白馬鹿日記

2017年07月18日(火) 退院2週間

というワケでお粥さん最後の日。
漸く食事制限が少し緩みます。とは言え急に変えるのはちょと怖いので今月いっぱいくらい掛けて徐々に緩めて行こうかと。来週分かる病理検査の結果次第ではもっとキツい状況が再度来るかも知れませんが、まあその時はその時であります。今出来る事はきっちりやっておくつもりでおりますよ。

週末は久しぶりに海へ。まだまだ疲れ易い体調でありますれば長居は出来ませんが、散歩を兼ねて土日と続けて行ってまいりました。土曜日はガラガラでやっぱマイナーなビーチはこんなモンなのかねえ海開き初日のハズなのに、などと思っていたら日曜日は横になる場所を探すのが大変なくらいの人出でありました。鎌倉とか逗子葉山あたりのビーチがどんな状態だったのか、想像するのも恐ろしいですよ。

しかしこの疲れ易いのは何なのでありますかね。やはり食べ物のせいなのでありましょうか。だったら良いのでありますけどねえ。ごく軽いストレッチは先週後半からはじめましたが自転車で山越えとかいつになったら行けるのやら。来週の診察の時に色々と聞いて来ませんとね・・・

とは言え少しは食のバリエーションが増えるのだなあ楽しみたのしみ、などと思っていたらホームベーカリーが崩壊。くそっ。記録に拠れば購入が2010年10月なので7年弱もってくれたから仕方無いのかも知れませんけどねえ。入院直後の金の無い時に壊れなくても良いモノを。やれやれ。買いなおさにゃ。



2017年07月03日(月) 入院日記(回想)・8日目

というワケで退院。
朝6時起床。すっかり病院時間が身に付いてしまいました。ちなみにこれを書いている今は7月12日なのでありますが未だに23時就寝6時起床という生活が続いております。まあいつまで続くかは分からんですけどね。でも早起きすると、1日が長くてちょとトクした気分になったりもいたしますですね。これが3文の得ってヤツなのでありましょうか。

最後の日ではありますが、いつも通りに検温血圧測定等を行います。歯磨きして最後の朝ごはんも美味しくいただきます。会計の為に診察カードを返却して貰い、パジャマから洋服に着替えると何だか突然、手前が部外者の様な気分になってしまいました。ううむ。ちょと寂しいぞ。ちょと寂しいのではありますけどね、名残りを覚えるくらい素晴らしい病院だからこそ、もう来ない様に努力せにゃイカンという二律背反だったりするワケでありますよ。二律背反とは言わんのかなこういうのは。

会計は結局、16万円少々でありました。内容を考えるとかなり安いと言って良いかと。だから健康保険制度が破綻寸前なのでありましょうけど。保険料についてはもう文句の言えない身体になってしまいましたです。もう一度病室に戻り、患者のID証明である手首のバンドをナースに切っていただきます。最後に忘れ物が無いかをチェックして、後は帰るだけ。また来ま〜す、という冗談を言おうかどうしようか迷いましたが止める事にいたしました。彼ら彼女らの努力に対して失礼でありますからね。でも良い経験になりましたです。8日間、不安を覚える事は一度もありませんでしたよ。プロの手腕に感謝と敬意を表しますです。ありがと〜!

かなり草臥れて帰宅。たった8日しかも開腹手術を受けたワケじゃ無いのにこんなに持久力が落ちるモンなんですかね。食って無いからなあ。そういう問題かなあ。まあそのうち分かりますでしょう。雨漏りはしなかった様でありますが気持ち黴臭いのでまずは換気を。窓を開けまくってから30分程ベッドに横になります。そうか、こうやってすぐに寝るのもイカンのだろうなあ。とは言え当座は仕方がありません。食事制限が緩む2週間後くらいからまた、ストレッチでもはじめましょうかね。月末に病理検査の結果が分かるまでは出来る事は何もありませんので、良い結果が出るという前提で徐々に社会復帰を目指そうと思ったりしております。



2017年07月02日(日) 入院日記(回想)・7日目

というワケで全日では入院最後の日。
相変わらずの神経痛に悩まされておりますが何とか横を向いて寝られる程度には回復してまいりました。右向きは大丈夫だけど左はまだダメとかンなレベルでありますけどね。回復は回復であります。ご飯は今日は全粥。朝昼とオカズがやや手抜いや簡易な感もいたしましたが夜は豪勢でありました。明日の帰宅路に向けて歩く練習をすべく1階のコンビニに向かいます。向かいますったってエレベーターですけどね。平日は人でごった返している外来に誰もいないという風景は何とも妙なモノでありました。お見舞いの方は平日より多いのでありましょうが、来院される患者さんと比べたらやはり桁違いに少ないですからね。

ガランとしたエレベーターホールにひとりで立っていると、どうしても病院の怪談などというテーマが頭をよぎります。曰く人気の無い夜にもかかわらずエレベーターが動いてドアが開いたが誰も乗っていなかった等々。ありそうな話ではありますが最近の巨大な総合病院でこれだけ患者数が多くエレベータが何基もあってしかもビル内のコンビニが24時間営業となると1台くらい勝手に動いていても分からんですわ。

などと馬鹿話を思い浮かべてはげらげら笑いつつ病室に戻ります。気分はもう退院なので少々浮かれているのでありますよ。



2017年07月01日(土) 入院日記(回想)・6日目

というワケで今日から7月。
昨日に引き続き神経痛と点滴の針跡痛が少々。針跡痛は少々でありますが神経痛は中々に痛いです。ああ動きたい。動けない時にはそう思うのでありますが普段はああ怠けたいと切望し続けるワケでありまして馬鹿とナマケモノは最先端医療でもまだまだ治すのは難しい事であります。医療従事者の皆様の切磋琢磨に期待するばかりでございます。

週末のせいか気持ちスタッフが少なめの様であります。新規入院が無いからでしょうかね。救急は別でしょうけど勿論。ややのんびりした雰囲気の中で5分粥になったお食事をいただきます。食う話ばかりで恐縮でありますが、病人にとって食えるというのは回復の証でありますからね。他にあんまりやる事が無いってのもありますが。ご飯もそうですがオカズが徐々に固体化してくるのがやはり嬉しかったりいたします。胃の保護のために良く噛んで食えという事には異存は無いのでありますが、それでもお粥を30回噛むというのはほぼ修行とか苦行に近いモノを感じたりもいたしますからね特にワシみたいに自覚症状も無いラッキーな患者には。早期に処置出来て良かったという感謝の念は常に持っているつもりではありますけどね、感謝の念だけでは中々に難しいのでありますよ元々柔らかいご飯をひと口ごとに30回も噛むのは。

2日後の退院に備え、頭と無精髭を何とかしたいという気になってまいりました。もし使えるならと電動バリカンは用意して来たのでありますが、公共と言って良い環境のシャワー室で果たして使って良いモノかどうか。とナースに訊ねてみたところがゴメンナサイというお答えでありました。ま、仕方が無いですなこれは。理容室を予約しておけば良かった。失敗の巻。



2017年06月30日(金) 入院日記(回想)・5日目

というワケで後半戦スタート。
昨深夜は「ドクターコール」というやや緊迫したアナウンスで目が覚めました。ただゴロゴロしているだけの様に見えない事も無い入院生活ではありますが、やはりここは病院であります。戦っている方は戦っているのでありますよ患者もスタッフも。暇を持て余せるというのはここでは幸運かつ贅沢な事なのだなあと実感した出来事でありました。暇だからナースに構って貰おうなどという了見を起こしてはイケナイのであります。

本日も神経痛と点滴の針跡が痛みますがそれ以外は大変に快調であります。ご飯は今日は3分粥でありましてオカズもほんの僅かながら歯ごたえ噛みごたえのあるモノが混ざってまいりました。特にお昼のタイの煮魚は泣くほど美味しかったですハイ。生姜っぽさがほぼ皆無なのに生臭さが無いという事で湯通ししたり何だりと相当に手の掛かった品だったのでは無いでしょうか。美味しい食べ物は消化器系の患者にとっては何よりの心の支えになるですよ。朝の温泉卵はイマイチだったんですけどね実は。

散歩がてらに最上階の展望室へ。狭い部屋ではありますが眺めは確かに良いです。生憎の小雨ではありましたが快晴だと脱走したくなるかも知れませんのでむしろ良かったのでありましょう。でも外の空気は吸いたい気もしますねやっぱり。まあ横浜の街中の空気ですからンなに美味しいモノでは無いのかも知れませんがエアコンで同じ温度に調整された空間にずっといると何か体に良くないモノがある様な気がいたします。多分、空気を吸いたいというよりは風に当りたいのかも知れませんですな。

退院直前の最後の平日という事で費用の概算をいただきました。約17万円となっております。健康保険があるので実際にはこれの3倍くらいの額なのでありましょうが、入院8日+ESD+止血処置+附随する諸々と考えると妥当かやや安めと言って良いのでは無いかと。看護のプロが24時間近くにいてくれて、1日に2回も医者が具合を見に来てくれるんですからねえ。彼ら彼女らがここからどれくらいの配分を受け取るのかは知りませんが、労に報いるに充分な額である事を願う次第であります。


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うるま [MAIL]

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