鼻くそ駄文日記
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2001年09月14日(金) ははは(自作詩)

季節はずれの
夕立が
激しく街を濡らした今日
君の目線は
ぼくを飛び越えて
あいつを見てた

わかってる
わかってるよ
ははは

君が好きなのは
ぼくじゃない
明日は祭日
全国的に休日
そんなとき
君と遊ぶのもぼくじゃない

何も望んじゃいないよ
君とつきあいたいとか
君とやりたいとか
思っちゃいない
ただ
君の近くにいたいだけ
君に嫌われたくないだけ

ふふ
嘘だよね
本当は君を犯したい
君にぼくの気持ちを
ぶつけたい


2001年09月13日(木) 別れ(自作詩)

あいつの家に行こう
あいつの家に行こう
玄関先で別れを切りだし
そのまま帰ろう

おれはあいつが好きなのに
あいつはおれを好きじゃない
落ち込んだよ
他の男のメールを保存してやがった

あいつはおれを好きなように
使いやがった
飯をおごらせ
車を出させ
暇つぶしの相手をさせた

あいつの家に行こう
あいつの家に行こう
玄関先で別れを切りだし
そのまま帰ろう

と思ったけど
上がり込んでしまった
こりゃ別れられそうにないな


2001年09月12日(水) 合衆国よ、永遠なれ(自作詩)

大統領は言う
合衆国を守るためなら
なんでもする
アメリカは正義だ

だれが
そんなことを言う権利を
与えたというのだ!

合衆国の敵は
世界の敵
アメリカが人を殺しても
正義になる

敵を見つければ
かつてない
報復がはじまるだろう
子供じみた仕返し
世界の苦しみが
呻きが
また
地球上に生まれる

佐世保から
米軍空母が
母国に帰っていった


2001年09月11日(火) アメリカ炎上(自作詩)

衛星放送で
アナハイム・エンジェルスと
シアトル・マリナーズの
野球の試合を見ていたら
突然の臨時ニュース
マンハッタンの摩天楼
世界貿易センタービルに
飛行機が突っ込んだんだって

アニメのように
ビル炎上
ぼくは蒸し暑さにいらいらしながら
氷の溶けたアイスコーヒーを飲む
ぼくには関係ないこと
ぼくには関係ないこと

あ、二機目が突っ込んだよ
アメリカABCのスクープだ

ブッシュ大統領は
テロ行為と断定したね
テロ組織は犯行声明
なんだかわくわくする
ぼくには関係ないから
ぼくには関係ないから

ワシントンの
ペンタゴンも燃えてると言ってるよ
アメリカが炎上している
航空機の体当たりで
炎上している
神風特攻隊も
あんな感じだったのかな
わくわくするよ
ぼくには関係ないから


2001年09月10日(月) 疲れたね(自作詩)

蒸し暑い毎日
いつも眠気が襲っている
疲れたね
疲れたよ

男と男が抱き合えば
とても哀しい出来事だね
まして
男と女が抱き合うなんて

季節が少しずつ変わってる
ぼくの気持ちは変わらない
なんだかちょっと
アナーキーかも

君の迷惑そうな顔を
ぼくはもう二度と
拝みたくはない
だけど
まだもう少しだけ
君を好きでいたいんだ
君は
疲れたね
ぼくも
疲れたよ


2001年09月09日(日) スランプ(自作詩)

ちっとも
うまくいかねえ
ほんの一週間前にできたことが
今日はなにひとつできないよ
スランプだ
闘いがスタートした

よくあることさ
さぼった自分が
悪いんだ
いい感じで運んでいたのに
うぬぼれたとたん
奈落の底
どん欲さが
足りないね

頭の中が
混乱している
時間をかけても
なにもできない
ピンチだ
この闘い
勝てるのだろうか


2001年09月08日(土) 他人の好み(自作詩)

おまえは
あまりにも
自分が好きなものに
固執している

他人が好きなものを
容易に認めない
おまえの世界は
おまえのものだけ
他人が入りこむスキはない
そんなに狭い世界で
いったい
なにをやろうとしているんだ

複製芸術が
大量に溢れている
おまえだけの
聖なる一回性など
ありはしない
アンテナを伸ばせ
謙虚に
他人の好みを受け入れろ

おまえが
素晴らしいと思うもの
それが
他人にも素晴らしいことは
あり得るだろう
そしてそれは
他人にとって素晴らしいものが
おまえにも
有益な証拠だ
それを認めろ

道幅を広く持て
一度狭くなった道は
二度と広くならないのだから

自分の知っている世界だけに
閉じこもるな
変わり身を早くしろ
頑固になるな
他人の好みを受け入れろ


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