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「詩人(うたびと)たちの旅」ダイアナ・ウィン・ジョーンズ
2008年06月14日(土)
「デイルマーク王国史」四部作の一作目。
町から町へと旅をする吟遊詩人のクレネン一家。南部へ向かう一人の少年を馬車に乗せた時から過酷な運命が一家を襲い始める。
父は殺され、母は元許婚の下へ。屋敷を抜け出した兄弟たちだったが、兄は運び屋の疑いをかけられ囚われる。姉と末弟のモリルは、二人だけで少年を南部へ連れて行こうとするのだが…。モリルは、徐々に父の裏の顔を知ることになるのだった。

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うーん、こういうどんよりした話はあまり好きじゃないんですよね…。
後半、だんだん魔法的な(?)話になってくるんですが、モリルの発揮するその力以外は、架空の土地ではあるけど現実的な世界なわけで。その力だけが浮いている感じがしてしまいました。他の人たち(登場人物)は、そういうのを普通に受け止めてるんですかね。

話にも人物にも愛着がもてないまま、終わってしまいましたが。四部作ということなので、あと三冊。どういう風につながっていくのかな。
★★
「魔法がいっぱい」ダイアナ・ウィン・ジョーンズ
2008年06月10日(火)
大魔法使いクレストマンシーシリーズ外伝。短編4本を収録。
どれもおもしろかった!
これで、翻訳されてるクレストマンシーシリーズはおしまい。寂しいなあ…。

「妖術使いの運命の車」
魔力をクレストマンシーに奪われてしまった妖術使いが、違う世界へ行き人生をやり直そうとして銀行強盗をするのだが…。車で逃げようとして道端の車を盗んだはいいが、動かし方がわからない、交通ルールもわからない、おまけに少女と犬が乗っていた…。
ドタバタな感じで楽しかった。

「キャットとトニーノと魂泥棒」
クレストマンシー城に連れて来られたトニーノ。今まで一番の年少者としてみんなに面倒を見てもらっていたキャットは、その座を奪われておもしろくない。しかも、クレストマンシーはキャットにトニーノの面倒を見るように頼んでくるのだ。ゲイブリエルの見舞いを頼まれて、二人で出かけたはいいのだが、帰りの馬車で記憶を奪われてしまう…。
キャットのその後が見られてちょっとほっとしました。元気にやっているようでよかった。

「キャロル・オニールの百番目の夢」
売れっ子夢見師のキャロルだったが、突然夢が見られなくなってしまう。クレストマンシーに会いに行ったキャロルだったが…。
夢を物語のように売るというのが、すごくおもしろいですね。巻き取り機ってどんなんなんだろうとか考えると、うっとりします(笑)

「見えないドラゴンにきけ」
なにもかもがきっちりと決められた世界で、破壊の賢人が生まれた。その破壊の賢人である子どもタスパーは、父親によって忘却の珠に包まれ異世界へ移される。珠に包まれたまま数年が過ぎ、クレストマンシーが珠の中から彼を救い出した。異世界で成長していくタスパーだったが…。
神話のようなお話でした。予言と時の齟齬など、よくできてるなあと感心。
★★★☆


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