| .....PAPER MOON |
| .....HOME .....MAIL .....OLD .....INDEX .....NEW |
「きのう何食べた? 2」よしながふみ 2008年11月24日(月) 弁護士の筧史朗の日常を、彼が作る料理のレシピと共に描く。1巻より、レシピが中心だった気がする2巻です。 私は料理しないので流し読みなんですが、料理番組とか好きな人は楽しいんでしょうね。 レシピの合間には、筧史朗を取り巻く人間模様。第1話のクリスマスの食事の話、いいですね。口に出しては言わないけど、わかってくれてるっていうの。 |
「フリーランチの時代」小川一水 2008年11月23日(日) 短編集。おもしろかった!1編ずつ感想書いていきます。 「フリーランチの時代」 火星の探査基地に暮らす4人のうち、三奈は屋外活動の最中、不注意から致命的な怪我を負う。しかし、「生きる? それとも死ぬ?」という声が聞こえてきて、三奈は生きていた。それは、異星人の声だった…。 いろんな宇宙人とのファーストコンタクトの話がありますが、なかなかコミカルでおもしろかった。4人の反応とか、宇宙人とのやり取りとか。 「Live me Me」 交通事故で脳死寸前になった女性。五感のすべてを奪われ、暗闇の中にいた彼女に、ある時光の点が届いた。その方法とは…。 こういったテーマの小説は今までにもあると思うのですが、描き方がとても鮮やかでよかった。特に最初の方、だんだん文章を綴れるようになって…のくだりがすごくよかったです。恋愛モードも入れつつ、自分であることとは、というテーマを見事に描いているのが素晴らしい。 「Slowlife in Starship」 低加速船乗りの十軒原は、人嫌いで、ロボットのミヨだけをお供に星から星へと渡り歩く毎日。この時代、完全に引きこもって生活することも可能なのだ。しかし、とある星で出合った事件で、ちょっとした心境の変化が…。 もうちょっとミヨが重大な役割を果たすのかなと思いましたが、そういう話ではなかったんですね(笑) 「千歳の坂も」 いつの間にか不老不死を実現してしまった社会。延命処置を受けないこと、自殺することは罪となっていた。厚生勤労省健康維持局に勤める羽島は、一人の女性に、いつものように延命措置をうながしに行ったのだが…。 死から遠のいた世界が、すぐそこにある世界のように描かれていて、ほんのりブラックな一編。 終わり方がちょっとぴんとこなかったんですが、前半はおもしろかった。 「アルワラの潮の音」 「時砂の王」のスピンオフ。異国が舞台のため、名前などに馴染みがなくてちょっと読みにくい感じ。 「時砂の王」あんまり好きじゃなかったしな…。 「フリーランチの時代」と「Live me Me」がよかった! ★★★★ |