日記でもなく、手紙でもなく
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休みだが、8時には起きて、旅行の準備をする。 朝から良く晴れ上がり、ぐんぐん温度が上がっている。まだまだ秋には遠い感じだ。
12時に恵比寿で知人と待ち合わせをして、半年ぶりに食事でもしようということにしていた。 東京駅に荷物を置いてから、恵比寿に行こうかと思っていたものの、時間的に間に合わず、新宿駅南口に近いところのコインロッカーに荷物を入れる。
恵比寿に着いたのは3分前頃。 既に改札を出たところで、私を待っている姿が見えた。
そのまま広尾のヴィア・アクア・サンタまで行く。 ひょっとして、パーティが入っているとアウトなので、という話をしながら店の前まで来ると、入口にはランチメニューが掲出されていた。大丈夫らしい。
店に入ると先客は2組ほど。それでも午後1時半くらいまでに我々の後に5組くらいが入ってきた。
昼に一度来たいと思っていたことが今回実現。外光が明るく、天井も高いので、夜よりも一層開放感がある。
前菜、パスタ、魚か肉のメイン、デザート3品盛り合わせ&コーヒーというコースだと、夜の値段の半分強。内容としては、前菜の品数が僅かに少なかったり、デザートが勝手に選べないというようなところはあるが、味の水準は夜と変わらない。昼の場合、パスタが3品から1品を選ぶ形なので、この点は夜よりも選択肢が広がることになる。 大変お得な感じがするランチだ。(なお、昼はカードが使えず支払いは現金のみとなっている。)
大満足して、店を出る。 午後2時過ぎ、更に温度が上がっている。
渋谷経由で新宿へ出て、少し時間をつぶした後、東京駅へ向かおうと中央線ホームに立つと、なんと中央線は安全確認のため止まっている。確か中野駅で、人が線路に降りたということらしい。 しょうがなく、山手線でぐるっと回っていくか、と品川方面のホームへ出たら、やはりそこで止まっていた総武線のほうが動くという。
やれやれ。
***
新大阪に着いて、和歌山までどう行こうかと、置いてある時刻表を調べてみる。これだけは、事前に確認するのを忘れていた。 天王寺まで出て、阪和線に乗るのか、と思うと少し面倒な気がしていた。
ところが、関西空港行きの特急が結構あり、これで日根野まで行き、そこで乗り換えをしたほうが早く行けそうなことがわかる。
日根野で降りて、和歌山方面行き快速が5分ほどでくる。接続も結構良い。
和歌山のホテルは、駅から3分のところにある。受け付けはオッサン2人で対応しているホテル。部屋はさほど広くなく冷蔵庫もないが、ベッドの固さ、窓は開けられるし、フロアは違うが製氷機は用意されていることなど、結構基本がしっかりしたホテルであることが見て取れた。
みどりの窓口へ切符を買いに行く。 来週木曜日夕方から、大阪経由で和歌山、大阪へ戻ってその後城崎まで。帰りも城崎から大阪経由東京まで。 京都経由も考えたが、和歌山へ行くことを考えると、大阪経由で、東京−城崎間の乗車券・特急券を確保しておくことにする。
結構な金額になるかと思ったら、東京−大阪新幹線の安売りチケットを買う金額に、7千円ちょっとを加えた金額。 これを考えると、この前名古屋往復のチケット代、確かに2万円弱ではあるが、東京から近い割には、またまたえらく高い気がしてしまう。
行きは、新幹線と在来線特急の乗り継ぎ割引は使えないが、帰りは同じ日に在来線特急から新幹線に乗り換えることになるので、在来線特急料金が半額、乗車券のほうは、片道距離が601km以上なので、往復料金の1割引が適用される。
和歌山までは近いし、普通でも1.5時間程度。 ところが、城崎はさすがに遠くて、特急で2時間40分。山陰線というのは、さほど距離はないように見えるが、結構時間がかかる。
久しぶりにMさんとソニー・ビルで落ち合って、昼に食事をする。ソニーは、お盆を過ぎた19〜20日は臨時休館になっていた。 数寄屋橋のブォーノブォーノ、何となく2人にとっては懐かしい場所だ。
横尾忠則展を見てきたという話をしていたら、ちょうどMさんが海外にいた時、横尾ご夫妻にパーティで会ったことがあって、えらく本人は若く見えた、というようなことを聞く。
話がどこでそうなったのかわからないが、ウォーホールの話になった。 ウォーホールって、どこがいいのだろうか?
私自身、例のキャンベル・スープの缶の絵とか、マリリンだとか、それでもいくつか思い出すものはあるが、それを見てどうということはないのだが.....
ただ、ひょっとすると、あの人の絵をちょっと飾ったときの、空間の変わり様に着目したほうがいいのかもしれない、という話もした。 たぶん、あの人の絵というのは、一枚複製画でもいいのだが、そこにさりげなく置くだけで、空間そのものが一挙に変わってしまうような力があるのかもしれない、と。
Mさんが、冷蔵庫にウォーホールの絵葉書を絵葉書フォルダーに入れて飾ったときだけ、Mさんの子供が反応したという。これは面白い話だった。
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