雑記

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2008年09月06日(土) タコとか


前のアパート近くに、明らかに開発時に道路とか宅地とかの配置を間違えてそのままになったと思われる空き地というか道路があって、長らく建築廃材だのなんだのが積まれていたり、黄色ナンバーの自動車学校の車が練習してたり、野犬が走り回ってたりゴミの回収業者が居座ったと思ったらあっという間にゴミの山ができて小屋まで作っちゃってたり、中々混沌とした場所でした。
そんな場所だったのが今年に入ってからこれも五輪準備のうちだったのか汚いものが全てキレイに片付けられ、道路は舗装し直され、公園ができたり植樹されたり、春頃からは特にこりゃすげえななんて思って見てました。まあ元々が重要な道路だったわけでもないので、道路とその周りをキレイにしても交通量がめちゃくちゃ増えるとかそういうんでもなく、中国では夕方になるとみんな外に出て座って話をするのが一般的で、そういうぬるい、感じのいい場所に変わりました。

夏頃、誰かが空き地で凧をあげてて、日本ではあまり見られない形のものにへえとか思ってたんだけど、すぐにみんな凧を持ち寄って連日結構な数の凧ユーザーが集まるようになってます。なんか車やチャリでパラソル持ち込んで販売をしてるのもいたり、日本であれば正月ですらなかなかこんな光景は見れないような盛況ぶりです。夏とか関係ないし、すごいのは凧自体に電飾をつけて日没後もしばらくピカピカやってるです。しかも物凄く高い。どう見ても隣の交差点というか区画上空にまであがってたりします。いやいろいろこれは久々に文化の違いというのにすごい、と思ってしまったです。凧の形状も様々で、造形の凝った立体的なものなどは低い空を飛んでるものを見てるとなかなか楽しい。やたら高すぎる所までいってしまうのはすごいけど糸持ってる人は楽しいのかなとかそんな感じで。

9月とは言えまだ暑さの残る今でもそうですが、夏は夕方になって涼しくなってからアパートから小さな椅子と団扇を持って出てきた薄着の人たちが出てきて世間話を始め、少し空き地があればバドミントン始まったり、音楽かける人がいたと思ったら体操が始まったり、んで連日の凧上げ大会。出店でも出せば儲かるかなあとか考えてもみたけど、なんかもうこういう無防備なぬるさってそれだけで十分ですわな。ここは多分悪くない中国だと思うのです。


社員向けに、文句でもいいからなんかあったら書いて入れといてねという目安箱的なものを置いてあるんだけどほとんど何も入ってません。不満がたくさんあるのは判ってるし、匿名でもいいんだし、そもそも箱の鍵は僕しか持ってないし(あんまり難しいことはそりゃ管理職他にも相談するけど)、とにかくなんでもいい、ってんのにゴミも入っていない。面白くないので、なんか新規事業のアイデアだけでも持ってきてくれたら抽選で1名様に、、、って掲示板に出したのが先週で、結構楽しみにしつつ今日開けてみたら1枚メモ書きが入ってた。匿名とかまたつつましい感じが素敵だけど、きっとこれだけ人数いれば奇抜なアイデアがあったりするんだろうなあとか思って読んでみたら、、、
「よその会社やったら結構あるんやけど、会社からうちらに中秋節的なプレゼントとかないのん?」って書いてあった。よその会社知らねーよ。



帰りに伊勢丹で久々に買い物。俺様が買うものを徹底的に棚から片付けるキャンペーン再開のようで、なんと納豆がない。安いのも高いのも全部なにもかもない。日系デパートに納豆がなくてどうすんのよ全く。殺す気か。


次郎吉 |MAILHomePage