2005年04月26日(火) |
青空のルーレット/辻内智貴 |
■青空のルーレット/辻内智貴
夢を持ちながら、ビルの窓拭きをしている男たちの物語。 若い少年と、中年の男性の動きが主に書かれている。 ビルの窓拭きはしたことがないんだけど、すごい臨場感があった。
後はこの人が書くいとしい人という感覚がいいなあ、と思った。
2005年04月14日(木) |
秘密。 私と私のあいだの十二話 |
■秘密。 私と私のあいだの十二話
十二人の作家がそれぞれダビンチの雑誌とHPとで対になる話を書く短篇集。
登場人物のひとりの視点が前半でと、別のひとりの視点が後半で明かされるって感じ。
幸せな気分になるのもあれば、どこか皮肉っぽいのもあったり。 でも、全体的にあたたかい気分になれる作品でした。
2005年04月05日(火) |
きのう、火星に行った。/笹生陽子 |
■きのう、火星に行った。/笹生陽子
全体的に無気力で生きてる小学六年生が、 病気で療養してた弟が帰ってきて、 ペースを狂わされて…。みたいな物語。
多分、いい話なはずなんですが。 どうにも弟が微妙で。 6年間とか離れたらペース狂うよなあとか。 どうにも弟に肩入れしてるような文章に違和感が。
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