2012年01月10日(火) |
iPhone購入その2 |
iPhoneを購入してから、パソコンの前に座る時間が圧倒的に少なくなった。ちょっとした調べ物ならiPhoneで済むからだ。ベッドにごろりと横になってニュースをチェックし、その後はミニスピーカーにつないでBGMにする。天気や株価もたちまちチェックできる。なんてこった。
iTunesの音楽も入れたので、今まで使っていたiPodが用無しになってしまった。これも随分前に買ったもので、もう充分に楽しませていただいた。今後はバックアップ要員と言うかiPhoneが壊れたときに使用することになるだろう。
携帯で音楽を聴くなんて正直意味がわからなかったが、このiPhoneなら意味がわかる。というわけで、さっそく付属していた純正のイヤホンを使って、通勤時に音楽を聴いてみたが、なかなかよいではないか。操作性がいまいちなのと、ケーブルがうざいのが気になる。加えて、てめえはバイク通勤なのでヘルメットをかぶるときにこのイヤホンは外れやすいことに気がついた。数日前まではそもそもiPhone自体を意識していなかったというのに、人間とは欲深いものだ。
というわけで、iPhoneで音楽を聴くためにイヤホンを探すことにした。そこで、てめえが驚くべき時代遅れの人間であるということを知った。bluetoothを初めて知ったのだ。てめえが連日の激務で命をすり減らしていた間に、世間はこんなに進歩していた。
そんなわけで、さっそく「Bluetoothステレオイヤホン」をAmazonで購入。今から届くのが楽しみ。たったひとつの電気機器でてめえの生活が激変しそうだな。
そういえば、iPhone購入してから電話としての使用を1回もしていない。そのうち電話であることを忘れてしまいそうだ。なんてこった。
先日、衝動的にiPhoneを購入してしまった。
もともと携帯電話はあまり使わない。電話はめったにしないし、簡単な連絡でメールを使うくらい。写真も撮らない。携帯で音楽を聞くとか正直意味がわからない。
現在持っている携帯はいつ購入したかも忘れてしまったくらいの古い型で、買い替えする気もなかった。とすれば携帯電話を持っていなくてもいいようなものだが、職業柄緊急の連絡が入ることがあるので持ち続けていたと言ってもいいかもしれない。
そんなわけで、スマートフォンにも全く興味がなく、そもそもどんなものなのかもよく知らんかった。
そんなてめえが一気にiPhone購入に至った理由はいたって真面目で、UpToDateがiPhoneで使えることを知ったからだ。
UpToDateとは簡単に言うとwebで使用できる医学教科書で、ありとあらゆる分野が網羅されている。1年に4回改訂され、執筆陣はバリバリ(死語)の一流医師が執筆している。
医学の教科書なんて、基本的には出版された時点でもう内容が古いことが多い。だがUpTodateは常に一流のprofessionalにより書き加えられており、内容に間違いがない。治療方針で議論になった時にも「UpToDateにはこう書いてあった」と言えば皆納得する。
多くの場合は病院で購入している(使わない病院など考えられん)してめえの病院ももちろん購入しているが、てめえはずっと個人で購入している。1年に495ドル。何年かまとめて支払うといくらかディスカウントされる。結構いいお値段だが、これのおかげでクソ高い他の教科書を買うことがなくなった。個人で購入している理由は、必要な時にてめえの家でも使用できるからである。
しかし密かな不満があった。外来中に調べたいことがあっても、そこにはwebにつながったパソコンがないので使用できない。外に出ている時も調べることができない。まあいいや、と思っていたが、これがiPhoneなら、なんということでしょう。いつでも携帯して、調べたいときに調べることができる。
そう思うと、いてもたってもいられなくなった。仕事を辞めたい辞めたいと言っているが、続けるうちはずっとUpToDateのお世話になるわけで、逆にUpToDateで最新の知識を勉強するのはてめえにとっての楽しみでもあった。
しかも件のiPhoneは、てめえが関西セルラー時代から愛してやまないauからも発売されているではないか。ソフトバンクに浮気する気はさらさらなかったので、これも追い風になった。
しかし風の噂では、iPhone4Sは(特にauで)入荷が困難で、予約して入荷待ちらしい。というわけで、本当に何も考えずに近くのauショップに行った。
iPhoneに機種変更したいのですけど、と店員に告げると、あっさりと店員は現物を持ってきたので驚いた。心の準備もない状態で、てめえは「ここ掘れわんわん状態」で店員の言うがままに設定を行い、晴れてiPhoneをゲットすることができた。
さて、実際に触ってみたがこれがすごい。もちろんすぐにUpToDateアプリを入れた。ブラウジングはパソコンよりサクサクできるし、操作は面白すぎるしなんだこれは。まさしく「ネ申」だ。
もちろんiTunesの数千曲も入れた。これ一台で何でもできるではないか。電子機器にこれほど感動したことが今までにあっただろうか。いやあこれはすごい。もっと早くゲットしておけばよかったと思っている今日この頃。
2012年01月08日(日) |
父と旅をする夢を見た |
父と旅をする夢を見た。行先は沖縄だった。野郎二人で車での旅だった。もちろん、夢の中の父は正気だった。
詳細は忘れたが、途中から父が姿を消した。必死で探したが行方は知れず、携帯電話も繋がらない。夢の中では二日ほど探し回っていた。
探し回って、ある場所でふらふらと彷徨う父を見つけた。本当であれば、てめえは怒り狂っていたはずだが、その場面でてめえは自分でも驚くほど冷静だった。きっと父は、息子に迷惑をかけたくないという理由で消えたのだろうとなぜか確信していた。
「どないしてたんや」 「お金が無くなったんや。携帯電話も切れてしまって、どうしていいかわからんかった」 「そうか、お金やったらわしが持ってる。心配せんでええ。…ところでご飯食べてへんやろ、おなかすいてないか」 「せやな、おなかはすいてるけど、とりあえず水族館に行きたいわ」 「水族館は飯食ってから行こうや。まずは腹ごしらえやろ。何か食べたいものはないか」
しばらく考えて彼は、パンが食べたいと言った。本当に食べたいものを言っているのではなく、とりあえず浮かんだ安いものを思い付きに口にした、という感じだった。
「パンはどこでも食べられるやろ、せっかく沖縄に来たんやし沖縄のものを食べようや。沖縄そばにしようか」 夢の中で、なぜか金を持たず安いものにこだわる彼に、単価の安い沖縄そばを提案した。我ながら良い案かと思ったが、彼は日本(ヤマト)で育った同世代の人間同様沖縄そばを知らないようで、あまり乗り気ではなさそうだった。
まあ、ラーメンみたいなもんや、とてめえは父に言った。きしもと食堂にするか、それとも八重善にしようか。そう呟きながら、てめえは夢から覚めた。
行先はやっぱりやんばるやったんや、とてめえは半分眠りながら思った。そして、やっぱり宮里そばでもよかったな、と思った。でも本当にやんばるに帰ったら真っ先に行くのは間違いなく前田食堂やな。豚肉を食べてはいけないイスラム教徒も足しげく通ったあの店や。
年末年始、父はずっと眠っていた。たまには起きるまで寝かしておこうと思い放置していたら、早くても昼過ぎ、さらに放置していたら夜まで眠っていた日もあった。声かけにも反応はなく、もしかしたら・・・と思わないでもなかったが、それはそれで運命なので放っておいたらトイレにだけは起きてきた。
マラソンが趣味の人なので「箱根駅伝やってるで」と先日購入したばかりのテレビをつけておいたが覚醒せず。やはり生活のリズムという点からも、無理やりにでも起こしておいた方がよいのだろうか。今回はだれも損していないのでまあいいかと思っているが。
年末からはいろんな店も正月モードになり、普段見ないような野菜などが売られていた。棒だらと海老芋については前にも書いたが、他にも頭芋や祝い大根、クワイ、筍の水煮、などなど。
どうしようか、と考えているうちに大晦日の日を迎えてしまい、夕方にスーパーに行ったところ棒だらや頭芋や海老芋などが特価で投げ売りされていたのであるだけ購入した。
さっそくいもぼうを作ってみた。初めてで、しかも食べたことすらなかったが、レシピサイトの通りに作ったところ意外と美味しくできた。まともに購入したらええ値段するので正月くらいの楽しみでちょうどいいのだろう。
正月近い街を歩いていると、街の餅屋に「餅は餅屋で!」とののぼりがはためいていた。正月に餅を食う習慣がなかったので横目で見ているだけだったが、大晦日の日に「やっぱ世間並の正月を送るためには餅がいるかも」と思い、餅屋に行った。家の近くの餅屋は、すでに近所の予約でいっぱいだった。来年は予約しておこう。2番目に近い餅屋はすでに売り切れていた。3番目の餅屋で餅をゲットした。しかし京都以外の都市でこんなに餅屋はあるのだろうか。
正月に、さっそく雑煮を作ってみた。てめえの育った家は雑煮を食べない家だったので、どう作っていいものか悩んだ末、作ったことも食べたこともない京都風の白みそではなく関東風の醤油味にしてみた。普段よく作っている煮物風なわけだが、これが思っていた以上に美味かった。ので、三が日は毎日具や出汁を少しずつ変えて雑煮三昧。あっという間に餅を食べきってしまった。醤油と出汁と餅ってこんなに合うものだとは知らなかった。来年は京都風に白みそに挑戦してみよう。
いもぼうと雑煮で幸せな正月だった。食事以外は眠り続けた父からは感想はなかったが、まあええわ。
2011年12月25日(日) |
Happy Christmas |
クリスマスソングは巷に溢れているが、てめえが好きなのはこの曲だけ。オノヨーコとのコラボレーションの中で好きな曲もこの曲だけ。そう考えると奇跡のような曲だな。
初めは普通のクリスマスを祝う歌として始まるが、徐々に「戦争が終わった」というメッセージが入ってきて、最後には「戦争が終わった」の大合唱で終了する。
戦争が終わっていなければ、クリスマスは祝えない。新年もやってこないのだ。今もいろんな原因で戦争している国や地域がある。てめえらの国はもう長いこと戦争の惨禍に巻き込まれず、今年も平和な冬となった。
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