出演した役所広司が「日本人が見ればおかしいと思うかもしれないが」 と語っているように、『ラスト・サムライ』ほど時代考証に こだわった作品ではない。
いや、むしろ、まったくといっていいほど、こだわってはいない。 だから、衣装もセットもかなり妙だし、 劇中の日本舞踊など監督の前作『シカゴ』のダンスみたいだ。
そもそも、登場人物は全員英語を話しているし (しかも、中途半端に日本語が混じっていて奇妙だ) つまり、映画『SAYURI』は、 決して日本のゲイシャ文化を描いたものではなく、 「和風味付けのファンタジー世界を舞台にした、 恋愛ドラマ」なのである。
だからこれを日本人が見ると、 日本を描いた映画を見ているはずなのに、 お客さん気分を味わうことになる。
気になったのが大後寿々花(おおごすずか)日本人。 SAYURIの幼少時代の千代役 この子の演技も光ってた(^o^)丿 もしアカデミー取るならこの子に助演女優賞を取らせたい。
● SAYURI 製作:スティーヴン・スピルバーグ 監督: ロブ・マーシャル 出演: チャン・ツィイー/渡辺謙/役所広司/工藤夕貴
ハリウッドが全世界に贈る、華麗なる美の饗宴――。
主人公は、貧しさゆえに置屋に売られたひとりの少女。辛く厳しい日々の中で、すべての希望を見失ったとき、彼女に運命の出会いが訪れる。「こんな美しい日に、悲しい顔は似合わない」――そう声をかけたのは、立派な身なりをした“会長”と呼ばれる、一人の紳士だった…。「もう一度、あの人に会いたい…」儚い願いを胸に、少女は美しく変貌を遂げ、ミステリアスな輝きを放つ瞳と天性の聡明さによって、やがて花街一の芸者“さゆり”となる。そして、ついに芸者として会長と再会することになるが、その先には過酷な運命と激動の時代が待ち受けていた…
2005年12月03日(土) |
Mr. & Mrs. スミス |
アンジェリーナ・ジョリーは、「トゥームレイダー」で 演じたララのように知的かつ情熱的な奥さん役が、 バッチリ似合っている。役柄を完璧にものにしている印象だ。
対するブラッド・ピットも、 有能なのになんとなく奥さんには うまく操られてしまっている、 そんなタイプの男を好演。
この二人は、どちらもスタイル抜群で、 とくにブラピは、あれだけプロポーションのいい アンジーより、さらにお顔が小さい。 まったくもって、恵まれすぎた遺伝子である。
全シーン、そのまま切り抜いてポスターに 出来るんじゃないか、ってほど絵になる二人だ。
● Mr. & Mrs. スミス 監督: ダグ・リーマン 出演: ブラッド・ピット/アンジェリーナ・ジョリー
表は倦怠期の夫婦、裏はプロの暗殺者!ジョリー&ピットの興奮アクション映画
南米で情熱的な恋に落ちたジョンとジェーンは、結婚し、晴れて「Mr. & Mrs. スミス」となる。5〜6年後、夫婦に倦怠感が生まれていたある日、ふたりはお互いの「裏の顔」を知ってしまう。ジョンは建築業を隠れ蓑にした凄腕の殺し屋。プログラマーのジェーンは暗殺組織のエースだったのだ!この稼業では、自分の正体を知った相手を48時間以内に始末することが暗黙のルール。こうして、ふたりの壮絶な夫婦対立が勃発する…!
2005年11月28日(月) |
ハリー・ポッターと炎のゴブレット |
● ハリー・ポッターと炎のゴブレット 監督: マイク・ニューウェル 出演: ダニエル・ラドクリフ/エマ・ワトソン/ルパート・グリント
ついに決戦の時だ、ハリー。最終章へ向けて、運命が動きだす第4章!
炎のゴブレットとは、三大魔法学校対抗試合の代表選手を選出する、魔法の杯。羊皮紙に自分の名前と所属校名を書いて“炎のゴブレット”に入れた時点で、その者は立候補者とみなされる。学校中を敵にまわしたハリーに、大親友ロンまでもが……! 修復不能!? ハリーとロンの友情に亀裂が走る!どんなときでもハリーの味方でいてくれた大親友のロン。ところが、今回はロンのようすがいつもと違う。嫉妬、不信、行き違い……。異例の代表選手選出にまわりから浴びせられる冷たい視線。今までにない困難に立ち向かわなければならない時に、孤立無援に陥るハリー。今や、ロンもそばにはいてくれない……!初めての恋の予感! クリスマス・パーティはもうひとつの決戦の時?ハリーに気になる女の子が現われた! もしかしたら、それは恋?4年生になったハリーたちが初めて経験するクリスマス・ダンスパーティでは、誰もがおしゃれにドレスアップ。大人びた正装を見せるハリー。見違えるような変身を遂げるハーマイオニー。それぞれ、誰をパートナーに選ぶのか? そして、ハリーの恋の行方は?
● ブラザーズ・グリム 監督: テリー・ギリアム 出演: マット・デイモン/ヒース・レジャー/モニカ・ベルッチ
テリー・ギリアム監督が、グリム童話の誕生秘話をファンタジックに彩る!
ウィル(ヴィルヘルム)とジェイコブ(ヤーコプ)・グリム兄弟は、いかさまの魔物退治で賞金稼ぎをする旅を続けていた。しかし、ドイツの村で芝居がばれて、その地を支配するフランス将軍に逮捕されてしまう。将軍はグリム兄弟に命じ、森で10人の少女が姿を消した事件の調査に向かわせた。猟師の娘アンジェリカをガイドに、森の奥深くに立つ塔にたどり着いたグリム兄弟は、その塔に伝わる女王の逸話を知る。その頃、森に不気味な異変が起こり始めていた。 テリー・ギリアム監督、7年ぶりの新作がついにお目見えした。奇妙でシュールな世界を描かせたらピカイチのギリアム監督に、グリム童話という題材はぴったりだ。呪われた森を舞台に、ヘンゼルとグレーテルや赤ずきんちゃんなどお馴染みのキャラクターも取り混ぜて、独自のファンタジーを生み出している。現実主義の兄、ウィルを演じるのはマット・デイモン。夢見がちな弟、ジェイコブにはヒース・レジャー。兄弟というイメージには合わないような組み合わせだが、愛と絆で結ばれたパートナーシップをコミカルに演じている。そして、事件の鍵を握る塔の女王を演じるのは、モニカ・ベルッチ。「宝石」と呼ばれるにふさわしい輝きを放っている。キャスト面でも映像面でも、豪華なお伽話が楽しめる作品。
2005年11月26日(土) |
イン・ハー・シューズ |
● イン・ハー・シューズ 監督: カーティス・ハンソン 出演: キャメロン・ディアス/トニ・コレット/シャーリー・マクレーン
人生でぴったりの靴を探し求める、正反対の姉妹の心を描いたハートフル・ドラマ弁護士のローズは、義理の母親に家を追い出された妹、マギーを仕方なく自宅に居候させるが、当のマギーは、仕事も決まらず勝手し放題。挙げ句、ローズの恋人とベッドインした所を目撃され、家を追い出されてしまう。行き場を失ったマギーは、亡くなったと聞かされていた祖母エマを頼りに、フロリダへ向かう。孫娘の突然の訪問に喜ぶのもつかの間、マギーの奔放さに辟易したエマは、彼女を老人たちの施設で働かせることに。そこでマギーは、新たな自分を発見していく・・・
2005年09月23日(金) |
チャーリーとチョコレート工場 |
主人公少年は、家に同居する4人のじいちゃん ばあちゃんの事を心から愛し、そしてみなからも 愛されているじつに性格のいい男の子で、 この物語に登場するほぼ唯一のマトモな人物だ。
とにかくこの映画は、「本当によくまとまっている」 と感じられる一本だ。工場内のファンタジックな 造形美など、子供向け映画の体裁を取りながら、 その実大人を楽しませる魅力にあふれている。 小人のダンスシーンなんかもじつに遊び心 (ふざけ心?)に溢れている。 ● チャーリーとチョコレート工場 監督: ティム・バートン 出演: ジョニー・デップ/フレディ・ハイモア/ヘレナ・ボナム=カーター
チャーリーは、チョコレート工場のそばの小さな粗末な家で、おかあさん(ヘレナ・ボナム=カーター)おとうさん(ノア・テイラー)やおじいさんおばあさんに囲まれ、貧しいながらも愛情を一心に受けて暮らしていた。彼が一日の最後に見るものは、窓の外の大きな工場。そして、チャーリーは、工場の中を想像しながら眠りに落ちていくのだった…。15年の月日が流れたが、工場には従業員が出入りしている気配もない。しかし不思議なことに、工場からはたくさんのチョコレートが作られ、世界中へと運び出されているのだった。ある日、チョコレート工場のウィリー・ワンカが、ワンカのチョコレート・バーの中に隠された金のチケットを見つけた5人の子供たちに“チョコレートの秘密と魔法を明かす”と発表するが…。
2005年09月18日(日) |
ファンタスティック・フォー |
老舗アメリカコミックの映画化。ダークさはなく、 コメディタッチで明るく仕上げた全年齢向け娯楽作品 ひょんな事から超能力を身につけたヒーローたちが大活躍する、 いかにもアメリカ的な楽しいヒーローアクションだ。
彼らのもつ能力とは、手足が自在に伸びるリーダーの男、 体が岩石のように硬化して怪力をえた男、 体を透明にできる女、炎を自在にまとい、 空を飛ぶ男といった感じだ。
見た目にもわかりやすく、映像向きな能力ばかりだが 人気のコミックであっても、私はまったく知らないので SF映画としてみた場合。ストーリーがかなりお粗末でありました
● ファンタスティック・フォー 超能力ユニット 監督: ティム・ストーリー 出演: ヨアン・グリフィス/ジェシカ・アルバ/クリス・エヴァンス/マイケル・チクリス
驚異の力で世界を救う、アメコミのヒーロー・ユニットがスクリーンで大活躍!科学者のリード・リチャーズは、人間の進化に影響する宇宙嵐を調査する資金集めに奔走している。学生時代からリードのライバルだったバン・ドゥームは、研究を自分の功績に出来ると企み、リードに資金提供することに。リードは、相棒ベン、元恋人の科学者スーと、その弟ジョニーと宇宙へ旅立つが、予想より早く訪れた宇宙嵐に巻き込まれ、全員がその放射線をあびてしまう。地球に戻った彼らは、やがて不思議な力を発揮し始める…。 1961年にマーヴェル・コミックから発表された「ファンタスティック・フォー」は、あの「スパイダーマン」や「デアデビル」、「X-MEN」を生んだスタン・リーのSFアクション。自在に体を伸縮させるミスター・ファンタスティック、光を操り物体を透明化するインビジブル・ウーマン、驚異の発火能力で空をも飛び回るヒューマン・トーチ、岩の体で怪力を持つザ・シングの4人が、邪悪な敵に立ち向かっていく。伸びる手足や火の玉飛行など、細部にまでこだわったVFXで、それぞれが持ち味を活かした活躍を見せているが、ザ・シングの岩の体だけは30キロ近い衣装と特殊メイクでリアルに作りこまれ、個性を発揮。善悪の区別もはっきりついた、純粋に楽しめるスーパーヒーロー・ドラマになっている
かつての同名人気TVドラマのリメイク。 主演はトップ女優ニコール・キッドマン、 共演はコメディアンのウィル・フェレル。
落ち目のハリウッド俳優(ウィル・フェレル)のもとに、 TVドラマ「奥さまは魔女」のリメイク企画が舞い込んできた。 この作品で復活をたくらむ彼は、自分が演じるダーリン役を 引き立てるために、言いなりになる新人女優を探していた。 そこに、イメージぴったりの女性(ニコール・キッドマン)が現れ、 彼は喜んで抜擢する。ところが彼女は、なんと本物の魔女であった……。
このあらすじを見てわかるとおり、リメイクとはいっても オリジナルとはまったく異なる筋書きである。 劇中作としてオリジナルのリメイクを作るという メインストーリーを軸に、魔女と一般人の男の恋愛という シリーズの基本設定を踏襲するとは、 よく思いついたなあと感心する。
気になる中身はというと、 見終わった後に何にも残らない典型的お気楽アメリカ映画だ。 どこを切っても出てくるのは「平均的ロマコメ」という 印象ばかり。毒もひねりも何にもない。 長年のファンがたくさん存在する作品のリメイクで こういう量産家電製品みたいな映画を作ってしまう アメリカ人の無神経さには参る。きっとたくさんの 熱狂的ファンの恨みを買うことであろう。 (超映画評論より)
という訳で、昔の奥様は魔女を期待して行った私は ほとんど居眠りをしてしまった。 予告編でペヨンジュン・・・ ヨンさまの「四月の雪」があった。9/17公開なのだが こっちの方が面白そうだった^^;
● 奥さまは魔女 監督: ノーラ・エフロン 出演: ニコール・キッドマン/ウィル・フェレル/シャーリー・マクレーン
60年代の大ヒットドラマがフレッシュに映画化。 愛の魔法で誰もが笑顔になる! 普通の恋を夢見て人間界へやってきた魔女、イザベルは、街で出会った落ち目の俳優ジャックにスカウトされ、テレビドラマ『奥さまは魔女』のサマンサ役に大抜擢される。ジャックとの恋の予感に興奮するイザベルだが、実はジャックは、この番組で映画界復帰を図るべく、自分を引き立てる無名女優を探していただけだった。現場で横暴な態度を見せるジャックに怒りを爆発させたイザベル。それをきっかけに、ふたりは本当に惹かれあっていくのだが…。
● マダガスカル 監督: エリック・ダーネル/トム・マクグラス 声の出演:シマウマ沢慎吾 カバ高島礼子 キリン岡田義徳 ペンギン・アンタッチャブル キツネザル・おぎやはぎ
夏休み、最高の<大冒険>が始まる!! 大都会ニューヨークはセントラルパークの動物園のセレブな人気者たち。ある日大自然にあこがれていたシマウマのマーティは、テロリストのペンギンの力を借りて動物園から脱走。逃げ出したマーティを、仲間たちは追いかけたはいいけれど、 ニューヨークのど真ん中で人間に捕まってしまう。
● ロボッツ 監督: クリス・ウェッジ 出演:ユアン・マクレガー/ハル・ベリー?ロビン・ウィリアムズ
『アイス・エイジ』のスタッフが贈る、ユーモラスなロボットたちの冒険ファンタジー 貧しい皿洗い器ロボットの息子・ロドニーは、大発明家のビッグウェルド博士に憧れ、自分も発明家になりたいと夢見てきた。やがて成長したロドニーは、その夢を叶えるため大都市ロボット・シティへと向かう。しかし博士が引退した後のビッグウェルド・インダストリーズは、新しい経営者ラチェットのもと「最新部品でアップグレードし続けない中古ロボットは、すべてスクラップにする」という恐ろしい計画を進めていた・・・。
TVの予告でろくろっ首がニューッと伸びたのが印象的だった そこへ友達が観たよと・・・・観たい!ということで・・・
始まりの頃は、ついコックリ、あくび・・・^^; 来るんじゃなかったぁ・・・・と思いつつ観てたら・・・ なんか段々はまっていく・・・ついには釘付けに・・・ 麒麟送子というのが中心に動くのだが、麒麟ビールが モロ出てたり、CGで登場するキリンの妖怪が キリンビールのマークであります。タイアップしてたんやね〜
個人的に目に付いたのは、敵の大将豊川悦司のもとで悪さをする妖怪、 栗山千明の存在。この女優はずーーっと前からJAのCMでおなじみで マイナーな子だと思ってて、JAのCMの中ではブリッコ・カマトト というイメージで大キライだった。しかし昨年あたりから グリコのCMに出て、大胆でセクシーなポーズなんだけど ただ単に細いだけの梨花とは違って、筋肉もついててハツラツとしてる (・_・)......ン?このこはこんなだったっけ?かなり気になりはじめた。
存在感があり、いやらしく見えない。いいんじゃない? で、名前もしらなかったこの子が栗山千明だったのです。 悪役でメイクも怖いが、その大胆な演技に魅せられた。 ますます気になる存在となった。
妖怪大戦争・・・☆ Bravo!!ですよ。 なんとも豪華なキャスティング 妖怪メイクで誰が誰なのかわからず、気にしながら観る。 最後の最後・・・キャスト紹介まで観てたのは初めてです。 館内の灯りがついて・・・ほとんどの人が残ってた。 気になってたのでしょう(*^m^) 久々に超満員の映画館でした(^o^)丿
● 妖怪大戦争 監督: 三池崇史 出演: 神木隆之介/菅原文太/豊川悦司/宮迫博之 近藤正臣/栗山千明
そうそうたる顔ぶれが、なんと妖怪役で登場! 子供だけでなく大人も楽しめる、この夏イチ押しの娯楽作 今年10歳になるタダシは、両親の離婚により母と鳥取にやってきた。 しかし最近ボケ気味の祖父には翻弄され、クラスメートにもなじめていない。 そんなある日、夏祭りで「世界に平和をもたらす正義の味方」 麒麟送子に選ばれたタダシは、なんと妖怪の姿が見えるようになってしまう。 同じころ、人間に深い恨みを持つ魔人・加藤保憲は、 捕獲してきた日本古来の妖怪と怨霊を混ぜ合わせ、 新種の悪霊“機怪”を作り出し、世界壊滅を目論んでいた…。
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