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2004年01月16日(金) 家庭に潜む罠

時間は深夜2時。
皆が寝静まった真夜中の家に、悲鳴が響いた。

台所の床が濡れていた。
しかしそれに気付かず踏み込んだ自分の声だ。

『台所で』『滑る』
何が起きたのか一瞬理解できず、そのまま大開脚。
スリッパを履く習慣がないので裸足、そして就寝前につき裸眼。
油か水か、それすらも分からない。

その先の洗面所から、新年会帰りの酔っ払い母が呑気に声を掛けてきた。
何か零したかと訊くとサラリとこう言い放った。


「あ、ゴメン、お母さんさっきそこで吐いたから」


まさか台所で母の吐瀉物に足を滑らせるなんて。


2004年01月11日(日) 日曜、快晴

女の子二人とデート。
三人はバランスが悪いと思い友達に電話をするが、14時の段階で睡眠中の模様。
仕方ない。


展示会に行きたいとせがんだのは二人なのに、展示物の半分も見ちゃいない。
元々あまり興味の無かった自分の方がよっぽど見ている。
会場内を半分も回ると既に疲れ顔、そして欠伸のコンボ。
全体を流し見た後、ケーキだの紅茶だの言う二人を連れてどこかに移動することに。


成人式帰りの華やかな若者を横目に見つつカフェを何軒か覗くが、どこも満席。
入る度に店員に待つかと訊かれるが、横を見ると無言で首を横に振っている。
挙句の果てには「マックでいい」なんて言われる始末。
いや、マックにケーキは無いだろう。
さっきの展示会でしくじった気になっているので、少々意地になる。


何とか座れた店で、自分にはコーヒー、二人にはリクエスト通りのアップルティーとケーキを。

「紅茶、苦い」
「横のシャーベット、苦い」

展示会もカフェも不評。
こう段取りが下手なのは、最近とんとデートなんかしていないからだろうか。



「今日さ、楽しかった?」

帰り道に訊いてみると、二人ともが笑顔で頷いた。
気を遣ってくれているのかも知れないが、実はこの子たちなりに楽しかったようだ。


「寒いから早く帰ろう」

二人と手を繋いで歩く日曜の夕暮れ。
温もりを感じつつ、たまにはこんな休日も悪くないと思った。


この二人は親戚の小学生(8歳)と幼児(6歳)だけど。


2004年01月10日(土) 他人の髪の毛

ビリヤードをしていて、隣の台には男二人、女一人の組がいた。

自分は女の子の方ばかりに目がいっていたのだが、
友達が不意に男の方を指して
「あの人、頭頂が薄いよ」
なんて隣に聞こえそうなボリュームで言うものだから、
思わずキューで刺したくなった。
今言うな、今。

「自分だって……例えば「あの人乳が薄い」って言われたらイヤでしょ」
とこっそり窘めても、
「こないだ計ってもらったらAからCになってたし!」と
反論してきた上に「KGの頭に白髪発見」。
抜かれてしまった。

少しは話を聞け、頼むから。


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