春夏秋冬
季節が乗っかった 大きな丸いボールを ヨイショ ヨイショと 押している小人さんがいます
ヨイショ ヨイショ 小人さんが一歩ずつ進むたびに 冬から春へと近づいて行きます
ヨイショ ヨイショ もうすぐ春ですよ
神様 助けてください
悲しいとき 辛いとき 子供のころからずっと 目を閉じて手を合わせ お祈りしていた
いつのころから しなくなったのだろう
きっと あなたに 愛されるようになってから
鳥は考える
今すぐシャワーにするか
水溜りのお風呂に入った後 日光浴するか
愛して欲しい 愛して欲しい あなたのため息が聞こえる
春のような微笑みではなく 真夏の熱情を求めているのね
愛はゆっくりと育つもの 熟成していくものだから お願い そっと見守って欲しい
私の心のブレーキが 解けるまで
いつも愛してくれて ありがとう
あなたの愛は 神様のような愛だけど 私はいつも わがままな愛でごめんね
寂しいと言ってはいけませんか
悲しいと言ってはいけませんか
辛いと言ってはいけませんか
あなたが欲しいと言ってはいけませんか
自分の心から 愛をひとつずつ消していくと だんだん 笑顔が消えて 無表情な顔になっていく
大切に大切に育んできた愛が 今 終わろうとしている
私の全てを受け入れて欲しかった ただ聞いてくれるだけでよかった 一緒に涙を流してくれるだけでよかった
あの頃のように
愛を減らすなんて できやしない
愛し続けるか 愛するのをやめるか
どちらかのこと
心のままに 生きられたら どんなに幸せだろう
でも 心のままに 生きたら 幸せになれないような気がする
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