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「不連続の世界」恩田陸
2009年04月03日(金)
「月の裏側」に登場した塚崎多聞が登場する短編集。
トラベルミステリーでもある。

「木守り男」
木の上に一瞬だけ見えた男の姿。「こもりおとこ」とは?
発表時期が10年近く跨っているということで、作中の年齢も幅広い。まだ若い多聞。ちょうど桜の季節だったので、おお、と思いました。

「悪魔を憐れむ歌」
その歌を聴いた人間が数人変死した……。噂の真相を探るべく、多聞がたどり着いた町は…。
うーん、これは…あれを思い出しました。(ネタばれなので伏せます) あれは、聴くとすぐわかる気がするけど。よっぽどうまかったのか。
物語としてはすごくまとまりがあった気がします。

「幻影キネマ」
バンドのPVを撮りに故郷に帰ってきた男は、なにかに怯えていた。映画の撮影風景を見て青ざめる彼に、多聞は…。
これ、雰囲気あって、よかったです。ぞっとした。


「砂丘ピクニック」
フランス人ライターの自叙伝に書かれていた、砂丘消失の謎、そして偶然遭遇した男性消失の謎に挑む多聞。
砂丘、砂しかないと思いますが、ちょっと行ってみたくなりました(笑)

「夜明けのガスパール」
男性4人夜行列車で怪談をやりながらさぬきうどんを食べに行く旅に誘われた多聞。多聞は妻のジャンヌの失踪について話すのだが…。
数人で話しながら旅する話というのは、彼女のお得意のスタイルですね。うん、おもしろかった。
特に最後の場面では泣きそうになりました。(新幹線だったから我慢した!) ええ話や…。

彼女の短編集は、あまり好きじゃないのですが、これは連作だからよかったのか、けっこうおもしろかったです。
通してみると、「不連続の世界」というタイトル、うまいなあと思いました。
しかし、なぜ作中に出てくる地名とか人名をイニシャルにするのかが謎だ。
★★★☆
「日本人の知らない日本語」蛇蔵&海野凪子/「日曜日に生まれた子供」紺野キタ/「オールドボーイ 全5巻」峰岸信明・土屋ガロン
2009年03月29日(日)
「日本人の知らない日本語」蛇蔵&海野凪子
日本語学校の先生と、外国人生徒たちとのやり取りを描いたコミックエッセイ。
日本人でも、ほぉ〜と思える日本語ネタがたくさん。外国人ならではの、疑問質問答えなど、思わず感心してしまったりも。
日本語って、やっぱりすごくおもしろいなあ。
絵もまとめ方もとても読みやすかったです。


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「日曜日に生まれた子供」紺野キタ
おおぅ、ミドルエイジ(一部シニア)ラブ(一部百合)でした。
うーむ。爺萌えがイマイチわからないので、さらりと読みました(笑)
やっぱりこの人の描く女の子がかわいいなあと思うのです。


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「オールドボーイ 全5巻」峰岸信明・土屋ガロン
10年間、理由もわからず軟禁されていた五島は、解放された後、自分をこんな目にあわせた相手を探し始める。
"彼"は、次第に五島の前に姿を現すようになり、その"動機"を五島に思い出させようとするのだった…。

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韓国映画「オールドボーイ」を数年前に見まして、原作漫画もそのうち読みたい…と思い続け、どれくらいの時が経ったのでしょうか(笑)
ついに読みました! ついに、というほどのことでもないですが…。
映画の筋立ては、原作漫画と大きくは変えてなかったんですね。動機は違ったけど。
いやあ、映画はうまいことできてるなあ…と改めて感心しました。
漫画もおもしろかったですけどね。最後までハラハラさせられたし。ただ、女の子の使い方が、映画の方が格段にうまいなと思いました。
漫画も読んでみて損はないと思います。


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