ドラマが、パワーアップして帰ってきた! のだめと千秋の関係も、いよいよ大詰めに!?
フランス、パリ。指揮コンクールで優勝した千秋は、若き日のシュトレーゼマンが指揮を務めた「ルー・マルレ・オーケストラ」の常任指揮者に任命される。だが伝統ある老舗オケにも関わらず、資金不足で団員のやる気はゼロ、演奏も大雑把で低レベル。一時は絶望した千秋だったが、やがてオケの大々的な立て直しに取りかかる。一方、コンセルヴァトワール(音楽学校)に通うのだめは、千秋を見守りながらも進級試験に向けて猛練習を開始する。
クラシック音楽という斬新なテーマを描き、累計3200万部を突破したコミック「のだめカンタービレ」。06年10月にフジテレビで連続ドラマ化されると、あっという間に日本中を虜にした。その後、08年お正月に2夜連続で放送されたスペシャルドラマも高視聴率をマーク。そして今回、物語の完結までが2部作の劇場版として公開される。その前編となる本作ではフランス、チェコ、スロバキア、オーストリアで撮影を敢行。なかでもウィーンの学友協会など、名だたるホールでのコンサート・シーンは必見だ。ひたむきに努力を続けるのだめと千秋の物語だけでなく、ヨーロッパの美しい景色と生演奏さながらのクラシックの音色も本作の魅力だ。ぜひ音響装置の良い劇場へ足を運んで!
● アバター 監督・製作・脚本: ジェームズ・キャメロン 出演:サム・ワーシントン/ゾーイ・サルダナ/シガーニー・ウィーバー
『タイタニック』から12年、巨匠ジェームズ・キャメロンが描く、想像を超えた驚異の映像と感動の世界
息をのむほどに美しいはるか彼方にある惑星パンドラにやってきた、下半身不随になった傷痍軍人ジェイク。その星には独自の言語と文化を持ったヒューマノイドが居住しており、地球からやって来た人類と、互いの文化文明をめぐり対立。やがて壮絶な戦いが繰り広げられることに…。
『タイタニック』のジェームズ・キャメロン監督が描く、想像を超えた新たな世界で繰り広げられるエピック・アクション・アドベンチャー。構想14年、製作4年。キャメロン監督のイマジネーションに、ようやく映像テクノロジーが追いついた結果、ついに製作が始まった本作。この映画のために開発された革新的な技術により、登場キャラクターの感情や感動的なストーリー展開が圧倒的スケールで描き出される。(作品資料より)
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