■ FINE DAYS／本田孝好

なんというか、極めて微妙。
書きたい世界観が見えてきませんでした。

■スローグッドバイ／石田衣良

石田衣良初の恋愛短編集。
なんだけど、どうにも合わなくて。
池袋ウエストゲートパークみたいな
疾走感があるほうがいいなあ。

■マリモ−酒漬けOL物語−／山崎マキコ

タイトルで衝動買い。
内容は酒を飲んで、昔を思い出しながら
今を思って沈み込む・・・みたいな感じ。

キーとなる人に、高校時代の先生がいて
最後にはそこに戻っていくという物語。

分からないでもないけど、
あんまり救われない気分だった。

■ラッシュライフ／伊坂幸太郎

４つの物語が平行して進んでいく。
物語はつながっているけれど
登場人物はそれに気付かない。

ドキドキする感覚を久しぶりに
感じました。
お勧めです。

■若葉のころ／長野まゆみ
さらりとした物語。
独特の雰囲気を苦手な人はいるだろうなあ、とか。


■MAZE／恩田陸
昔からそこにある謎の白い建物。
そこで起こる不可思議な現象に対して主人公が謎解きをしようとする。
そこで見たものは・・・・

みたいな物語。
最後まで読んで、やられた！って思った。


■パーフェクト・プラン／柳原慧
「身代金ゼロ！せしめる金は5億円！」という言葉を
合言葉にして起こす誘拐事件。
そのまま行けば素直に成功するはずだったのに
予想外の人物がかかわってきて・・・

一気に最後まで読んでしまう物語でした。
すごい面白かったです。