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「Self-Reference ENGINE」円城塔
2009年08月16日(日)
時空が壊れ、過去と未来がめちゃめちゃになった世界。人類は、巨大知性体に、時空統一のための演算をまかせていた…。

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多種多様な短編が収められた連作短編集。
SF…なんでしょうね。たぶん。未来から撃ち込まれた弾が頭の中に入ってる少女がいたり、床下にフロイトが二十体も寝ていたり、いきなり超越知性体が現れたり、喜劇計算をさせられる巨大知性体がいたり……。
筋を説明するのは、難しいです。そしてよくわかりません。でも、おもしろい。なんだろう、言葉遊びというかなんというか。文章を読むことを楽しめる人なら、きっと楽しいんじゃないかなー。

この人の名前を知ったのは、メッタ斬りでです。きっと、私には理解できないタイプだろうなー…と思ったのですが。先日、SF本の雑誌を読んでいたら、「バナナ剥きには最適の日々」という短編が収録されてまして。意味はわからないけどなんだかこの人の文章好きかも、と思ったのです。バナナ星人が三枚剥きか四枚剥きかで争って、でもそれがわかるのは死後だということが悲劇でどーのこーのという、わけのわからない文章が出てくるんですけど(笑)、それがなにか好きだったんですよ。
うん、この好き加減は、そうだな、やっくん(ex-TGSの恭弘さん。私の愛するギタリスト。バンドマンの中でブログのキングだと思っています)の文章を好きというのと似ているかもしれない…と思います。意味不明なことを書いたりするんだけど、いろんなずれ具合や、言葉遊びする感じがおもしろいところが。

好きだった話は、一番は「Yedo」。こういうくだらないのが好きです(笑) 「Freud」「Japanese」「Infinity」も好きです。
「Box」は恩田陸、「Travelling」は森博嗣っぽかったですね。

そんなわけで、気に入ったので、Twitterもフォロー中です(笑)
さて、黄色いのを読み終わったから、次はピンクのを読むか…。
★★★★
「3月のライオン 3」羽海野チカ
2009年08月14日(金)
大晦日。熱を出して寝込む零を、川本家の三姉妹は家に連れて帰り看病をする。暖かい川本家で、零は回復していく。そして獅子王戦に挑むが…。

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あー。癒されます。暖かすぎて涙が出てくるような。
でも、どんなに暖かくても、物語はそのままそのこたつにもぐっていることを許さないのだなあ…。

後藤さんの凄みを出すために、タッチをちょっと変えてきてるんですかね。
それはいいんだけど、対照的に二海堂が幼児化しているのがちょっと気にかかります…。子ども時代(回想)なのかと思ったよ(笑)


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