日記でもなく、手紙でもなく
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2002年09月14日(土) 千葉みなと駅から等々力緑地まで

 ざっと今日の一日。
 10時少し前に家を出て、武蔵野線で南船橋、更に京葉線の千葉みなとまで。
 千葉みなとに着いたのがちょうど12時。やはり2時間かかってしまう。さすがにここまでは遠い。

 駅前はほとんど何もなく、人の気配も少なく、少し離れたところにビルが点在している。みなとみらい初期のような雰囲気にも近い。
 このような感じの場所で、てくてく歩くのは、あまり風景が変わらないのであまり好きではない。商店街を10分歩くのと、このようなところを5分歩くのが、ほぼ同じような時間に感じてしまう。

 千葉ポートタワーに向かって行くと、途中に結婚披露宴式場とその隣に<マリア・チャペル>が、ぴかぴかの状態で建っている。
 カテドラルと書かれていないのが、やや胡散臭くもあるのだが、ちょうど道路を挟んだその向かい側に、千葉県立美術館がある。

 ここで1時間ほど企画展を見た後(常設展は今回はパス)、歩いている途中でうまくタクシーが拾えたので、千葉駅まで出る。
 駅ビル地下で遅い昼食。

 東京行き総武快速から、東海道線で川崎まで行き、南武線に乗り換えて武蔵小杉へ。この乗り継ぎは、ほとんど5分程度。さすがに武蔵小杉くらいの駅前だと、やはりほっとするようなところがある。
 バスも少し待つだけで済み、等々力緑地内にある川崎市市民ミュージアム前まで約10分。
 ここでも、1時間強かけて企画展を見た後、それ以外の展示なども少し覗いているとちょうど閉館時間。

 今朝、昨日の夜に入ったらしい、Jさんからの携帯の留守電を聞いた。今ひとつ意味不明なところがあったので、そろそろ店のほうだろうと思い、こちらのほうからかけてみる。明日食事でもいっしょにという話をしていた件。特に変更はなし。

 市民ミュージアムからは、始発の川崎駅行きバス。途中東芝の工場などのそばを通っていったのだが、工場前からかなり人が乗り込んできた。土曜日出勤だったのだろうか。

 品川経由で渋谷へ出て、タワーへ寄ると、懐かしい<The SOUL TRAIN Gang>の編集盤が置かれていた。
 ちょうど今それを聞きながら、これを書いている。

 曇り空だったが、なんとか雨が降らず持ちこたえた、といった一日。


2002年09月13日(金) 秋の入り口の雨


 昨日から、かなり涼しくなり、やっと秋の気配。ちょうど昨日は夜池袋の山野楽器を覗いた後、最近ちょくちょく行くJさんの店へ寄ったあたりから、かなり本降りになってしまう。
 9時頃に店についた時は私だけだったのだが、その後で2人ほど。1時間半ほどいて、店を出たときもあまり降りは変わらない。


2002年09月08日(日) 鶴屋吉信の限定<光悦まんじゅう>


 現在、上野の東京国立博物館の正門を入って、平成館のほうに歩いていく場所に、鶴屋吉信がテント出店をしている。
 江戸蒔絵展に合わせて、そこでお茶と菓子をいただけるしかけになっている。

 もちろん、国立博物館は敷地内に出店させているのだから、ショバ代を吸い上げているに違いない。本当に最近の国立博物館というのは、商魂逞しくなった。
 オリジナル・ミュージアム・グッズの発売といい、大観展や韓国の名宝展でのレプリカ販売といい、他ではここまでしっかりやっている美術館というのは、なかなか少ないものだ。
 それを、国立博物館が率先してやっているところに、今の時代を感じたりもするのだが、これは、決して貶しているのではない。
 来る人が喜ぶようなことをやるのなら、それでお金が稼げるのなら、どんどんやるべきだと私などは思っている。

 利益が出てこなければ、やはりへたってしまうのだ。
 へたってしまえば、どんなに良い企画も陽の目を見ない。どんなすばらしい収蔵品があったとしても、陽の目を見ない。

 それはさておき、鶴屋吉信である。
 さすがに、吉信のほうも商魂逞しい和菓子屋である。なかなか良い勝負をしている、かもしれない。

 蒔絵展を記念して、ここ(国立博物館)限定の<光悦まんじゅう>(まんじゅうの字は饅頭ではなかったのだが、その字を思い出せないので平仮名にしているが)もお土産用に販売されている。
 鶴屋吉信というのは、今やあちこちの百貨店(地下食品・和菓子売り場)に入っているが、そこの百貨店の売り場限定の生菓子「○×○×」、というような手あいは、本当に良く見かける。

 この光悦まんじゅうというのは、上用饅頭である。
 1つ500円。そこそこの大きさではあるが、直径にすると6〜7cmほど。びっくりするほどの大きさではない。
 これで、そのへんの饅頭屋の味程度なら、恐らくみんな怒り狂うだろう。結構自信を持って売っているに違いないと読んで、2個入りを買って帰った。

 外の皮の部分は、ごく普通の上用饅頭よりも、かなりもちっとした感覚があるし、中の餡は、黒の粒餡の周囲に白の練餡の二重構造になっている。これなら、1つ500円としても、十分納得できる。
 久々に美味しい饅頭を食べたという満足感があった。

 よくよくつぶし餡を良く見ると、小豆のつぶが結構大きかった。この小豆こそ、なかなか普通の饅頭だと使われない、限定小豆かもしれない、とも思ったりする。


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