朝起きたら雪化粧。しんしんと雪が降り積もっていた。窓を開けて雪が積っていくのをしばし確認し、あまりに寒いのですぐに窓を閉めて二度寝を決め込んだ。
家を買ったにもかかわらず、母一家は引越しをする気配がない。母が何を考えているのかよくわからんが、たぶん深い意味はないのだろう。
ここ数週間腰痛に悩まされている。ぎっくり腰のようにいきなり来たのではなく、なんとなく腰の調子が悪いと思っていたら一気に来た。
とにかく腰痛はしんどい。いままで患者さんに「運動不足ですね。筋肉が弱っているから起きるので、安静にするのではなく動きながら治しましょう」とか言っていたが動けないわ。ごめん患者さん。
とにかくすっげえ良い姿勢以外は痛みが止まらない。一番しんどいのが靴下を履くときで、とにかく痛い。
先日の話だが、便意を催してトイレに駆け込んだ時の話。危機一髪を何とか回避し、ほっと一安心しあと始末をしようとしたときのことだった。腰をかばいつつ後ろに紙を持った腕をまわしたのだが、あまりに腰をかばいすぎて上腕が攣った。
先日は仕事中にいよいよ立てなくなった。なんとか腕の力を使って立ち上がるのだが、これはしんどい。
さて、腰痛を患ってわかったことがいくつかある。この痛みは鎮痛剤が効かないと思う。筋力不足による一種の「捻挫」だな。鎮痛剤が効くわけがない。自分は腰痛を訴える患者さんに鎮痛剤を出しまくっていたが本当に意味がなかった。ただし何もしないのも問題になるので今後も出し続けるだろう。でも意味ないな。
次に、温めるのがよいということを再認識した。とにかく風呂に入ると痛みが軽くなる。ただし問題は、数時間たつと元に戻るということだ。でも前よりはましだと思うので、今後はより温めることを強調していこうと思う。冷やすシップなんぞ問題外だわ。
この日は帰るだけ。昼過ぎの便だったので、娘と弟が希望して秋葉原へ。さっそく二人でアニメ関連の店を漁っていた。てめえも一つついて行ったが内容の濃さにたちまちおなかいっぱいになり、妹と離脱。駅前で寿司をつまんだ。やはり東京の鮨は旨い。
その後スタバでまったりしていると二人が帰ってきたので合流。羽田から帰ったが、西に向かうにつれて下には雪景色が。帰ってきた京都は舞浜よりもずっと寒かったぜ。
今回はよい体験をした。貸切に行った娘と弟は相当楽しんだようで、パレードも最高だったしアトラクションも待ちがなかったと喜んでいた。招待客用のマフラーももらってご機嫌だった。二日目はうんざりだったようで、てめえはまた招待券が当たらない限り行くことはないな。
2012年12月08日(土) |
ネズミーランドでキャプテンEO |
この日はみな早起きして、そろってネズミーランドへ。しかし人大杉。妹が走り回ってスペースマウンテンのファストパスを取ってきたが、てめえはあまりの人の多さにうんざり。まあみなさん喜んでいるのでよかったよかった。
いろいろ歩きまわってみたが、軒並みアトラクションがすげえ待ち時間。あるところでは160分待ちなんて書いてあったが伊丹から羽田が70分だぞ。往復してもお釣りがくるやんけ。
すぐに入れるところはないかな、と妹が携帯で調べ始めた。 「キャプテンEOは待ち時間なしやって!」なんと。マイケル好きのてめえだが、キャプテンEOってまだやってたんや。知らんかったわ。たちまち行くことに決めた。(後で知ったところでは、いったん終了したがマイケル亡くなったので復活したようだ)
さっくり中に入って観てしまった。聞いていた以上の駄作ぶりに涙が止まらないてめえ。マイケル亡き今、この黒歴史作品は封印した方がよい気がするぞ。
キャプテンEOを見終え、ファストパスを使ってスペースマウンテンへ。これが素晴らしかった。おそらく距離やコース、高低差などは大したことがないと思われるが、視覚を奪われるだけであれだけ迫力が出るのだと感心した。いかにてめえ達が予測に頼っているかということを思い知った。
以上。昼過ぎだったがてめえは限界がやってきたのでホテルに帰った。娘もうんざりしたようで、妹と弟をおいてホテルへ帰った。
ホテルで娘と食事をした。しばらく休んでから、葛西臨海公園の観覧車に行こうと盛り上がった。
しかしこの日は結構な強風だったので運行しているのかどうかわからない。葛西臨海公園に電話すると「今日は運行停止になると、運営会社から連絡があった。その後再開したという話は聞いていないのでやってないのでは。いちおう運営会社にも聞いておくれ」と電話番号を教えてもらった。素晴らしい仕事ぶりに感動したてめえはたちまち電話をかけなおした。 「とっくに再開してますよ。お待ちしていまーす!」と言われたのでいそいそと出かけることにした。
日本一の観覧車は素晴らしかった。ときおり強風がびゅーびゅーいって観覧車が揺れ、スリルとサスペンスに富んでいたがそれも一興。
夜は舞浜駅前のイクスピアリのレストランで食事。いまいちだったぜ。
てめえは全く関わることがないだろうと思っていたネズミーランドに、ふとした事が起きてしまい行くことになってしまった。生きているといろいろあると言うことだな。
それは少し前のある日。てめえに珍しく娘が遊びに来ていた日のことだ。娘を迎えに行って家に帰り、ポストを見るとJCBから手紙が来ていた。何気なく開封すると「TDL 貸切で特別パレードへご招待!」との文字と、招待券が2枚入っていた。どうやら適当に申し込んでいたキャンペーンに当たってしまったらしい。てめえは基本的にカードのキャンペーンは全部申し込みをするのだが、まさか当たるとは思っていなかった。
「こんなん来てたわ」とてめえは娘に見せたが「ふうん・・・。ま、行けたら行きたいけど遠いしな」と行く気があるのかないのかよくわからない反応が返ってきた。
てめえとしても、行くには様々なハードルがあり。父を預かってもらう必要もあるし、パレードは金曜夜なので仕事の調整も必要だ。それらを乗り越える前にてめえ自体にTDLへの興味が全くなかった。娘が強く行きたがっていればまた話は別だが、そんな様子もないので見なかったことにすることに決めた。
それから夕食を作り、食事をしているときに、現在居候中の妹に「こんな招待券が届いたのだが」と話してしまったのが、すべての始まりだった。
「これはすごい! 絶対に行きたい! 特別パレード見たい! 貸切なんて夢! お金は出すからみんなで行こう!」と妹は突然盛り上がった。てめえは全く知らなかったのだが、妹はどうやらディズニー狂らしい。そういえば今年の春にも行っていたような気がする。てめえの興味がないからスルーしていただけだった。
招待券は2枚しかないのだが、と言ったが「はみ出る人はシーに行けばよい。夕方からの割引チケットもあるし、みんなハッピーになれる」と説得され行くことになってしまった。「いやしかし父が」「ショートステイは取っておく」「てめえの仕事は」「午後から休めばよい」「ホテル取るのが面倒」「JCBのお得プランがあるのでそこからとっておく」と段取りされてしまった。
そんなわけで気が付けば舞浜にいるてめえ。結局貸切パレードには娘と弟が行くことになり、妹は楽しそうにシーへ。てめえは仕事が終わってから直行した疲れなどがあったのでシーに行く気にもならず早めにホテルに帰り夕食を食べて眠った。聞いた話では貸切パレードはそれはそれは素晴らしかったそうだ。
午後から休みをもらって銀行へ。今日はようやくやってきた最終決済の日だ。
決められた時間に銀行に着くと、すでにいろんな方々がてめえを待っていた。銀行の融資係の方を中心に、今回の物件を仲介していただいた不動産屋さん、売り主の不動産屋さん、司法書士の方などなど。全く見たことのないはじめましての方もいたがもはやどうでもよい。
さっそく最終決済がはじまった。銀行が見たこともない多額の金額をてめえの通帳に振り込み、そこからそれぞれに支払われていく。てめえは言われるままに出金伝票を切り続けた。
そこから銀行がお金を持ってくるまでしばらく時間があった。てめえはすみっこの方でようやくここまで漕ぎつけたという感慨に耽りしばしぼーっとしていた。そんな昼下がりだった。
てめえの前に座っていた、売り主の不動産屋が小声で隣の司法書士事務所の方に「おい、お前のところの子ども何歳になったかな」と囁いた。 「もう小3や。お前のところは?」 「わしまだ独身や…」 「そやったな」とひそひそ会話が続く。それを契機にむさくるしい男ばかりがため口でぼそぼそと会話を始めた。 「こないだ事務所みんなでインフルエンザの予防接種受けたんや。かかってしもうたら事務所閉めなあかんからな」 「ほんまか。うちはそんなことしてへんで。罹ったら休んでもらうだけや…」
初めはみな事務的だったが、おそらく狭い業界なのだろう。みんな知り合いと言うことやなあ、なるほどなあと一人合点した。
それから銀行の融資係が現金を持ってきて取引は終了した。てめえはそれを順番に配り、山のような領収書を頂いてすべて終了した。
さっそくもらった鍵を持って家へ。待ち構えていた妹と母と一緒に家の中に入り、台所などいろんなところを計測しまくった。電気も開通させた。きれいな家でほんまにてめえが住みたいわ。父付きで今の家と交換しようや、と母に提案したがたちまち却下された。
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