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「Beautiful Sunset」小玉ユキ
2008年05月27日(火)
「Beautiful Sunset」
友だちのつきあいのフリで職員室に通う杏の目当ては、実は保科先生だ。車で送ってもらった杏は、高台の公園でキスされるのだが……。不器用な女の子が主人公のお話。先生、それは犯罪ですよ。

「柘榴」
自転車で二人乗りする二人の関係は、恋人ではなく、柘榴のような……。
これといったストーリーがあるわけではなく、詩的なショートショート。

「さくらんぼうの宴」
ある日、家の前に大金と共に置かれていたおじじ。二人は、おじじの面倒を見始める。
なんか、すごくシュールです……。でもこれは割りと嫌いじゃなかった。

「満員電車のススメ」
彼女は、満員電車の中で考える。満員電車ではこんなに他人とくっつきあってるというのに、恋人との隙間は埋めがたい…。
これもシュールなような詩的なような。

「ゆびきり」
「いつになったらやらしてくれんの?」「じゃあ30歳?」
15歳の時の約束を守って、もう既婚のたえのところに、ケンはやってきた。
絵がなんだか雰囲気違う!


小玉ユキ短編集その2。初期の作品を集めたものらしいです。
ちょっとシュールで不思議な雰囲気の話ばかり…。
うーん、個人的には、どれもあまり好きではなかったですね…。うーん、最初の2冊は大好きだったのになー。それ以外がどうにも好きと思えないのが不思議。
「クリストファーの魔法の旅」ダイアナ・ウィン・ジョーンズ
2008年05月25日(日)
クリストファーは幼い頃から夢の中でいつも不思議な世界へ行っていた。岩場を抜けて谷を降りていくと、谷ごとにそれぞれまったく違う世界が広がっているのだ。
それは、クリストファーが夢の中で別世界へ旅することができるほどの強い魔力を持っているということだった。それに気づいた伯父のラルフは、実験と称して、クリストファーに別世界からの荷物を運ばせるようになった。
夢の中で何度も命を落とす怪我をするクリストファー。そして現実でも同じように命は奪われていく。彼は命が九つある大魔法使いなのだ。それゆえに、次代のクレストマンシーとして、城に引き取られることになるのだが…。

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大魔法使いクレストマンシーシリーズの一冊。
他の作品ではクレストマンシーとして登場するクリストファーの子どもの頃の話です。クレストマンシーとは、魔法の使われ方を監督する大魔法使いがなる役職。

やー、これおもしろかったです。この本が3倍くらい厚さがあって、もっとたっぷりそれぞれの場面が読めたらいいのにと思います。
夢の中で一緒に旅することになるタクロイだとか、違う世界に暮らす女神とかキャラクターもすごくいいし、何度も死んでしまうことになる残酷さとか…。夢の中の様子も雰囲気があっていいし、どうして現実世界で魔法が使えなかったのかとか、魔法を覚えていく場面とか…。
クリストファーにもこういう時代があったんだよなあって思えるのもいいですね。
★★★★


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