解放区

2012年01月17日(火) サマータイムブルース

bluetoothイヤホンを購入した。てめえが音楽を聴くときと言えばバイク運転しながらのことが多いので、ヘルメットと干渉しないようなものを探して結局これにした。

使い勝手はと言えば、思っていた以上に音質も良く、音も途切れない。ためしに家でiPhoneを机の上に置きっぱなしにしてうろうろしてみたが、全く途切れなかった。これは素晴らしい。どんどん新しい技術がてめえの周りにやってきている今日この頃。

そんなわけで、最近のお気に入りは清志郎の「サマータイムブルース」。イヤホンで聴いていると、女性コーラスが耳元で囁いているようだ。スピーカーで聴いているときは全く気にならなかったのだが、このコーラスを歌っているのは誰なのだろうと気になって調べてみたら、高井麻巳子だったので驚いた。




原発がとても危険だなんてことは、ずっと昔からわかっていたことだ。当たり前すぎる。どんなものでも完璧なものはないが、万が一何かが起きた時に取り返しのつかないものほど危ないものはない。チェルノブイリでそれがわかっていたはずなのに、それでも原発を受け入れる自治体があったわけだ。それ以前に建てていたとしても、チェルノブイリの時点で自治体は操業停止を申し入れるべきだった。

原発を受け入れた自治体には、大量のお金がわたっている。京都府の日本海側の自治体にも原発を作るという話があり、かなり関電がお金をばらまいた(その自治体に住む友人たちによると、相当なものだったようだ)が、最終的には反対が多く原発はできなかった。当時も今もとても正しい判断だった。

言い方は悪いかもしれないが、そういうわけで福島の原発付近の自治体の方々に関しては自己責任ではないかと思っている。東電は保険代わりにたくさんのお金をばらまいた。自治体は危険性よりもbenefitをとった。原発はあり得ないと考えられた条件が起こってしまいメルトダウンした。周辺の街はだれも住めなくなった。チェルノブイリを教訓とできなかったし、原発の運用を続ける限り同様の事故が起こる可能性はあるだろう。

てめえの街に原発ができるという話がもしも出たとしたら(福島以前でも)、てめえは全力で阻止する方向に働いただろう。それでも多数意見でてめえの街に原発が作られたなら、てめえはその街に住むことをあきらめただろう。そこには大きな絶望しかない。たとえ持家があったとしても未練はなかっただろう。



2012年01月16日(月) iPhoneにはまる

iPhoneにはまってしまった。仕事用のアプリや読み物系のアプリを次々に入れた。なんて便利なのだろうか。もはや以前の携帯電話に戻ることは不可能だ。

以前に何らかのキャンペーンで、auショップでBiblio leafをゲットした。父の携帯電話の機種変更の時だったと思う。電子ブックに興味があったし、キンドルとか購入しようかな、などとちらっと考えていたときでもあったので、お試しに使ってみることとした。たしかに質感は「本」だった。電子インクでの読み物は本と変わらず目も疲れない。

ただし欠点はたくさんあった。まず、これは決定的だと思ったがコンテンツが圧倒的に少ない。まあそれは予想されていたので青空文庫だけ楽しめればいいやと思っていたが、青空文庫も全部利用できるわけではなかった。大きさも結構とるので、次第に読まなくなっていた。また、当たり前だが暗いところでは読めない。これは本と一緒だな。

ところでiPhoneに戻るが、こっちでも青空文庫が読めるアプリを入れた。これがとても使い勝手がよく、片手でサクサク読める。意外に目も疲れない。さらに決定的なのは、暗いところでも読めることだ。

布団に入って電気消してから、なんだか眠れないまま読むのには圧倒的にiPhoneの方がよい。Biblio leafでは本と同じなので電気をつけなければいけない。内容が同じであれば、暗闇でも読めて片手でサクサク読めるiPhoneに余裕で軍配が上がる。

iPhoneすごいわ。電池の減りが早すぎるのさえなんとかできれば本当に最高。


というわけで(どういうわけだ)、てめえの家もWifi飛ばすことにした。無線LAN内臓のノートパソコン持っていたがネット環境にないことに不満を抱かず、DSも持っていたが上記と同じで今まで来たが、まさかiPhoneで無線LAN構築することになるとは思わなかった。なんてこった。



2012年01月10日(火) iPhone購入その2

iPhoneを購入してから、パソコンの前に座る時間が圧倒的に少なくなった。ちょっとした調べ物ならiPhoneで済むからだ。ベッドにごろりと横になってニュースをチェックし、その後はミニスピーカーにつないでBGMにする。天気や株価もたちまちチェックできる。なんてこった。

iTunesの音楽も入れたので、今まで使っていたiPodが用無しになってしまった。これも随分前に買ったもので、もう充分に楽しませていただいた。今後はバックアップ要員と言うかiPhoneが壊れたときに使用することになるだろう。

携帯で音楽を聴くなんて正直意味がわからなかったが、このiPhoneなら意味がわかる。というわけで、さっそく付属していた純正のイヤホンを使って、通勤時に音楽を聴いてみたが、なかなかよいではないか。操作性がいまいちなのと、ケーブルがうざいのが気になる。加えて、てめえはバイク通勤なのでヘルメットをかぶるときにこのイヤホンは外れやすいことに気がついた。数日前まではそもそもiPhone自体を意識していなかったというのに、人間とは欲深いものだ。

というわけで、iPhoneで音楽を聴くためにイヤホンを探すことにした。そこで、てめえが驚くべき時代遅れの人間であるということを知った。bluetoothを初めて知ったのだ。てめえが連日の激務で命をすり減らしていた間に、世間はこんなに進歩していた。

そんなわけで、さっそく「Bluetoothステレオイヤホン」をAmazonで購入。今から届くのが楽しみ。たったひとつの電気機器でてめえの生活が激変しそうだな。

そういえば、iPhone購入してから電話としての使用を1回もしていない。そのうち電話であることを忘れてしまいそうだ。なんてこった。



2012年01月09日(月) iPhone購入。

先日、衝動的にiPhoneを購入してしまった。

もともと携帯電話はあまり使わない。電話はめったにしないし、簡単な連絡でメールを使うくらい。写真も撮らない。携帯で音楽を聞くとか正直意味がわからない。

現在持っている携帯はいつ購入したかも忘れてしまったくらいの古い型で、買い替えする気もなかった。とすれば携帯電話を持っていなくてもいいようなものだが、職業柄緊急の連絡が入ることがあるので持ち続けていたと言ってもいいかもしれない。


そんなわけで、スマートフォンにも全く興味がなく、そもそもどんなものなのかもよく知らんかった。

そんなてめえが一気にiPhone購入に至った理由はいたって真面目で、UpToDateがiPhoneで使えることを知ったからだ。

UpToDateとは簡単に言うとwebで使用できる医学教科書で、ありとあらゆる分野が網羅されている。1年に4回改訂され、執筆陣はバリバリ(死語)の一流医師が執筆している。

医学の教科書なんて、基本的には出版された時点でもう内容が古いことが多い。だがUpTodateは常に一流のprofessionalにより書き加えられており、内容に間違いがない。治療方針で議論になった時にも「UpToDateにはこう書いてあった」と言えば皆納得する。

多くの場合は病院で購入している(使わない病院など考えられん)してめえの病院ももちろん購入しているが、てめえはずっと個人で購入している。1年に495ドル。何年かまとめて支払うといくらかディスカウントされる。結構いいお値段だが、これのおかげでクソ高い他の教科書を買うことがなくなった。個人で購入している理由は、必要な時にてめえの家でも使用できるからである。

しかし密かな不満があった。外来中に調べたいことがあっても、そこにはwebにつながったパソコンがないので使用できない。外に出ている時も調べることができない。まあいいや、と思っていたが、これがiPhoneなら、なんということでしょう。いつでも携帯して、調べたいときに調べることができる。


そう思うと、いてもたってもいられなくなった。仕事を辞めたい辞めたいと言っているが、続けるうちはずっとUpToDateのお世話になるわけで、逆にUpToDateで最新の知識を勉強するのはてめえにとっての楽しみでもあった。

しかも件のiPhoneは、てめえが関西セルラー時代から愛してやまないauからも発売されているではないか。ソフトバンクに浮気する気はさらさらなかったので、これも追い風になった。

しかし風の噂では、iPhone4Sは(特にauで)入荷が困難で、予約して入荷待ちらしい。というわけで、本当に何も考えずに近くのauショップに行った。

iPhoneに機種変更したいのですけど、と店員に告げると、あっさりと店員は現物を持ってきたので驚いた。心の準備もない状態で、てめえは「ここ掘れわんわん状態」で店員の言うがままに設定を行い、晴れてiPhoneをゲットすることができた。


さて、実際に触ってみたがこれがすごい。もちろんすぐにUpToDateアプリを入れた。ブラウジングはパソコンよりサクサクできるし、操作は面白すぎるしなんだこれは。まさしく「ネ申」だ。

もちろんiTunesの数千曲も入れた。これ一台で何でもできるではないか。電子機器にこれほど感動したことが今までにあっただろうか。いやあこれはすごい。もっと早くゲットしておけばよかったと思っている今日この頃。



2012年01月08日(日) 父と旅をする夢を見た

父と旅をする夢を見た。行先は沖縄だった。野郎二人で車での旅だった。もちろん、夢の中の父は正気だった。

詳細は忘れたが、途中から父が姿を消した。必死で探したが行方は知れず、携帯電話も繋がらない。夢の中では二日ほど探し回っていた。

探し回って、ある場所でふらふらと彷徨う父を見つけた。本当であれば、てめえは怒り狂っていたはずだが、その場面でてめえは自分でも驚くほど冷静だった。きっと父は、息子に迷惑をかけたくないという理由で消えたのだろうとなぜか確信していた。

「どないしてたんや」
「お金が無くなったんや。携帯電話も切れてしまって、どうしていいかわからんかった」
「そうか、お金やったらわしが持ってる。心配せんでええ。…ところでご飯食べてへんやろ、おなかすいてないか」
「せやな、おなかはすいてるけど、とりあえず水族館に行きたいわ」
「水族館は飯食ってから行こうや。まずは腹ごしらえやろ。何か食べたいものはないか」

しばらく考えて彼は、パンが食べたいと言った。本当に食べたいものを言っているのではなく、とりあえず浮かんだ安いものを思い付きに口にした、という感じだった。

「パンはどこでも食べられるやろ、せっかく沖縄に来たんやし沖縄のものを食べようや。沖縄そばにしようか」
夢の中で、なぜか金を持たず安いものにこだわる彼に、単価の安い沖縄そばを提案した。我ながら良い案かと思ったが、彼は日本(ヤマト)で育った同世代の人間同様沖縄そばを知らないようで、あまり乗り気ではなさそうだった。

まあ、ラーメンみたいなもんや、とてめえは父に言った。きしもと食堂にするか、それとも八重善にしようか。そう呟きながら、てめえは夢から覚めた。

行先はやっぱりやんばるやったんや、とてめえは半分眠りながら思った。そして、やっぱり宮里そばでもよかったな、と思った。でも本当にやんばるに帰ったら真っ先に行くのは間違いなく前田食堂やな。豚肉を食べてはいけないイスラム教徒も足しげく通ったあの店や。


 < 過去  INDEX  未来 >


い・よんひー [MAIL]

My追加