日記でもなく、手紙でもなく
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よく晴れ上がったものの、風の冷たい日。午後から千葉へ向かう。 午後4時過ぎにJR千葉駅に着く。
ここへ来るのは、考えてみるとこの2年くらいの間に3、4回目になるのだが、降りるといつもなんとも言えない戸惑いがある。 別に、ここへぶらっとやってくるわけではなく、いつもやはり何か目的があってやってくるので、駅を出たときには、さてそこまでどうやって行こうか、という気持ちだけが先走ってしまう。 で、ついタクシー乗り場に向かってしまうことになるのだが、千葉市美術館まではさほど距離がなく、あっという間に着いてしまう。
帰りはだいたいの位置がわかったこともあり、ぶらぶらと駅方面へ歩いていく。 既に5時半を回って暗くなり、昼間よりも一層風が冷たく感じられる。
何かお腹に入れようと思って、店を探していたら、ちょうど千葉PARCOが左にあり、そこの中に入る。 レストランフロアは、土曜日夕方とはいえ、意外に閑散としている。<今日和(=kon'nichi-wa)>というパスタを中心に据えた店があり、ここでピザや前菜なども用意されているので、さほど期待せずに入った。 マルゲリータ、クラムチャウダー、イタリアン・オムレツを頼んだが、さすがに380円のクラムチャウダーはイマイチ。ただ、まずくて食べられなかったというほどのものでもない。オムレツのほうは、チンゲンサイも入っているのに少し呆れたものの、十分イタリアンぽい味で合格。最後のマルゲリータだが、かなり薄いピザ生地を使い、中心部がもう少しパリリと焼きあがっていれば最早何も言うことのない出来だった。ただ、そこが少し柔らかかったのは、ピザソースとチーズがたっぷりかかっていたことによる。 味は変なピザ屋で食べるよりも、圧倒的に美味しくて、少し驚いてしまったくらい。これなら、満足度は高い。
このPARCOは、駅からほんの少し外れたところにあるためか、千葉駅とPARCOを往復する無料バスがある。このバスで、千葉駅まで行く。 このバス、渋谷駅前から東急本店へ行く無料バスに似てはいるが、考えるとその距離よりももう少しあると思うし、千葉PARCOと千葉駅までは、道路が広すぎて、ぶらっと入れる店も少ない感じがしなくもない。
渋谷から東急までは2回ほど、夏のやたら暑い日に限って、その無料バスを使ったことはあるが、東急から戻るときは、考えてみるとその無料バスに乗ったことがない。おそらく、東急まで行ってしまうと、戻りは下り坂だし、途中寄れる店が多いことなどが関係しているかもしれない。
千葉駅に戻ると、総武本線のほうで、始発の東京行きがあって、それに乗るが、電車の中でぐっすりと寝込んでしまう。 やはり、千葉までというのは、横浜へ行くよりも遠い感じだ。
2003年01月23日(木) |
ひょっこりひょうたん島(カラー版)再放送 |
4月以降のNHK教育TVの番組編成が発表された。 この中の目玉が、モーニング娘がリメイクのテーマ曲を歌う、<ひょっこりひょうたん島>。
ひょうたん島は、井上ひさしの脚本で、1964〜67年に放送された人気人形劇。当時この番組はモノクロであったため、いくら面白くても、今見るとモノクロではやはり物足らないに違いない。4/13から毎日曜日の午後7時台に、(サンダーバードとともに)91年に制作したカラーのリメーク版約60本が放送されるという。
当時のNHKの子供番組というのは、原作や脚本などに、今ではなかなか信じられないような作家が関与していた。井上ひさしも、当時だと、これほど有名な作家になる人だとは、誰も思っていなかったに違いない。 SF大御所となってしまった、小松左京や平井和正なども、SFだけではたぶん食べていけない時代だったと思う。その2人が関わっていた子供の時間に放送されていたドラマが、<宇宙人ピピ>だったという記憶も確かにある。やたら馬鹿馬鹿しくて面白い番組だった.....
午後から夕方まで、仕事で出かけていて、午後6時近くに会社に戻ると、湯島にある婦人生活社が自己破産を申告したという話を聞くことになる。
もうかなり前のことになるが、ここの雑誌で編集長(名刺には取締役の肩書きもあった)をやっている人に、話を聞きに行ったことがある。いろいろな話を聞いたのだが、もはやその内容についてはほとんど覚えていないにも関わらず、もう一人一緒に行ったのが、編集長の話の内容にいたく感激していたことだけは、本当に良く覚えている。 あの人は今どうしているのだろう、ふと、そんなことを思った。
かなり前といっても、10年も前のことではなかった。 また一つ、名前が消えていく。
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