詩集 ”心の扉をひらいて

2005年02月02日(水) さようならは言わない

さようならは言わない
一度は あなたを愛した私だから
きっと 永遠に愛し続ける

たくさんの愛の中で
引き合うものを感じたから
あなたを愛した

広い河原で
きらっと光る小石を見つけた
恋はそんな偶然

泣かないで
悲しまないで

今はもう
あなたにキスすることも
抱きしめることもできないけれど

あなたを愛した
私がいたことを忘れないで
 
 



2005年01月31日(月) 命そして愛

何故 人は恋するのだろう

それは 命が最も輝くときだから

何故 人は愛するのだろう

それは 命そのものだから



2005年01月30日(日) 悲しみは深い海の底から

深い悲しみは
海の底からやってくる

津波のように押し寄せて
私を飲み込む

私は再び
海の藻屑となって
暗い海の底を漂う

目を閉じて
身体を丸めて
静かに母の鼓動を聞こう

新しい私が生まれいずる日まで
 
 



2005年01月29日(土) スキップしましょう♪

あなたとの電話
どうしてこんなに 楽しいのだろう
二人だけの 秘密の隠れ家

あなたとのドライブ
どうしてこんなに 楽しいのだろう
全ての景色が 幸せ色

あなたとの食事
どうしてこんなに 楽しいのだろう
どんな香辛料にも優る 恋の味付け

さぁ 手をつないで
スキップしましょう
あなたと私だけの世界の中で



2005年01月28日(金) 終わった恋

まだ膨らみ始めたばかりの
青い果実が
すぅーと 枝から離れていきました

真っ青な空に 風もそよがない
日の光が優しく遊ぶ 午後でした

まだ始まったばかりの 恋でした



2005年01月27日(木) 額縁の中の私

私の想像する私が
額縁の中で ピアノを弾いている

菫色のドレスをまとい
白く長い腕と細い足を覗かせ
波打つ栗色の髪は肩にかかる

物憂いのか
切ないのか
遠くを見るような瞳と長い睫

グランドピアノの上には
五線譜と赤ワイン

開け放たれた ガラス戸の向こうには
太陽から月に 空を譲り渡したあとの
寂しく優しいグラデーション

あぁ あなたは私でしょう?

愛する人を想いながら
ピアノを奏で
それでも充たされぬ想いを
ワインに沈めている
わたし



2005年01月25日(火) 君に手が届かない

愛する君は 細い三日月
孤独な僕を 柔らかい光で包んでくれる

もっと愛して もっと近づきたくて
君に触れようと 手を差し伸べても
決して 君には届かない

一歩近づけば 一歩遠ざかる
決して縮まらない 僕と君の距離

本気の僕を 笑って見つめるだけの君

愛してよ
触れさせてよ
こんなに愛してるのに

僕には 手が届かない君



2005年01月24日(月) 今再び

今再び 心の扉を開いて
想いを 言葉に表してみようと思う
激しく 静かな私の心

私の心の木は 
以前よりずっと 強くなったと思うよ
大風に吹かれても しなやかで
大雨の日にも 凛として
愛の花を いっぱいに咲かせるよ

でも それはきっと
あなたに愛されているからだよね

愛してる 愛してる
 
 


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