解放区

2014年06月01日(日) 東京優駿結果。

いやあ感動した。素晴らしいレースだった。


昨日の内容と矛盾するが、各馬の当日の出来を見て考え方が変わった。レッドリヴェールは体重減少もあり、出来もいまいちで残念ながら選択肢から消えた。イスラボニータは非常に仕上がりが良い。ワンアンドオンリーも凄い気合い。トウザワールドも悪くないが、ややおとなしめ。やる気があまり感じられない。まあ、良い言い方をすると「落ち着いている」となる。

やっぱり皐月賞のレースをyoutubeで見直して、最後に凄い足を使ったワンアンドオンリーが気になった。昨日は選択枝に入れていなかったが、急に選択枝に急上昇。

そんなわけで、直前で気が変わり、トウザワールドとワンアンドオンリーの単勝を買うことにした。

そして結果はワンアンドオンリーが最後凄い足を使って勝利。払い戻しは単勝560円。久しぶりに「いっけー、そのままー!」と叫んでしまった。


1万円分買っていれば、払い戻しは56000円。2万円買っていれば112000円。5万円分買っていれば280000円。10万円分買っていれば560000円。やっほー。いくら買ったかは言わない。JRA関係者が見ているとも限らないので。笑



2014年05月31日(土) 東京優駿

気が付けば、明日は東京優駿、いわゆる「日本ダービー」であった。

てめえが競馬を始めたのは、小学生の頃だった。小学生は馬券を購入することができないので、いつも友人のお父さんに電話投票してもらっていた。ちなみにそのお父さんはJRAではなく「ヤのつく職業の人」から電話で買っていたのは秘密の話。

てめえの両親は非常にまじめな人間だったので、ギャンブルもタバコもせず、楽しみと言えばたまに晩酌するくらいの人たちだった。母親なんて律儀すぎて5人も子供を産んだ。そんなわけでてめえは結構厳格にしつけられたと思うが、昭和の家庭というのはそんなものだったのではないだろうか。

主に注意されたのは、「コーラ」と「テレビ番組」だった。なぜか両親はその両方をあからさまに敵視していた。前者は「体に悪い」という理屈だったと思う。後者は毎朝見る番組を決めさせられ、それが両親の気に食わないものであれば却下された。たとえば「ひょうきん族」は完全にアウト。

コーラは隠れて飲むほどの興味はなかったので、初めてコーラを口にしたのはずっとあとのことだった。まあ、今でもそんなに興味はない。むしろ健康について学んでからは全く興味がない。ただしラムとの相性は最高なので、飲む機会があるとすればラムコークくらいか。

しかし「酒」「タバコ」「ギャンブル」については注意されることなかった。まあ当たり前で、むしろ小学生に上記を注意する親がいればそれこそまずいだろう。

注意されなかったから、というわけででもないが、この三つにはブリブリにハマった。

お酒は小学校の時から嗜み、母が追い出された中学生以降は毎晩浴びるように飲むようになった。そんなわけで、てめえの飲酒歴はもう30年近い。酒を飲むことは生活の一つであり、アルコール臭はてめえの体臭の一つでもある。よほどのことがない限り今後もやめることはない。幸い肝機能を壊すこともなく膵臓もぴんぴんである。きっと良い飲み方をしているのだろう。

タバコはもう止めた。これはお酒とは違い、百害あって一利無しである。人に煙害を与えないように主にてめえ一人の時だけ吸っていたので、てめえが喫煙者であること言うことは意外に知られていなかった。これは止められてよかったと思う。

ギャンブルというか、競馬についてはもう仕方がない。そういう街で育ってしまったからだ。てめえのかつての実家は京都競馬場からほど近く、したがって週末に競馬を楽しむのは当たり前であった。てめえの親はさすがに競馬には全く興味がなかったが、競馬場に併設されている公園にはよく遊びに行ったものだ。広々としたその公園は、週末に限らず親子で遊ぶには最適だった。その公園をそっと抜け出して、てめえはターフを疾走する競走馬を見ては一人興奮した。柵の向こう側を駆け抜ける、500kgを超える馬体が地響きとともに駆け抜けて行く姿がとてもかっこ良かった。


競馬の思い出は尽きないので一気に端折ってしまう。そして明日は東京優駿。人生ならぬ馬生で、3歳のときにしか出走できない、最も重要なレースの一つである。3歳のサラブレッドは山盛りいるが、その中で最も優秀な馬の中から選ばれた18頭の優駿が、明日同期の中で最強であることを競うのだ。

日本ダービーは、馬券を買うか否かは別として、可能な限り観戦することにしている。そんなわけで出走表を見ていたのだけど、今年は結構面白そうだと思ったので馬券でも参加することになりそうだ。

さて、同期の中で最優秀馬を決めるレースなので、単勝に関してはさほど難しくない。なぜならば、こういったレースで優勝する馬は比較的限られているからだ。人間でも同様で、例えばオリンピックや世界選手権などで一番を決める競争は、だいたい結果を裏切らない。こういったレースで一番になるものは決まっているからだ。たまに「番狂わせ」もないこともないが、9割以上の確率でその資格のあるものが勝つ。

東京優駿でいえば、最近は2010年のエイシンフラッシュ以外はだいたい予想通りの面子が勝っている。この年のレースも超スローペースになったからの番狂わせであって、エイシンフラッシュ自体はその後も天皇賞を勝った以外はたいした成績を残していない。

そんなわけで、予想に移る。今回はよほどのことがない限り、以下の3頭のいずれかが勝つだろう。皐月賞を2番人気で勝ったイスラボニータ、皐月賞は1番人気であったにも関らず2着に敗れたトウザワールド、そして牝馬なのに出走してきたレッドリヴェールである。

イスラボニータはまず消す。ここでダービーを獲って二冠に輝く可能性はロマンとしては面白いが、そこまでの器だろうか? 父のフジキセキ産駒はほとんどマイラーであり、2400mのレースに耐えられるのか。そして、もしも彼が例えば10番人気であれば買うかもしれないが、おそらく一番人気に推されるだろう。そこまでの期待値があるのか。そんな訳で、馬券的な旨味はいっさいないので買わない。

トウザワールド。皐月賞は1番人気であったにも関らず敗れ去ってしまったこともあり、その雪辱を果たす気持ちは最も強いだろう。馬券的な旨味もあり、今回最も興味がある。

そして面白いのがレッドリヴェール。日本ダービーは基本的に牡馬のみのレースなのだが、牝馬として今回出走してきた。これは7年前のウオッカと同じパターンである。人間と同じで男女差はあるので、牝馬は牝馬だけのレースが存在するのだが、そこをあえて出走してきた。陣営にも勝算がなければそういった博打は打たないだろうし、なによりそこには大きなロマンがある。てめえとしても、ぜひ勝ってほしいと思うのだが、さてどうなるだろうか。

人間も同じと言ったら怒られるかもしれないが、女性はレースごとの出来不出来が激しい。牝馬も同じで、鉄板だと思ったレースで絶対勝つと思った馬が突然崩れることがある。そういった大穴が生まれ得ることがあるので牝馬戦は面白いのだが、そういった不調が出ないだろうか。


そんなわけで、てめえは買うとしたらトウザワールド。加えてロマン目的でレッドリヴェールも少し買うかもしれない。ただし最終的に買うか買わないかは当日のオッズを見てからだな。



2014年05月28日(水) 母と実家に行き、祖母を見舞った。

書き物はまあぼちぼち。最近進行具合がぐっと落ちたが、実家のことや祖母のことなどに忙殺されているからだろう。時間はないわけではないが、集中できない。でも原稿用紙換算で90枚超えたぜ。ワイルドだろ。

今日は、一日仕事が休みという母に予定を合わせ、昼から休みをもらって母と一緒に実家に帰った。母の私物の最終確認と探し物、そして庭の樹を見るためである。

母が着の身着のまま突然実家を追い出されたのは、ちょうど27年前の春だった。準備をして出て行った訳ではなく、本当に昼まで普通に生活していたところを夕方に突然放り出されたので、今でも母の私物が少し残っている。もちろん、本当に大切なものは追い出されてから早い時期に持ち出した。

そんなわけで、最後に必要なものがないかの確認。まあ、予想通りなかった。

探し物も出なかった。まあ、これも予想通り。

最後に、庭の樹の確認。この家の庭の樹は、母が植えて育てたものである。そのあとも、てめえが時を見つけては剪定していたが、今回家を潰すにあたり、庭木も処分しなければならない。あまりに大きな樹は、もう仕方がないので植木屋に処分してもらうが、小さなものは母の家に持ち帰りたいという。

持ち帰る樹を選んでもらい、実家をあとにした。もう、来ることはないかもしれない。あと何度かは来るかもしれない。てめえが小学校2年生の時から、断続的に高校3年生まで過ごしたこの家には、正直よい思い出がほとんどない。

祖父母と同居しなければ、両親がそれまでのように住み続けていただろう。そのうち子供が独立し、母があの家の台所に立ち、父は好きなことをしていたかもしれない。そして独立した子供たちの帰ってくる場所になっていただろう。

しかし今は祖父も亡くなり、祖母も叔母の家に移り、父も呆けててめえと同居し、この家には誰も住まなくなってしまった。

「家は生き物」だと言う。人が住まなくなった家はあっという間に朽ち果てるが、てめえの実家も朽ち果ててはいないがもう死んだようになっている。たまに空気を通しに行っていたが、それももう不要になった。もう、誰も帰ってこない家になってしまった。

新築してから30年ちょっとなので、リフォームしたらまだまだ住めるだろう。しかしそういった点も含めてもうしかるべき人に依頼したので、あの家がどうなるのかはもうてめえの手を離れた。


母も淡々としたものだった。滞在時間はさほど長くなく、やるべきことを終えたらさっさとあとにした。

帰り道。祖母の話をしていて、母が突然「やっぱりお見舞い行っておいた方が良いやろか」と言い出した。今までは、やせ衰えた祖母をみたら申し訳なさすぎて鬱になる、などと言っていたのだが、久しぶりに実家に行って何か思うところがあったのだろうか。

「せや、今行っとかんと後悔するで」と、てめえは今までと同じことを言った。


そんな訳で、帰り道の途中に寄り道をして祖母の病院に行った。母と祖母が会うのは一体何年ぶりだろうか。おそらく、あの実家を追い出された27年前の春の日以来ではないだろうか。

祖母の病室に入って、母が祖母の側に行った。それはとても自然だった。そしてどこから出るのかわからないくらいの優しい声で母が「おばあちゃん」と呼びかけた。涙なんて一滴もない、むしろあらゆる悩みから解放されたような笑顔をそのときに母は見せた。

それまで眠っていた祖母はわずかに目を開けて、小さく肯いた。祖母には母の姿が見えているのだろうか? いつもはてめえが見舞った時も、呼びかけたときには目を開けることがあったが、すぐに目を瞑っていた。しかし今日は違った。祖母はずっと、母の方を見ていた。そして母が何か話しかけるごとに、小さく肯いていた。祖母は、母だと認識したのだろうか、あるいは看護婦さんなどと思ったのだろうか。

おばあちゃん、痩せたね、と、母は笑いながらいつまでも祖母の髪を優しく撫でていた。母が見舞うのはおそらくこれが最初で最後だろうが、二人の間にあった27年間のあれこれはすべてこの瞬間に解決したのではないだろうかと思った。



2014年05月27日(火) Airmac time capsuleが届いた!

仕事から帰宅したらなんともう届いていたので、さっそく色々とセッティング。接続は早くなったし、DELL機からのデータ移行もスムーズだったが、いままでのapple製品と違って「神」ぶりがいまいち伝わってこない。もう少し使い方についていろいろと調べてみようかな。まあ、自動バックアップしてくれるというだけで十分「神」かもしれん。

多分問題は、time capsuleに入れたデータをiPhoneやappleTVですぐに利用できないと言うところにあるのだろうと思う。なんかいい方法はないか考え中。


最近、残念な人を見ている。そして残念なことに、男性では一般的に見られるタイプの残念さ。

「俺は仕事ができる」「俺は人間関係も広い」と本気で思っている人は多い。実際にそうなのだろうが、その多くは、「看板」だけで勝負している。つまり、顧客や「友人」と信じている人は、彼ではなく、彼の背負う看板とつきあっているのだ。これは悲しい話だが、よくある話だ。

どうえもいいが、てめえは仕事ができるとも思っていないし人間関係も狭い。広げるつもりは毛頭なく、付き合いで飲みに行くくらいなら数少ない気の置けない人と飲みに行った方がよっぽど楽しい。仕事関係の飲み会はよほどじゃないと行かないので付き合いが悪いやつだと思われているが、それでいい。その方がどうでもいい誘いもない。くだらない付き合いで飲むくらいなら家で一人晩酌のほうがよほどいい。大局的に意味がないことはわかっている。

てめえはいつも「もうすぐ死ぬとしたら、どうするだろうか」という視点で考える癖がある。そういう人生を送ってしまったせいもあるだろうが、でもそれだけではないだろう。明日死ぬとしたら、この飲み会に参加するか? だいたいはしないという結論になる。それがとても大切な人との食事だったら、万難を排して参加する。だって、明日死ぬかもしれないんだぜ。そんなことはないけど。

話は戻るが、仕事関係の交遊を大事にする人は、概して勘違いすることがある。そうでなく、全く割り切っている人もいるのだが、勘違いしている場合はちょっと悲しいことになる。


「俺は仕事ができる」「俺は人間関係も広い」と本気で勘違いした行き着く先は看板からの「独立」だ。自分一人でもやっていける、顧客もついてくる。バックアップしてくれる友人もいる。

しかし、そうではない。多くの人はその人の看板しか見ていないし、看板を下ろした彼と心中する人もいない。

思いが外れた彼は、仕事がうまく行かないだけではなく家族からの非難にも晒される。仕事中心で家族を顧みなかったからだ。仕事がうまく行っていたからこそつながっていた家族関係が崩れるのはある意味必然である。仕事にも参加させてもらえず家族からも見放される。

仮に「天使」のような家族がいて、彼の代わりに家計を助けようとしても、多くの場合破綻する。なぜならば、そういった男性はプライドが高すぎてそういう事実を受け入れられないからだ。受け入れられる人はそもそも家族より仕事を優先しない。


明日死ぬのなら、どうするだろうか。てめえは間違いなく仕事はしない。状況にもよるけど。切羽詰まっていたら、仕事をきっちりして死ぬだろう。そうでなければ、愛する人の作ったものを食べて笑って死にたい。そして、その場に娘がいてくれればもう思い残すことはないだろう。



2014年05月25日(日) AirMac time capsuleを買ってしまった!

今日も見舞いに行ってきたが、祖母の病状は落ち着いていた。ただしかなり傾眠気味で、ちょっと回復は難しそうだ。そんなわけで、早めに実家を売っておきたい。もう話は進めているので、てめえとしてはあとは待つばかり。

今売れると、祖母の取り分はそのまま祖母の分になる。売れる前に祖母の寿命が尽きてしまうとややこしいことになるのは間違いない。法的にはその場合、父と叔母が折半することになるのだと思うが、最後までお世話したのは叔母なので祖母の分は叔母にで良いと思う。

家屋に全く価値はないので更地にして売るつもりだが、土地は立地もよいのでそれなりの値段で売れるだろう。そんなわけで、我が家に入った分は寄付と資産運用にまわす。てめえが払ってきた固定資産税などの維持費も今後は不要になる。


Macbook airを購入してから、本当にパソコン環境が激変した。こんなになるとは正直全く予想していなかった。ただ、一つのデバイスとして使うだけだと思っていたが、あまりに便利なので他のパソコンを全く利用しなくなった。のみならず、kindleも利用しなくなった。やりたいことはほぼ、このMacとiPhoneで完結する。

とすると、次に欲しくなるのはAirMac time capsuleでしょう。笑 いまのところデータ管理は音楽も自炊データも含めてすべてクラウドで管理しているが、さらにバックアップできると心強い。

しかし、もちろんそれだけではない。というよりも、むしろ他の目的がありまして。要は外付けHDDとして使うつもり。今はデスクトップのwindowsマシンに1TBの外付けHDDをつなげているのだが、そこに入れているデータをすべて管理する。

そして、これが一番の目的なのだが、そのHDDには山盛り動画が入っているのだ。これをtime capsuleを使用することで、家の中にあるすべてのデバイスで動画が見れる。これは凄い。てめえはApple TVもすでに導入しているので、テレビでも見ることができる。こうやってどんどんとアップルの罠にはまっていくのだね。しかしすげえ楽しいぞ。この「楽しさ」はwindowsでは全く感じない。ついでに「快適さ」もね。

そんなわけで欲しくなったのだ。いつものてめえなら、それなりに調べてから導入するか結構じっくりと検討するのだが、今回はもうしない。笑 なぜならアップルの製品に裏切られたことはなく、むしろ知らなかった喜びを必ず与えてくれるからだ。

とすると次はiPadか。笑 しかしタブレットの必要性を今はあまり感じないので、もう少し先になりそうだ。とか言ってすぐに買うかも。笑


自宅の茶葉がなくなりそうなので、一保堂でいつもの茶葉を買い足すついでに、新茶を購入してきた。さっそく頂いてみたが旨いっす。これでしばらくは楽しめそうだ。


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