日記でもなく、手紙でもなく
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2002年07月04日(木) 返信メール

 昨日メールを送った友人から、返信が入っていて、3人で会おうということになる。午後、もう一人の友人からもメールが入っていて、良かったら泊まっていけばどうか、とも書かれていて、大変恐縮してしまう。
 夕方、中洲川端の駅に近いホテルをとっていること含め、返信を2人に入れておく。

 久々に、本当に楽しみな福岡行きになりそうだ。

 小児科のM君に電話を入れておく。日曜朝イチなら、会えなくもないという話をしたら、笑ってそれは勘弁してくれと。私でもそれは勘弁して欲しい。
 年に3−4回は東京へ行くので、東京でゆっくり会おうということと、来年の夏、まともなクラス会を企画しようという話をする。


2002年07月03日(水) 福岡行き

 来週末、ほぼ一年ぶりで、福岡へ行くことにする。
 午前〜午後の予定は既に決まっているのだが、土曜日夕方の時間はまだ空いているので、以前東京にも住んでいて、顔を合わせたことのある高校時代同期の友人に、打診のメールを入れておくことにした。

 彼のほうが都合がつかないようなら、少し前に顔を合わせている、小学5年〜中学1年の時の友人M君のほうにでも打診を入れ、担任の先生を担ぎ出して集まる会を急遽やる、ということをまた考えることにはなりそうだ。
 
 西鉄沿線の駅前で、お父さんを継いで小児科をやっているのだが、彼の場合私の思い込みから、一度会い損ねてしまったことがある。

 高校時代、一度だけぶらっと福岡へ遊びに行った折、彼の家にも寄ったことがあったのだが、それ以来ずっとご無沙汰していた。
 たまたま、6〜7年ほど前になるが、仕事で福岡へ行った折、一日有給休暇にして、昔住んでいたところまで行ったことがある。
 
 その病院の前を通りかかって、玄関のブザーを押そうと思って、表札をみたら、その友人の名前ではない。
 てっきりもうその病院を継いでいると思って、友人の名前を看板などに探してみたものの、名前が違うのだ。
 これは、ひょっとしたらひょっとして、継いでいないのかもしれないなどと考えて、ブザーを押さずに引き返してしまったことがあった。

 我々2人の担任だったK先生に電話をして、彼のことを一番に尋ねてみたら、何の事はない、やはりその小児科・内科を継いで、あの場所にいるということだった。ご両親はご健在で、玄関の表札はお父さんの名前がそのままになっているという。
 本人からしてみるとしごくあたり前のことに違いない。しかし、かなり長いブランクのある私には、その友人が継いでいるはずだから、その友人の名前が看板かどこかに書かれていてもいいはずだと思ってしまっていた。

 看板に表示された病院長名の父上は、先年尋ねた折はご健在で、ご挨拶した時には大変元気そうだった。通っていた小学校の校医をされていたことも、よく記憶に残っている。

 ブランクが長すぎると、勝手にその人のストーリーを想像して判断してしまったりする。このときばかりは、やや早計だったなぁと今でも考えたり。

 昨年末、彼から喪中はがきが届いていた。不思議なことに、彼も私も同じ年に父が亡くなったことを、その時知った。


2002年06月29日(土) 六本木<ジリオーラ>

 ヂーノの階下の店は、以前<パレッタ>という名前のトラットリアだった。この名前の時代に、3回ほど行って、その後ぱったりと足を運ばなくなってしまった。なんとなく足が遠のいてしまった。
 テーブルが小さくて、なんとなくせせこましい感じがしたのと、味としても私自身の好みと少し違ったようなところがある。

 先日バスに乗って、六本木の交差点を通り過ぎるとき、見るともなく見ていたら、そのパレッタの名前が変わっている。
 ひょっとしたら−−と思い、たまたま雨模様の中、食事をしようということで、それなら地下鉄の駅からさほど離れていないこの店に行ってみようという気になった。

 店名は、表参道にあった店と同じ名前の<ジリオーラ>。確か、小原流会館のB1に入っていたと思う。ここにも2度ほど行ったものの、やがてすぐ佐竹さんの<カ・アンジェリ>がオープンしたので、表参道というとそちらへつい足が向き、こちらのジリオーラにも、ずっとご無沙汰していた。
 今、そのジリオーラがあるのかどうか、あまり定かではないものの、今回は六本木のジリオーラだ。

 午後7時頃店に予約無しで行ったら、すぐ入れたものの、8時を過ぎるとほぼ満席状態。
 テーブルの小ささは相変わらずで、そのため、せせこましさも相変わらずだ。

 しかし、前菜の温野菜とジェノヴェーゼのソース、ずわい蟹のスパゲティは、どちらもなかなか良かった。セコンドに、連れは鴨、私は魚介の煮込みを頼んだのだが、魚介の煮込みのほうは、もう一味欲しい感じ。ただ、決して悪くはないのだが....
 デザートは、ズッパ・イングレーゼやキャラメルのババロアなど、皿への盛り付けも美しく(色彩感を出すため、抹茶を散らしていたのが面白い)、味は大人のデザートになっていて、なかなか感心してしまう。

 トラットリアにしては、決して安いほうではないものの、4200円のプリフィックス・コースもあるので、このへんを頼んで食事をすると、決して高いという感じではないと思う。
 前菜に、もう一手間、もう一味感じさせるようなメニューが増え、セコンドがもう少し洗練されると、光り輝く店になってきそうな感じ。
 一皿一皿が醸し出している<力>は、十分感じられるし、以前のパレッタよりも、ぐんと大人の味を出せる店になったようだ。


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