日記でもなく、手紙でもなく
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初めて金沢に来たのは、会社に入って2年目の2月か3月初旬だった。 時間を見つけて兼六園を見に来た記憶がある。 梅園の梅のつぼみがかなりふくらんでいたのだが、晴れていたのに急に雲が出て、時々小雪がちらついてきた。
富山から金沢までは特急で40分弱。10時過ぎには兼六園に着いたのだが、年末とはいえ、団体観光客もかなり多い。やはり金沢と<蟹>を味わうといった感じのツアーは、人気があるのだろうと一人合点してしまう。
ぽつぽつと降っていた雨が、いつしか雪に変わると、ぐんと冷え込んでくる。これが北陸なのだという実感。
以前来た時の記憶を頼りに園内を回っていると、当時気が付かなかった、年輪を重ね蛸の脚のように広がった松に目を見張ってしまう。 しかし、さすがに寒い。
園内にある抹茶とお菓子をいただける店の中に入ると、ストーブの暖かさでやっとこわばった顔がゆるんでくる。
南関東はよく晴れた日で、新幹線の中は少し暑い感じも。私の隣の席には、幼稚園くらいの女の子とそのお母さん。座席前のパンフレットで、新潟までのコースを確認していました。
熊谷を過ぎ、上越新幹線の長いトンネルを抜けたと思ったら、雪に覆われた越後湯沢の駅に到着します。ここまで約1時間ですから、乗ったという感覚は希薄です。 ホームに出ると、さすがに晴れていても空気が一段冷たく感じられます。
在来線特急に乗り換えて、次の十日町まで白銀の世界。考えてみると、このようなコースで北陸まで行くのは初めてのことです。 仕事で以前富山へ行った時は、1回は往復とも空路でしたし、もう一度は復路列車で戻ってきたものの、新幹線がまだ開通していなかった頃でした。夏の頃だったと思います。ずいぶん時間をかけて乗り、大宮へやっと着いた、という感覚があったようです。
車窓右手に日本海が見え隠れし始めると、空模様が怪しくなり始めました。冬の日本海側で、よく見られるようなどんよりとした光景。 2時間で富山着。 私には、富山駅前の記憶がほとんどなかったことを再確認しました。
2002年12月27日(金) |
オンステージ・ヤマノ3月に開店 |
池袋パルコ内の山野楽器が1月末で閉店してしまうのだが、前にも書いた通り、もともとオンステージ・ヤマノと、国内盤をメインに扱っていた山野楽器がいっしょになったような店だった。 今日池袋山野に寄ると、確かに山野楽器は閉店してしまうのだが、3月初旬にオンステージ・ヤマノがリニューアル・オープンするという表示も出ていた。昔の話からすると、結局山野楽器が撤退して、オンステージ・ヤマノだけが残る、という構図になる。
やれやれ。
確かに池袋山野で、国内盤を買うこともなくはなかったが、大半は輸入盤だった。オンステージ・ヤマノのほうだけなくなってしまうのなら、探して見つけるという楽しみそのものがなくなり、ガックリしてしまうが、オンステージが生き延びるのであれば、その楽しみの大半は残される。
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明日から、年末年始休暇で9連休。 考えてみれば、9日連続して休みを取るというのは、会社に入って以来初めてのこと。もちろん、海外出張で26日ほど会社に行かなかったことはあるが、土・日なども移動で動いていたり、打ち合わせなどで時間が取られていたことを考えると、一番長い休みになる。 ちょっとさびしい気もするが。
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