解放区

2024年10月04日(金) ネパール人の中にポツンと一人

この日は和歌山方面で仕事。まあいろいろあったがそれはどうでもよい。

帰りに大阪の某所で夕食を摂った。またいずれ書こうと思っているが、とあるきっかけでネパール料理にドはまりしてしまい、可能であればネパール料理屋で食事をする機会が増えた。

というわけで、この日も前から狙っていた店へ。店に着くと同時に、中からネパール人と思しき団体客がどっと吐き出されてきた。以前なら気が引けたかもしれないが最近は全く気にならなくなってきた。入れ替わるように店に入る。

中ではネパール人の団体がどんちゃん騒ぎしていた。別のテーブルで食事している親子も日本人には見えない。ていうかどこからも日本語が聞こえてこない。ネパール人の中にポツンと一人。

ネパール人と思われる、褐色の肌をして両腕に刺青の入ったお兄ちゃんがにっこりと微笑みかけてきた。きっと店員なのだろうが、今闖入してきた客が日本人なのかネパール人なのか迷っているのだろうか。どこから見ても日本人にしか見えないと自分では思っているのだが、ベトナムではベトナム人にベトナム語で道を尋ねられ、中国へ向かう飛行機の中ではほぼ日本人しかいないのにCAに中国語で話しかけられた経験がある。てめえの顔面はどうも無国籍らしい。

そんなことはどうでもよい。普通に日本語で注文させていただいた。つづく



2024年08月24日(土) バイクで走るということについて

前回の話、続ける気が無くなったので、また機会があればということで。

今日は久しぶりに何の予定も入っていない日。朝からバイクで出かけることとした。

道中なかなか楽しかったが、予想以上の暑さに参ってしまった。走っていると気にならないのだが、着いた先で楽しみにしていた食事などが食べる気が起きず、結局バイクで走っただけで名物など食べずに帰ってきた。

しかも台風の影響ではないと思うが急な雨にも降られ散々だった。まあ楽しかったから良しとするか。また機会があれば走りに出たいと思う。



2024年08月13日(火) くらたまと誤嚥性肺炎について

「現役世代が食い殺されている」 高齢者医療費めぐり倉田真由美さん私見 「たった1割負担…国、潰れるよ」


てめえはこの人のことをご主人が亡くなるまでの漫画で知った。それ以上のことは正直知らないが、この発言に関しては全くその通り。

ただし本質的な問題は外来がサロン化していることではなく、入院治療だと思っている。医療費を食いつぶしているのは明らかに後者だからだ。

てめえがまだ現役自体のこと(いやまだ現役なんすけど)。100歳の男性が発熱で救急外来を受診された。いろいろ検査した結果、画像的には肺炎があり、発熱の原因と考えられた。その画像の特徴から、おそらく誤嚥性肺炎だろうと考えられた。

酸素投与が必要なレベルの肺炎だったので、原因はともかく入院加療が必要と考えられた。検査結果が揃って診断がほぼ確定し、てめえは70歳くらいと思われる息子さんに病状説明を行った。

「入院が必要? そらそやろ、家で診れへんわ。で、きれいに治してや」とその息子は言った。続く



2024年08月04日(日) 生きている、ということについて。

生きている、って、それだけで奇跡だと思う。

なんかいろんなことがあり、最近本当にそう思うようになった。若いころは生きるのはつらいとかいろいろ考えていたが、生き続けること自体に意味がある。意味があるんだよ、と大きな声で言いたい。が、若い人たちには届かないだろう。なぜなら、生き続けないとわからないことがたくさんあるから。

連日鉄道が運転見合わせというニュースが飛び込む。わからんでもないよ、本当に生きづらい世の中になっていると思う。でも、生きていると良いこともあるんだよ、と言いたい。



2024年07月31日(水) マテ茶

2022年の寒い冬の日だった。小金を稼ぎに某県まで2泊3日でバイトに行った。

バイトの会場はホテルの宴会場だった。当時はまだコロナ禍の真っ最中で、ホテルでの宴会はおろか宿泊客もあまりいなかった。そのため、各地で宿泊キャンペーンをしており、自分も今ではあり得ないくらいの安価でそのホテルに宿泊し、その地域でしか使えないクーポンまでいただいた。会場に宿泊できるというのはとても便利で、ぎりぎりまで寝てて良い上に、昼休みも自分の部屋で休めるのだ。

そんな宿泊中のある夜に小腹が空いたので、近くのスーパーに買い物に出かけた。てめえは土産屋ではなく地元のスーパーで売られているものをぶらぶら眺めるのが好きなのだ。

その一角に「ブラジル食品コーナー」を見つけた。明らかにブラジル系とみられる客も買い物をしており、そちらから移住してきた方がこの辺に多く住んでいるのだろうか、とふと思った。

いろいろ買い込んで料理するのも楽しいが、当然ながら宿泊している部屋にキッチンはなく、結局ガラナ系の飲み物と、それまで見たことも聞いたこともなかった「マテ茶」のティーバックを購入した。

ガラナ系飲料については味など正直全く覚えていない。寒い日でもあり、部屋に戻るとすぐに湯を沸かし、マテ茶を作って飲んでみた。

これがとても旨かったのだ。冷えた体に染み渡るだけではなく、なんだか優しい味がする。その仕事のおかげで、すっかりマテ茶のとりこになってしまった。

そんなわけで今でもマテ茶を常飲している。寒い冬の朝はもちろん、こんなにクソ暑い夏でもクーラーの効いた部屋で朝起き抜けに一杯飲む。このルーティンは死ぬまで続きそうだ。


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