2009年03月20日(金) |
「ありがとう」と「これからもよろしく」を。 |
思えば私が、渋谷のクアトロ(多分MutantFlowerツアー)で ブッチ君初お披露目のライブ(最初はサポートでした)に行った時から 七年も経ってるんだなぁ…。
私のブッチ君の第一印象は、 「なんか若い人いるぞ!」(15に言われたくないね)ってので、 その日、お客さん全てが「ドラムの兄ちゃんは新しいドラムかや?」と大注目する中、 ブッチ君はけっこう落ち着きはらってたというか、 最初っから堂々とプラに混じりドラムをどかどか シンバルシャンシャンと叩いていた印象があるのですが、 「忘却モノローグ」のインタビューDVDで、 プラに最初サポートとして参加して初のライブは、 緊張して一曲終わる毎に「お、終わった…」ってドッと疲れてました的な事を 言ってて、ひろしも人の子やのう…となんか安心した私です。 サポートから正式にPlasticTree加入!ってなってから けっこうすぐの段階でNHKホールライブとかだった気がするんだけど プラはその時点で既にけっこういっぱい曲あったので、 覚えるの大変だったろうな…。
元からあるバンドに入るという事で、どうしても 前のドラムの隆さんと比べられたりとかも多々 あったりしたかと思うのですが、 (実際に当時辛口コメント、「ファンあがります」等も多々耳にした) 私は割合ノンビリ「おいらはどっちも好きだナ」と考えてる 呑気なファンだったので、これまで不安はあまり感じなかったし、 (「忘却モノローグ」読んで、実際はけっこう各時期で 危ない橋を渡りまくってきたバンドだと気づいてドキッとした) ずっとPlasticTreeのみんなと、 プラに関わってきたいろんな人たちの事が大好きだし これからもずっと好きだと思います。
実際にラストの会場に居合わせられなかったという事は心残りですが、 シンミリうじうじと泣き言を言ってしまったりすると寂しくなりすぎるので、 これまで真摯にプラに取り組んでくれたブッチ君に、 ただただ一言感謝の言葉をば。 「ブッチ君ありがとう!」
2009年02月24日(火) |
パレットにあふれてる感情。 |
口笛をトゥルトゥーって吹いて 平気なふり。平気なふり。
SHOXXFILEの2が出ます!ってのを昨年末に知ったとき、 「前に出た時から2年ぐらいしか経ってないと思ったけど、 そんなに記事溜まったんだナァ…」と 不思議に思ってたのですが 今しがた受信した海月メールの内容を見て、 それ思い出したりて心臓がバクバクしてます。 メールチェックがこんなに恐ろしい事とは…。
ピカソごっこよろしく 「パレットにあふれてる感情!」を キャンバスにぶつけたい気分。 (ペンタブを紛失したのでマウスとSAIでちまちまと)
PS: 去年ファンクラブの更新を 「2/28までの人は3月末までかぁ…」とのんびりしていたら、 春ツアーのチケットを取ろうと思って電話したときに、 普通に期限切れでハネられてチケットが取れなかったので、 明日早速更新してこようと思います(苦)
2009年02月19日(木) |
猫印には遭遇できず… |
J-ROCKのメルマガにNHKホールで号外を配る等身大猫印の写真載ってましたね〜。 やっぱり本当に現場に出没してたんだなあ…
私が階段で出口へ向かう人の行列に立ち往生している間に 与えられたノルマを配り終えて帰ってしまったのか(汗) 居た事すら知らず、出口で友人と「本日猫印出現って書いてあったけど何処に出現したんだろうね!」などトンチンカンな事を、 ライブ見終えた直後の妙なテンション&大音量で耳がやられ自分の声を調節できてないのも相まって けっこう大声で話してしまった気がするので今になってちょっぴり恥ずかしいわっ…(汗)
2009年02月02日(月) |
PlasticTree 2008-2009Tour「ウツセミ」ファイナル 1月30日NHKホール |
「ウツセミ」ツアー千秋楽、NHKホールですが、 天気はあいにく…というか PlasticTreeが誇る最終兵器、釈迦如来のような細い体と アルカイックな微笑みを浮かべた雨神様の力を 持ってすれば当然であり必然…と言った方が正しいのか (話を壮大かつ大げさな表現にし過ぎた今は反省している) 見事な雨降り(くまの子)模様でした。 ツアーファイナルにかならず雨降る!ふしぎ!
今回も、客電が落ちてからメンバーが登場して楽器スタンバイするまでの 間に流れるオープニングSEは「ウツセミ」の一曲目でもある 「〜規則的な四拍子〜」だったのですが、 前回年末にウツセミツアーで渋公に行った時には、 大音量メトロノームの音が木魚と鐘っぽい音に聴こえるので、 カイジばりに客席が「ざわ・・・ざわ・・・」と 大きくどよめいていたものですが、 今回はツアーファイナルと言う事で、皆聴き馴れたもんで、 ザワザワもあまりなく、 メトロノームの音に合わせて手拍子なんかも沸き起こったりして、 (前回も合わせて手拍子してる人はチョイチョイいたけど、 二階から見た分だと、大きなざわめきにかき消される感じだったのです) 更に決め手として、前回は延々メトロノームが流れていたけど 今回は早々と次の曲「うつせみ」が始まった事も相まって、 人心は非常に安定していた印象でした(汗)
「うつせみ」に続き「テトリス」のイントロが始まったのですが、 前回聞いた時は、ヘドバンに夢中で、 ライブでもイントロの「…はい」を 言ってるのかどうか?というのをすっかり聞き逃したのですが、 今回はばっちり「…はい」を聞きました。
続いて、今日の天気を表すかのように 「ザザ降り、ザザ鳴り。」を演奏した後、 ステージ&客席のみんなのニヤニヤ顔を察してか、 開口一番、正さんが、「本日は雨天なり」という件に関して、 「だ、だってしょうがないよ…。 バンドの中に水に関係する星座の付いてる人が 二人も居るんだからさ…。(魚座と水瓶?天秤?) 今まで僕だけの問題かと思ってたけど、 これは僕一人の力ではどうにもならないよー。」 と、しどろもどろのコメントをおっしゃっていたのですが、 「ツアー中の思い出を各メンバーがかく語りき」的コーナーで、 「ツアー中雪が多かったねー」という話題が各メンバーから出る度に、 すかさず客席から「リーダー!」という追及の声が出る始末で、 (この時、竜太朗さんが「いや、さすがにそれは冤罪だ!」 と言いつつも爆笑してた) 雨だけでなく、雪までも意のままに降らせる事ができる、 ありとあらゆる天候を司る破壊神の如く扱いを されていて、あまりのドイヒーな言われように 思わず笑ってしまいました(リーダーごめんよ)
セットリストは、前回同様、 「ウツセミ」曲全曲+αな感じで、 アルバム曲以外では、「雪蛍」「Ghost」 「ヘイトレッド、ディップイット」「リセット」 「ザザ降り、ザザ鳴り。」「サイケデリズム」 「メランコリック」などでした。
前回の渋公と同じく、本編ラストは「記憶行き」だったのですが、 夜の電車に乗って前の窓を見た時のように、 レールの上をどんどん進んでいく映像&星空の背景に重なるように、 歌詞が歌に合わせてボーッと浮かび上がってはフッと消えていき、 時にはパーッと星屑のように文字が散らばっていく映像が流れたのですが、 (流れていく歌詞のフォントは「金文体」だったよー …というフォント好き向け情報) 曲の最後、歌が終わって伴奏のみになったところで、 後ろのスクリーンに、スタッフの皆さんの名前がエンドロールで流れだし、 舞台の上では銀吹雪がハラハラと舞い、 竜太朗さんがセンターで立ち尽くしている中、 後ろのスクリーンが突然、ステージ頭上からの映像に切り替わって、 ステージ頭上での映像に被せるように、 エンドロールでメンバーの名前が流れると共に 上から当該メンバーの姿を映した映像が流れ、 最後には「SpecialThanks JellyFish Breed」の文字が流れた時は グッとくるものがありました。 この前見た時は頭上からの映像はなかった気がしたんだけど、 上からの映像だとブッチ君のドラミングがよく見えて面白いですねー。 (上からの映像というと、真っ先に相撲中継の頭上カメラが思い浮かぶ私)
―――――――――――――――――――――――――――――――――― 覚えているMCをつらつらと。
竜太朗(以下・竜): 「ファイナルと言う事で、ひとりずつ ツアーの思い出を語ってもらおうと思います。 えっと…一番最初は誰がいいかなー。 そんじゃ、僕が聴こえたのだとこの人かな? ギター大魔人 アキラ!」
明: 「僕は真面目にツアーの感想を言わせてもらおうと思います。 今回のツアーで、北海道では僕の誕生日を祝って頂いて、 ケーキとかも用意してもらったりして、 すごい嬉しかったんですね。 ・・・ただ、ライブハウスの中はすごい熱気なんだけど、 北海道だから外は雪とか降ってて寒いわけじゃないですか。 …うーん、どう言えばいいんだろう。 中の熱気と外の気温との温度差が激しすぎて、 お客さんから水蒸気の煙がもうもうと上がっちゃってて、 ライターの火も付かないぐらいライブハウス全体が煙に包まれちゃって、 …というか、箱の建物自体から煙が上がってて、 こりゃ火事の煙と間違えて通報されたら完璧アウトだろってぐらいすごくて。 証拠映像は抑えてあるので、ぜひ今度皆さんにも映像を見てもらいたい!」 (ここで竜太朗さんに「真面目な話じゃないじゃんか!」とつっこまれてました)
竜:「次はー…うーんと、ドラム火炎柱 ブッチ!」
ブッチ: 「今回のツアーファイナルはここNHKホールなんですが、 前にNHKホールでLIVEをやったのがかれこれ6年前で、 …そうそう、ちょうど僕がプラに入った頃ですね。 (ここで客席から「えー」「もうそんなにたつんだ…」的声多数) ねーっ。月日の経つのってあっと言う間だよねぇ。 こりゃ俺も年を取るわけですよ…(感慨深げに)
今回のツアーは、大阪はクリスマスにライブやりました。 そんで年末はCCレモンでライブやって、年越しライブも出たりして、 僕はカゼひいてしまって、 でも曲覚えなきゃいけないわ忙しいわで、 自分の中でイーッてなったりしたんですけど、 ホンット…皆さんカゼには気を付けてくださいね! それで、年明けてからもすぐツアーが始まって、 えーと年明け一発目は名古屋だったっけかな? 名古屋(福岡の話の時だったかも)はやけに寒かったですねー。 そんで仙台で牛タン食いましたー。 北海道ではナカちゃんの誕生日をやって、 …なんか、今回のツアーはやけに雪降ってたなぁー。 まぁ北の方行ったから当たり前っちゃ当たり前なんですけど。 そうそう、今回のツアー回ってて、 改めて「ウツセミ」の曲って難しいなーとか思ったりしました。」 (今回ブッチ君が非常に多弁でいっぱいおしゃべりしてたのですが、 とても全て覚えきれてませんっ)
竜:「えっと次はー・・・千葉の細い男 正!」 (「細い男」というこのざっくりした説明!・苦)
正「みんな、ライブ楽しんでくれてるかな!」 客「そーですね!」 正「今日は千秋楽です!」 客「そーですね!」
…これら一連の正さんのコメント一つ一つに、 全て「そーですね!」でお客さんが返していて、 その「そーですね!」5回ぐらい繰り返したときに、 竜太朗さんが「なんだかきもちわるい!」 「言葉に血が通っていない!」とつっこみまくっていたのですが、 正さんは「いーじゃない!コールアンドレスポンスだよー。 血の通ったコミュニケーションじゃないかー!」と言って のほほんと返していたのが面白かったです。君達仲いいな。
正: 「今回のツアーは、アルバムが出てからずいぶん経ってるので、 皆さん「ウツセミ」に対する理解度が深くって、 演奏する側としてはとても嬉しいです (「とてもやりがいがあります」とかだったかも)」
ブッチ君の話にもあったけど、今回のツアーは2008年に始まって、 2009年が明けてもまだツアーが続いてて、 年をまたいでツアーをやってるってのは結構プラでは珍しくて、 年末も年越しでライブやってたりしてたし、僕的にはまだなんだか年を越した気が 全くしないんですけど、今日のNHKホールの千秋楽で 自分の中でやっと一ヶ月遅れの年越しができそうです。」
最後は竜太朗さんの番で
竜: (腕時計を見る仕草をしながら) ※注:エア腕時計です(爆) 「いっぱいしゃべって時間押してるんで省略です」 (ここで客席から「えー!」という声多数) 「・・・えっと、今回のツアーを通して、タイトルに 「ウツセミ」って付けたわけが自分の中で なんだか分かったような気がします。 うつせみって言うのは僕の中で、PlasticTreeそのもので、 PlasticTreeをやりたいっていう事がまさにこの世… 僕にとっての「ウツセミ」だなぁと思いました。」
「今回のツアーはなんだか雪がいっぱい降ってたなーって気がします。 今日はあいにくの雨だけど(ここで客席より「リーダー!」との雨神コール有・汗) 五分間だけ、この雨を雪に変えたいと思います・・・「雪蛍」」 (ここで次の曲「雪蛍」が始まる」
―――――――――――――――――――――――――――――――――― 竜: (アンコールで) 「皆さん準備はいいですかー。 アキレス腱伸ばしてくださいねー。 ・・・って誰もアキレス腱伸ばしてる人いないや…。 …アキレス腱ちゃんと伸ばした人!(手を上げながら) (ここで客席からまばらに手が挙がる) うーん。皆ホントに伸ばしたんだか あやしいけどまぁいいや… 行くぞ渋谷!」
今回、正さんの「そーですね」返しの前に、 竜太朗さんがはじめの辺りのMCで 「○○ですね」「そーですね!」の いいとも方式コールアンドレスポンスを やろうとしていたけど、お客さんの返事が激しくまばらで、 「…もう一回言いますね…」といって再度チャレンジしたが もう一回やってもやっぱり返事がまばらで心折れる(爆) という場面がありました。ど、ドンマイ…。
――――――――――――――――――――――――――――――――――
アンコールラスト「クリーム」で、最後の最後、 明さんがつかつかと正さんの方に向かっていき、 ヒョイと正さんおなじみ緑のベースを取り上げたかと思うと、 自分のギターを正さんに持たせ、 (ちゃんとリーダーの肩にストラップをかけてあげるという優しさ・爆) 二人で楽器のとっかえっこしてガシガシ弾いてたのが、珍しかったです。 でもFCイベントとかで、バンド内担当楽器シャッフルでライブやったりとか けっこうしてるので、やっぱり一通り他の人の楽器も 弾けるんだなーとか思ったり。
そして、「ウツセミツアー、これにて終演」という竜太朗さんの声で 曲も終わり、各々がピック投げたりドラムスティックを投げたり ステージ上を縦横無尽に歩き回り、最前列の人とタッチしたり お礼言ったりバイバイしたりして舞台袖にはけていく中、 最後に残った竜太朗さんが「最後にお楽しみあります!」と言い残して 去っていったので、年末みたいに映像とかあるのかなーなどと 思ってぼんやりと待っていると、突然、 GhostのゴリゴリとしたBGMに合わせて、 ステージ後方のスクリーンに「本日、猫印出現!」という文字が 赤バックに白抜き文字で流れ、新聞記事風の映像が映し出された後に 等身大猫印のたたずむ姿がドーン!と映し出され、 「号外」などの文字が流れたのちに映像は終了。
なんだなんだ?どこに猫印出たんだ?と思いながらも、 帰宅の途につくべく出入り口に向かったのですが、 なぜか、ホールを出て階段を上る時点でひどく渋滞していて、 どうやらその「号外」というのを 出入り口で配っておる事が判明したので すかさずゲットし見てみたらビックリ。 「プラ日報」なるタイトルがついたその号外を見た その時の私の顔は、恐怖新聞を受け取った鬼形礼君の如く 衝撃の顔をしていたと思うのですが、 詳しくはプラのオフィに飛んで、 公式な場からの正式な告知を 直接御自身の目で見て確認して頂きたく思います。 そういえば、実際に猫印がどっかに出没したんだか、 会場で号外を配ってたんだか…というのが分からず終いだ…。 http://www.plastic-tree.com/ うれしいようなこわいような。 プラトゥリ…おそろしい子!(白目)
―――――――――――――――――――――――――――――――――― ここから個人的な感想。
年末に行った渋公(CCレモンって言ってやらない)では、 2階席の後ろから何列…って席だったので、 終始、双眼鏡覗きっぱなしだったんですが、 今回は1階席の真ん中らへんの席だったので、 舞台の細部まで観察できたし、 久々にツアー二回参戦できたという事で 一回目をふまえた上での新たな発見があったりして、より楽しめました。
・今回気づいた事。 左右に飾ってある時計のセットの文字盤が、 12、24、6、18と24時間時計になってた。 …なので、前回、「セットの時計が3時と9時を指してました」 と言ったのは間違いで、 時計の針は18時ちょうどを指し示してたようです。
・メンバーの衣装は前回の渋公と同じだったのですが、 竜太朗さんの衣装を、よーく見てると、 袖口の広がった、ゆったりしたベージュのしましまカーディガンの下に、 ガーゼっぽいシャツ+ベージュの カットソー生地みたいなアームウォーマーを重ねてました。
・今回、竜太朗さんが体を右に傾けたり左に傾けたりしてユーラユラ…という動きを 頻繁にしていたのですが、 それを見る度に、「ストレッチパワーが体の脇にたまってきただろう!」と ストレッチマン的な事を思ってしまった。
・今回、いつも以上に外国からのお客さんを見かけ、 LIVE中も、いつもの「キャー」的な歓声に混じって 「フゥー!」とかのインターナショナルな歓声が聞こえたりして面白かったです。 (私の周りに海外から来た方のグループがあったからかも・汗)
・前回見たときはウツセミ曲のコーラス部分を あんまり歌ってなかった気がしたんだけど、 (この曲のコーラスはどっちが歌うのかな?とか楽しみにしてたんだけどなー) 今回はけっこう上手下手の二人がコーラスをがんがん入れていて、 「ウツセミ」「テトリス」「斜陽」「バルーン」とかは正さんコーラスで、 「Closer」とかは明さんがコーラス担当で、 GEKKO〜の「♪ここーでなけー」の部分はツインコーラスだったりと、 コーラスパートを楽しめました。
・前回、「工場の映像が叙情的で良かったが曲が分からん…」 等とのたうちまわりましたが、 なんの事はなく、始まって数分の時点で 一曲目の「うつせみ」の映像だと判明しました(汗)
・前回渋公では、ツアー最初の方という事もあってか、 開演時間過ぎてる時間でも、 パーカーとストラップが売り切れてるぐらいで、 物販在庫に余裕大いに有りで助かったのですが、 今回はさすがにツアーファイナルという事も相まって、 入って物販コーナーに目をやれば、ほとんど売り切れで、 友人曰く「四時半に行ったんだけど欲しいの売り切れてたー」 との事だったので、物販のグッズを、 ツアーファイナルまで在庫が持つギリギリの量で 照準合わせてきてるのかなーとか思ったりしました。 開演前の物販では、大人気な商品は売り切れてるけど、 他のグッズはまぁ開演前に行けば普通に買える …ってのが理想なんだけど在庫量の読みは難しい。
・普段N響とかでクラシックのイメージが強い NHKホールという場所柄なのか、開演までの間、 普段のライブだと洋楽が流れている事が多いのですが、 今回は延々とレトロな雰囲気のアコーディオン曲や クラシックの曲が流れていて、 なんだか始まる前からえらくまったりしてしまいました(爆) 余談ですが、NHKホールのステージ上手側の壁にある パイプオルガンは、間近で見ると迫力あるなー。
・NHKホールは、中に入ってからホール入り口に移動するまでの 通路ロビーが広く、ソファーがたくさん設置してあるので 開演までの待ち時間もすこぶる快適でした。 あと、奥にある軽食販売コーナーで 肉まんやらサンドイッチやらを売っていて なんだかとってもおいしそうだったのですが 時間無くて食べる暇なかったのが心残り(食べ物の話は楽しい)
2008年12月28日(日) |
PlasticTree Tour2008「ウツセミ」12月27日渋谷C.C.Lemonホール |
Plastic Tree ツアー「ウツセミ」2008年12月27日 渋谷C.C.Lemonホール
今回のオープニングSEがアルバム「ウツセミ」の中の 「〜規則的な四拍子〜」…だったのですが、 この規則的なリズムをホールの大音量で聴くと、 メトロノームのカツカツ…という音が次第に、 ポクポクポク、チーン!という 「木魚+鐘」の一休さん的な白檀の香りが漂う音に聴こえてきてしまい、 普段CDを聴いている時には何とも無いのに、メンバーが出てくるまで、 けっこう長い間この音が鳴っていたの事も相まって けっこう面白い感じになってきてしまい、堪えるのに必死でした。 (四拍子目のチーン!がやけに会場全体に響き渡っておりました…) しかし、私と同じような音を連想してしまった方も多かった…のかは 分かりませんが、会場中から笑いを押し殺すような声が けっこう上がってて、妙な一体感を感じました(苦)
ステージセットは、左右ステージ脇に、上手側には3時を示した時計、 下手側には9時を示した巨大な時計のオブジェがかかっていて、 天井からは梯子みたいな鉄骨がステージ内側を向いて 左右に突き刺さってました。 開演までの間、ウツセミのジャケット写真ぽい映像が、 ステージの上の壁から客席下手天井にかけて左右に大きく揺れながら 映し出されていて綺麗でした。 そんで背後にはおなじみのスクリーンがあって、 曲に合わせて映像が流れてたのですが、一曲目の曲が「うつせみ」で 最初なんとなくWindowsmediaplayerの視覚エフェクト的な アンビエントな映像でギョとしつつも、 いろんなお花がどんどん開花していく様子だったり、 「テトリス」ではじゃんじゃんブロックが上から落ちてきて 「パーツばらばらクリアできないや…」どころか 絶対一列も消せないぞ的速度で ブロックが落ちてくるパズルゲーム風映像が流れたり、 「アローンアゲイン〜」か「リプレイ」のどちらか忘れたけど 観覧車の映像だったり、 どの曲か忘れたけど工場っぽい映像が流れたのが素敵でした。
セットリストは、ツアータイトルの通り、 ウツセミの中の曲を全曲+αって感じで、 間にはインスト曲「〜晴天、喚声、回転木馬の前〜」が SEとして入ったり、 (これ、子供のキャッキャする声が途中で入ってるのを忘れてて、 一瞬会場のどこかで小さい子が騒いでるのかと思ってちょっとびびった・汗) 更には通常盤のボーナストラックである「Closer」も聴けたのが意外でした。 MCで正さんが「今回はアルバム出てからけっこう経ってからのツアーなのですが、 皆さん(アルバムは)聞き込んでくれたでしょうか?」と言っておりましたが、 普段はアルバムのツアーだと、アルバム発売して数日後とかヘタするとアルバム発売前とかで 曲名と曲が一致しないあやふやな段階でLIVEに行く事がけっこうあるのですが、 今回はずいぶん間隔が空いてたので、一つ一つの曲をじっくり聴いた上で、 改めてLIVEで聴いて、やっぱいいなと思ったり、こんな曲だったのかーと思ったりする事ができました。
詳しいセットリストとしては、 ウツセミ曲全曲(〜規則的な四拍子〜 うつせみ テトリス リプレイ メルト Q フィクション 斜陽 バルーン GEKKO OVERHEAD Dummybox アローンアゲイン、ワンダフルワールド 〜晴天、喚声、回転木馬の前〜 記憶行き Closer) メランコリック ヘイトレッドディップイット 雪蛍 Ghost リセット Dolly ザザ降り、ザザ鳴り。 (なんか忘れてる曲あったらすみません)
本編ラスト「記憶行き」を演奏した時に、ステージの上に、 銀テープを細かく刻んだようなキラキラが降り注いで とても綺麗でした。 その後、映像とか音響とかのクレジットが流れて 本編が終わったなーと感慨に耽るのもつかの間、 しばらく待っているとプラの年末ライブと言えば恒例!の 本編が終了してからアンコールの間に流れるお楽しみ映像が始まり、 (この時、これを知らずに「本編終わったナ」と思って、 アンコールまでの間を利用してトイレに行ってしまうと、 映像が始まった時に客席から歓声が聞こえてきて、ホール外で 「え?何が起こったの?アンコールもう始まったの?」となるので気をつけたい所です) 今年は「土曜プラトゥリ劇場」というタイトルと共に、 サスペンスのオープニングっぽい音楽と共にメンバー4人の顔がシャッフルで流れた後、 明智竜太朗探偵:有村竜太朗 長谷川少年:長谷川正 ササブチ少年:ササブチヒロシ ナカヤマ少年:ナカヤマアキラ 監督:二次元大介 等々のテロップが流れ、 (あと劇団ゴキブリコンビナートの方が警部&犯人役で出てました) 「寺山修司の美女!」みたいなテロップから、 お風呂場でグッタリ倒れる死体の手のアップから始まって、 刑事の「クソ!またやられたか!」的な台詞と共に 連続怪奇事件が幕をあけ、 次は「疑惑のオカマが菊人形殺人死体に」という怪文書が送られてきた後に 桜井アヲさんの菊人形死体(!)が見つかり、 その次には「ドラァグクイーンが菊人形殺人死体に」という怪文書が送られてきた後に、 今度はオナンスペルマーメイドさんがまたもや菊人形死体となって発見され、 殺人が起きるたびに「まったく明智君は何をやってるんだ!」と刑事が嘆き 場面は噂の明智君の姿に移り変わり、 毎回「こちら名探偵明智竜太朗。今僕たちは台湾に来ています」や 「こちら名探偵明智竜太朗。今僕たちは台湾のCDショップに来ています」などの 竜太朗さんのナレーションと共に4人の姿が映し出されるのですが、 本編での怪奇事件(爆)では何人もの犠牲が出て殺伐としている中、 4人はそんな事とはつゆ知らず、 台湾の空港やCDショップのインストでファンに囲まれてたり、 台湾のでお買い物したり屋台でなんか食べたり アフロ+とんぼサングラス&蛍光ピンク服という(ペーパー師匠ではない) 声は無くて映像だけなのにすごい個性の強い(爆)屋台のおばちゃんと 肩組んで盛り上がったりなど、 台湾散策を楽しみまくっているのですが(この前台湾行った時の映像かな) 最後に、連続怪奇事件を追っている刑事が とうとう逆に犯人に捕まえられて縄でぐるぐる巻きに縛られてしまい 犯人がニヤニヤと不敵な笑みを浮かべつつジリジリと刑事の所に近づき、 殺されそうになって「明智君助けて〜」と言っている時ですら、 一方の4人はというと、キャッキャウフフと台湾の街をいろいろ 楽しく観光散策してる様子が流れていて、 事件を追いかけている刑事当人でなくとも 「まったく明智君たちはこんな時になにをやってるんだ!」と言いたくなる 本編とのギャップが激しいノンビリ具合でした。 主役の探偵がなんも事件解決してねぇ!(爆)
映像の後、アンコールで出てきた時に 竜太朗さんが開口一番に「僕ら世代の夢が叶いました(笑)」と言ってて、 (確かに、江戸川乱歩+横溝正史っぽい感じでした) 映像が途中で終わっちゃって探偵がなんも事件を解決してなかった(汗)ので、 「続編の要望があればアンケートに書いて下さい。要望が多数だったら続編作るかもしれません。 …というか作ります。FC限定とかで見れるようにしようかな。」と言っていたけど ホント作ってほしいなぁ〜。 (ここでなぜか「続きはWEBで」という言葉が頭に浮かんだが叫ぶ勇気は出ず・汗)
あと覚えてるMCは、 (「雪蛍」を演奏する前に竜太朗さんが) 「皆さん東京は好きですか?・・・東京好きな人!(ここで客席からあまり手があがらず) …手がまばらだ…。 僕は東京で一人暮らし始めてから8年経つんですけど、 最初は東京やだなぁ〜と思ってたけど、最近はまぁ慣れて 東京もいいなーって思います。」
あと、明さんがなぜか「俺らピッカピカの一年生だからね」と 「ピッカピカ!」を連呼していて、 竜太朗さんが「僕達芸歴は長いんですけど、毎回アルバムの後のツアーは 初々しいピッカピカの気持ちでやってます」的な事を言ってて、 芸歴と言うとなんかお笑い芸人さんが思い浮かんでしまい妙な感じでした。
(アンコールで出てきた時に) 竜「せっかく年末なのでメンバー全員に挨拶してもらいましょう えーっと最初は…正!」 正「えーと、師走という事で、師匠と呼ばれる人も走るこの時期、 ツアーはじまってから渋谷は2ヶ所目…だっけ?台湾を入れると3ヶ所目か? (といって他のメンバーをキョロキョロ見るリーダー) 今回はアルバムが出てからけっこうたってからのツアーなんですが、 皆さん聴き込んできてくれたでしょうか? 今年はあたふたといろんなところに行ったりしたのですが、 良いアルバムも作れたと思うので、充実した一年だったなーと思います。 来年は、より充実した一年にするので、よろしくおねがいします!」
竜「えーと次は…ブッチ!」 ブッチ「えっと、みなさん大掃除はしましたか?(ここで客席から「大掃除してない…」の声多数・汗) うちはもうちょっとで完璧だからね!」
竜「次はー…アキラ!」 ここで、記憶行きの時に降ってきたキラキラを竜&正のコンビが明さんに振りかけまくって キラキラを頭頂部及び肩にくっ付けたまま明さんがマジメな話をしようと話はじめ、 「え?今笑うような話するんじゃないからね!」と言ってたのが面白かったです(爆) この時じゃなかったかもなのですが、 明さんが「年末のこのライブ、毎年恒例…にするまでは大変でしたが、 今はけっこう毎年恒例…になってきてる感じでしょ? 毎年今年の年末は(映像)何やろうかなーって悩んでます。」と言ってました。
(最後は竜太朗さんの番で) 「何言うかなんも考えてなかった(笑)」 「毎年この時期は、何していいか分かんなくてけっこうヒマに過ごしてて やだなーって思ってたんですけど、 今年はクリスマスも年末も大晦日もライブをやるし、 お正月あけてからもすぐツアーがあるのでなんかいいなーって思います。 ・・・いいでしょ?」 (少し前に、ビートシャッフルのOver the Edge特集に出た際も、 「大晦日からお正月三が日全部ぶっ通しでLIVEがしたい」と言っていた太朗さんは やたらと世間が休みである正月時期の仕事に意欲的だ!・汗)
あと、竜太朗さんが何かの時にお客さんに向かって 「みんな優しいな〜!ほんと優しい!…なんでそんな皆優しくしてくれるんだろ!」と 泣き真似混じりに言ってたのですが、ちょうど ステージを見てなかったので、 なんだったんだか分からず仕舞いです(苦)
今回の4人の服装は、 竜太朗 トップス ベージュの濃淡ボーダー柄で、 ウエストをブラウジングする為の共布ベルト…というか紐が垂れ下がる たっぷりしたドレープ強いカットソ−の下に、 同じベージュ系の細身カッ トソーの重ね着 ボトムス 黒のサルエルパンツ
今回の太朗さんは、しょっぱなから裸足でペタリペタリと登場したのですが、 「記憶行き」でキラキラが降って来た後、足にキラキラがいっぱいくっ付くのか アンコール後出てきた際、ブンブンと足を振り払ったりしてワチャゴナしてたので、 見ていて、裸足は危ない!…と感じました (LIVEで汗もかいてるだろうし、キラキラが大量に足の裏にくっ付いたろうなー・汗) くるくる回る度に、上に着てるカットソーが マントかケープを翻した時のようにヒラーッと円を描いてて素敵でした。
正 トップス 茶系のグレンチェックの腰ぐらいまである丈の ノースリーブシャツの下に、黒の細身カットソーの重ね着。 ボトムス 黒の細身膝下半端丈パンツ 足元は黒白ボーダーの靴下(なんか可愛かった)に いつもの白いラバソでした。
明 トップス 皮のジャケットかライダース+インナーに黒のカットソー ボトム 黒のパンツ 明さんはとにかく黒尽くめ! ブッチ 黒いTシャツ+黒パンツ…的なシンプルで動きやすい格好でした。 もしかしたら後ろ身頃部分が切り替えになってて白だったかも しれないのですが、ただ単に光の加減だったかもしれない(汗)
今回物販の列が凄まじくて、 渋公は会場に入ってから向かって1F右手側にいつも物販コーナーがあるのですが、 そこからぐるっと二階へ上がる階段に沿って列が出来ていて、 最後尾最後尾…と2Fまで階段で上がると更に2Fロビーに、 何重もの蛇行をしながら並ぶ、「ディズ○ーランド並び」(と勝手に呼んでいる)になっていて、 やっと最後尾に到達したな…と思ったら、 係員さんの「今並んでるお客様は開演までにお買いになれない事がありまーす!」 「パーカーとストラップは売り切れでーす」などの大声アナウンスが逐一ある中、 ヤキモキしつつ延々と並び、やっと買えた頃には18時15分位で 普通に開演過ぎてて、ヤベェ!と思ったのです 開演が押しているらしく、結局始まったのは20分ぐらいでしたので 何の問題も無くセーフでした。 今回は在庫がたっぷりあるみたいで、最近お決まりの、 まだ開演前だというのに、2〜3のグッズを残して後は完売…みたいな事が無く、 すんなりとお目当てのグッズを買う事が出来たので、 やっと普通に物が買えるようになったか…と思ってしまいました (そんな大げさな!…とも言い切れない所が恐ろしいです) 今回のツアーグッズ、「ウツセミ(空蝉)」にちなんで 蝉のぬけがらのイラストなのですが、セミ部分以外の地模様が 深い青地に白い水玉点々…という柄で、 ちょっぴりツメタイヒカリのジャケットっぽい雰囲気です。
------------------------------------------------------------------- インフォメーション いつも入り口で貰うディスクガレージの冊子の中にチラシが入ってたのですが、 SHOXX Fileの#2が出るそうです。 http://www.ongakusenkasha.co.jp/shoxx/plastictree/index.html
余談 「雪ほたる」という日本酒があるので、20歳以上の海月さんは 「雪蛍」を聴きながら是非飲んでみて欲しいです。
|