鼻くそ駄文日記
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2004年01月14日(水) クリスマス前

川から霧が立ち込める
ちょっと冷たい冬の朝
夢見心地がいいんだと
目覚めてるのに
君はベッドでぐずぐず

クリスマス前
誰でもいいから電話して
クリスマス直前
やっと見つかった
君は一人ぼっちだったんだね

イブの夜に抱き合った
君もぼくもはじめてだった
ぎこちなくて入らなくて
情けない気分で
テレビつけたね

クリスマス前
誰でもいいから電話して
クリスマス直前
やっと見つかった
君は一人ぼっちだったんだね

山は白くて雪模様
お互い外見気に入らない模様
話す話題もさほどないけど
初めての人だもん
すぐに別れるよね

クリスマス前
誰でもいいから電話して
クリスマス直前
やっと見つかった
ぼくも一人ぼっちだったんだよ


2004年01月13日(火) 積もらない雪

積もらない雪を
浴びながら
おれはどこへ
向かうのか
一体どんな大人に
なろうとしてると
言うのか

アメリカ目指し
船に乗る
若さをまぶしく眺め
もう若くはないんだと
いまさら気づいて
みたりする

夢が近くにあった頃は
勢いだけに身を任せ
不安におびえることもなく
自分の力を信じてた

溶ける雪は
はかなくて
雪だるまになれずに
水になる
自然に流されるのも
悪かない
明日もこのままで
いてもいい


2004年01月09日(金) 天気予報の外れた日

天気予報の外れた日
君はやってこなかった

天気予報が外れた日
あんなに楽しみにしてたのに

天気予報の外れた日
電話もかかってこなかった

天気予報の外れた日
ぼくからはなにもできなかった

あての外れたつまらない日
新着なしのメールボックスと
にらめっこ


2004年01月08日(木) 寒波前夜

明日から
寒くなる
君に会いたい

明日の朝は
霜が降り
車の窓は
凍るだろう
今夜も
かなり冷えてきてるね
君は何を
しているの

寒い日は
からだがぶるぶる
震えるから
ぼく一人じゃ
心細い
寒い日は
みんながいらいら
怒るから
ぼく一人じゃ
とてもつらい

明日から
寒くなる
君に会いたい


2004年01月07日(水) 冬の満月

透きとおった空だから
ぼくは決めたんだ
柿の木に葉っぱはない
君に会えるから
簡単に登れたよ

冬の満月
きれいでしょ
空を見上げて
口をあんぐり

瓦に座っているから
お尻が冷たいね
吐く息が白い
君の息は
とてもきれい

冬の満月も
きれいでしょ
手も伸ばせずに
君を見てます


2004年01月06日(火) 新年会

新年会で悪酔いしたのは
他ならぬ君のせいでした
悪態だってわざとです

ぼくは君の笑顔なんか
見たくありませんでした
君にいい人で
いてほしくないんです

あれは十九歳のときでしたか
この世の中に美しさが
あるならば
きれいなものを選びたいと
若さと情熱に溢れた君は
語ってましたね

あの頃はぼくも
いまよりずっと純粋で
汚い大人になりたくない
金儲けしか考えていない
政治家は死ねなどと
若さに任せて勝手なことを
言い放ち
君に大いに賛同したものでした

しかしあの頃のぼくは
もういません
ずるい知恵も覚えました
お金もほしいと思います
そして何より
他人に厳しくなりました

いまだに優しく
自分が損してでも
他人に得をさせるような
君とはまるで違う
人間になってしまいました

そしていま
そのことを後悔してません

ぼくはいま
君が毎日ひどい貧乏くじを
引かされているのを知っています
それでも君はけなげに笑い
周りの人が喜ぶことばかり
考えているのも知っています

ある人が君のことを
悲しい人だと言ってました
君はこの意見に反論しますか
ぼくは深くうなずきました
優しいと悲しいは同じことだと
ぼくは思います

だからぼくは
悲しさを怒りに変えて
叫ぶ君を新年会で見たかったんです
君にしあわせになってほしいから
優しすぎて
周りに気をつかって
笑ってばかりいる君を
見たくはなかったんです


2003年11月07日(金) 秋なのに

秋なのに
汗をかきました
ぼくはまだ
クリスマスを
なぜか待ってます

君が吐いた言葉たち
今日も胸を
痛めてます

会いたいのを
伝えられない
弱虫のせいにして
最終通告を
突きつけられるのが
こわいんです

すべてを
すっきりさせて
このもやもやを
どうにかしたいんですが
秋なのに
汗をかきました


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