作品:羽衣 - 2003年05月12日(月) ▼△--------------------------△▼ 羽衣 ▼△--------------------------△▼ 羽衣をください。 絹より軽い翼になって あなたの街へと 舞い降りましょう。 あなたのすこやかな寝顔に おだやかな夢が訪れるように 祈りながら 祈りながら 羽衣の魔法 そっと触れながら....。 ... 作品:水辺の夜 星灯るとき - 2003年04月17日(木) ▼△--------------------------△▼ 水辺の夜 ▼△--------------------------△▼ なんて静かな夜だろう あなたとこんなに離れているなんて なんて冷たい夜だろう あなたがいない水辺の桜 ああ この地を大きく蹴って あなたのもとに 飛んでいきたい ひとり歌う水辺の夜 ひとり泣く水辺の夜 ▼△--------------------------△▼ 星灯るとき ▼△--------------------------△▼ もし私が あなたの前で泣いたら あなたはどんな顏をしてくれるんだろう 綺麗な女優のこぼすひと雫でなく まわりの人も あなたの存在さへも忘れて しゃくりあげて泣いたら... それは 嬉しい? それは うっとおしい? 毎日 金星を眺めながら 私は泣いているよ あなたの住む東京に星はきらめいていますか? でももっと悲しいのは 住んでる距離より 心の遠さ 都合のよい言い訳はもう ひとつも残されていない ... 作品 漆黒 - 2003年03月24日(月) ▼△--------------------------△▼ 光 ▼△--------------------------△▼ ずっとずっと 真っ黒な暗闇を歩いていた。 自分の価値は この闇にだけで光るのだと 思っていた。 思いがけずに わずかな光。 なぜ、恐いのだろう。 求め続けた光なのに.....。 ... 作品:神様? - 2003年01月21日(火) 神様。 ずっと眠り続けたら いつのまにか 病気は治っていますか? ... 作品 祈り - 2002年09月18日(水) イエス様。 「たけ」が迷子猫になって 死んでから、1年になろうとしています。 去年の今頃は、徹夜を続けながら 祈る言葉も出ず、ただただ泣き崩れていましたね。 私、まだ、どうして「たけ」が死んで帰ってきたのか 解らないんです。 未だに毎日「たけ」を想って泣いています。 でも、救われたことがあったんです。 メルマガの読者さんからのメールの中に 「これ程たくさんの人に祈られた猫は、いないんじゃないか?」..って。 そうです。 祈りまで行かなくても約1万人の方が、たけを、私を心配してくださったでしょう。 言葉を操る私が、どんな言葉をもっても、この感謝の気持ちは、言い表せません。 たけは、今、イエス様のヒザにいますか? 幸せに暮らしていますか? 年老いて、天に召されるとき、先に行った猫達と共に 出迎えてくださいますか? 私はダメダメクリスチャンだけど 精一杯生きています。 どうか待っていてください。あなたの元へ行くまで.....。 ... 夕陽 - 2002年03月26日(火) たけ...。私のたけ...。 あなたが天国に旅立ったあの日 私はぜったい竹のすべて.. 一緒に過ごした日々や、甘えていつも私にくっついてたこととか 忘れない ううん、忘れたくないと思ってた。 今だって同じ気持ちなのに たけ... 少しづつあなたは私の中で、想い出になってきてるよ。 こわいよ。たけが想い出になるって..。 夕陽を見ると、たけを想い、泣いているおかあさんを 許してね。たけ.....。 ... 作品:「竹が教えてくれたこと その1」 - 2001年10月31日(水) ∵………………………………………………∵ 竹が教えてくれたこと その1 ∵………………………………………………∵ 「竹」に教えてもらった___。 私は私の『幸福の場所』を見つけた。 それは ここ。 私のいる 場所。 愛してくれる祖母がいる。 助けてくれる友達がいる。 そして なにより 私の家______。 特別の強い愛で 愛し合ってる 大切な 私だけの 小さな家族__。 ずっと『幸福の居場所』は 遥か遠くにあるものだと 思っていた。 でも私は気付かなかったけど すでに その場所にいたのだ。 私が生き、生活している この ささやかな暮らしこそ 本当の『幸福の居場所』だった。 ここで、ささやかな人生を 大事にして生きて行きたい。 それを.... 「竹」の命の犠牲によって はっきりと 確信しました。 ... 作品「甘い水」他 - 2001年09月29日(土) ∵………………………………………………∵ 甘い水 ∵………………………………………………∵ 小川のせせらぎに 耳を澄まして 目を閉じたら 身体が透明になってゆく すくいあげると 指の間からまた流れる ...こんな風に生きてみたい 水のように あらゆる形に 沿いながら 陽を浴び 月を照らし 汚くなって また透明に戻って 何も考えず すべてを無限に受け止める 長い夢から目覚めたとき 本当は人じゃなく 宇宙だったと 気付くような.... 涙を流す側でなく 涙そのものになり 淋しい心の友となるような 水のように 水のように 生きてみたい.... ∵………………………………………………∵ おとうさん ∵………………………………………………∵ わたしの中のお父さんは いつも20代の 若さの迷いと戦う 光る瞳の青年のままなのに ゆうべ車の中で 「左の中指がしびれるんだ。50肩だべが? 病院さ行がねばねぇな」と もどかしい顔をした。 そうだよね わたしだって30だもの 同じくらい 年を取ってもう..50なんだね わたし.... 一緒に暮らしたことはないけど おとうさんの人生を大切に思っているよ 重い荷物を背負って生きてきた その重さの半分は わたしだね 強がっているけど 本当は気が弱くて 優しいところ 笑うとますますタレる目が わたしそっくり ねぇ、おとうさん 私もおとうさんも もっと歳をとったら 縁側で お茶しようね 長生きしてください どうか 自由に恩返しができる日が どうか やってきますように ... 作品:主の箱庭の中で 他 - 2001年08月30日(木) ∵………………………………………………∵ 主の箱庭の中で ∵………………………………………………∵ 主の箱庭の中で 私は生まれました 私から見る宇宙は 果てがあるのかないのかさえ 想像がつかなくて 私の身にふりかかる災難は 宇宙より大きく見えてしまう 雨や雷に打たれれば 石を転がした蟻のように 取り乱し 泣叫ぶ 私が一生のうちにすれ違うだけの人々も この先どう生きてどう死ぬのかも すでに主は用意されている その中で自由意志によって選ぶ 数々の事柄も 私には大きくても 主には小さい 主よ!! どうかこの小さなしもべに 憐れみをかけてください! すべてはすでに 主の箱庭の中 ゴールをあなたは知っています 盲目の私がわかるように 信じる心を与えてください!! ∵………………………………………………∵ 無題 ∵………………………………………………∵ いちばんたいせつなことが どうしても言えない.....。 ... 作品「何故?」他 - 2001年08月02日(木) ∵………………………………………………∵ 何故? ∵………………………………………………∵ 希望というバスからアタシ、 途中下車した。 だってあなた のりつぎのチケットをくれなかった。 夜で、田舎で、電灯もない 真っ暗な道におろされて 歩いてはいるけど どこへ向かっている道なのかわからない。 ここは朝日の登らない国。 ・・・靴ズレの裸足。 それなのに何故私は なおも歩いているのだろう・・・・。 ∵………………………………………………∵ 思い過ごし ∵………………………………………………∵ 私が産まれてきたこと。 歌と共に生きてきたこと。 笑顔の陰でひとりぽっち 淋しくて泣いてきたこと。 愛していた人たちが次々と 自ら命を絶ったこと。 そのすべての鍵は あなたの右手の中にあると 想っているんです。 ...
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